総製作費12億円をかけた空前の潜水艦アクション・アドベンチャー・エンターテインメントですが、
12日目の3月16日までにはやくも、興行収入10億円突破した、妻夫木聡の初主演映画となった作品です。
2000年の「亡国のイージス」の原作「終戦のローレライ」の作者福井晴敏と特撮監督の樋口慎とのコラボレーションによる、世界最高の音響システムで知られるジョージ・ルーカスのスカイウォーカーサウンドを使った豪華プロジェクトで制作された映画です。
1845年、第2次世界大戦最終戦局にあたって、ドイツが降伏しその後、隠密裏に接収された驚異的な戦闘力を持つ潜水艦は、超高感度の新型策敵装置【ローレライ・システム】を搭載した戦利潜水艦・伊号第五0七潜水艦=イ507は 「 鋼鉄の魔女
」 と敵国から恐れられていました。
8月6日に広島に原爆が落とされ、最後の切り札となっていたローレライは、次なる爆撃が本土に及ぶのを阻止するために出撃命令が出されることになります。
定員に満たない寄せ集めの生き残り兵士70人で構成された乗組員が
「 最後の日本存亡の希望
」だった。
たった1挺の潜水艦が敵地 「テニアン島」 守備艦隊 に乗り込んで行くという、通常あり得ないとも思われる戦いには、やはり神懸かり的な、なにかが必要だったのでしょうね。
それが、「ローレライシステム」ということになります。
試写会等の前評判では、そうとう評価が低かったので、観る予定には入っていなかったのですが、たまたま劇場指定券をいただいたので、その劇場で上映中の映画の中で唯一まだ観てなかったのが「ローレライ」でした。戦争映画も好きではないので、まったく期待せずに観たのですが、これは周りで言われるほどひどい映画ではなかったです。
むしろ 私的にはおもしろかったです
。
役所広司の役どころの艦長、絹見真一 少佐は観ていてまるで、「宇宙戦艦ヤマト」の船長のようだ!~っと思いました(笑)
やるじゃない、役所さん~~♪かっこよかったです。
唯一ローレライシステムを知る 軍属技師 高須成美(元帝国海軍・大尉) を演じる石黒賢さんは、元々は青春スターだったのに、最近あくの強い役が多いですね、今回もごたぶんに漏れず、怪しい役を怪しげに(笑)演じていました(≧∇≦)ノ彡☆ははっ(それで、褒めたつもりか・・・w)
主役の妻夫木君は彼のキャラクターにぴったりな真っ直ぐで心優しい役どころでした。
まぁ、多少、これは~あり得ないだろう~みたいなシーンもありましたし、ありゃ、これは模型ですか?・・みたいな部分も多少あったり~の、映像的には、手放しで素晴しいとは言い切れないまでも、ストーリー的に 近未来映画
「マイノリティ・リポート」 でも使われた超能力者の力を利用した、システム的なものが、「鋼鉄の魔女」としてこのローレライで重要な役目を果たします。
そして、ラストシーン、「こんな小さな女の子のために日本は戦ったのか!」 と、その「テニアン島」でローレライと戦った 生き残りの米兵士のセリフ
とその兵士をインンタビューしていたライターの腕にはめられていた 時計
が効いてました♪
~おしまい~
『ローレライ』オリジナル・サウンドトラックCD 2,381 円
*サントラは「GOOD LUCK !」「ウォーターボーイズ」「オレンジデイズ」の売れっ子作曲家、
佐藤直紀が音楽を担当 主題歌のヘイリー「モーツァルトの子守歌」他
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