「 椿山課長の七日間(2006) 」
「地下鉄(メトロ)に乗って」に続く浅田 次郎作品の映画化の公開です
突然死んだと告げられ、元の世界に逆送されて残された思いを遂げようとする3人が、ハート・ウォーミングコメディタッチの中に、子供を心から愛する父親、子分を心から心配するヤクザの親分、そして、自分を捨てた親にひとめ会いに行きたい思う息子のエピソードがみごとにリレーションを持ちながら織りなすドラマに涙させられる映画でした。
西田敏行はそれ以上でもそれ以下でもないと思える、彼独特の味とタッチで演技と声で楽しませてくれます。
西田敏行の生まれ変わりとなって登場する伊藤美咲は、すらっとした美人ですので、コミカルな中年男の演技がミスマッチで楽しいです。
子役のひとり志田未来は、今ドラマで「14才の母 (2006)」のヒロインを演じている大人びた演技が巧い少女ですが、本作でも安定した巧さを見せています。
そして、今、子役と言えば神木隆之介と並んで1番か2番目には名前が挙がるであろう、「ALWAYS 三丁目の夕日 (2005) 」や「 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル (2006) 」の須賀健太も、なかなか良かったです。
一番の見所は、現世に逆送して、自分の知らなかった現実を垣間見る事になり、やけ酒を飲む伊藤美咲演じる椿山が口説かれるシーンですね。そして、ヤクザの親分竹内弘実の現世の姿となった、ヤクザの自分と普通の家庭に預けられて育った息子になりすましての自分との間で迷いながらの成宮寛貴の微妙の演技が良かったです。
出版社:朝日新聞社
サイズ:文庫/405p
発行年月:2005年09月
税&送料込 630 円
~おしまい~
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