世界をあっと言わせる未来MONOM

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2005年01月23日
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テーマ: 宇宙(920)
カテゴリ: 宇宙・自然
もはや止まることはないスペースデブリ…!



<写真:美星スペースガードセンター・地球近接小惑星観測施設>
 しかも、それらの速度は、時速3万6千キロと超高速。ゴミと化した人工衛星は制御されていないので、少し軌道がズレるとぶつかり合い、地球に降り注ぐ。
 '96年にはフランスの小型偵察機が、'97年にはアメリカのロケット燃料タンクが、'01年には宇宙ステーション”ミール”の20トンの部品が大気圏で燃え尽きずに地球に落ちた。燃料を使い切らずに役目を終えた人工衛星が落ちてくると地表は火の海となるだろう。また核燃料を用いたタイプが落ちたら、一大事だ。先進国ならまだしも、レーダーが高度でない発展途上国ならそれが「どこぞの国が落とした爆弾だ!?」と思い、第3次世界大戦の引き金にもなりかねない。そういう恐怖をもはや無視することができなくなったのか、国連がようやく策を決めたようだ。
 国際的な法案が'01年から検討されていた。NASAや日本を含む世界の宇宙機関が出した案は、
1.設計段階からゴミを出さない工夫をする
2.寿命を終えた衛星は制御して安全に海洋に落とす 
3.他の衛星に衝突しないように軌道修正する 
4.燃料を使い切る

 スペースガード、スペースデブリ問題はまだまだ続くだろうが、この安全管理が世界67カ国で指針された。ようやくか、といったところか。





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Last updated  2005年01月24日 10時40分56秒
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