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ツール・ド・フランス2016
2015.03.24
実は沖縄を走ってきました(その8)
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「今帰仁城(なきじんぐすく)」
その昔、日本が鎌倉幕府であった頃、沖縄はグスク時代と呼ばれます。小さいながら、3つの勢力が争った時代があったのです。その勢力のひとつである北山の拠点が今帰仁城だったのです。
今帰仁城は国道505号線より内陸に、数キロ上った所にあります。小高く一望に海が見渡せる場所に城壁がうねる様に張り巡らされているのです。吹曝しのその場所は、まだ朝の10時とあって、観光客もまばらで閑散としていました。なんと言っても「寒いっ。」の一言です。
世界遺産としても登録されている場所であるので「これは見ておかないと。」と思い、早速400円の入場券を購入してグスク散策を始めました。
なるほど、今帰仁城の城壁は7~8mほどもありましょうか、日本の大阪城とか姫路城から比べると雲泥の差があるように感じました。日本のお城の城壁はとても登る気にはなりませんが、グスクの城壁は自分でも登れてしまうほどなのです。これでよく敵からお城が守れたものだと不思議でたまりません。
沖縄の歴史は詳しくないので、定かではないですが、推測するに沖縄では城壁は自国の領土を管理する目的が主であって戦いに使うものではなかったのかも知れません。それとも、私たちが考え付かないような敵撃退の工夫がなされているのかも知れませんが。歴史上では、幕末に薩摩藩の侵攻により日本の領土となってしまったのもその守りの甘さだったのかも知れません。
結果、沖縄は第二次世界大戦時に巻き込まれて大変多くの犠牲者を出すに至ったのです。そして、今でも名護市辺野古への米軍移転の問題で揺れ動いています。地元の人達が沖縄を守ろうとする気持ちはこの今帰仁城へ立つと良く伝わってくるのでした。
本来沖縄は幸せの国、竜宮城だったはずなのです。
本門である平郎門をくぐり、階段を上ってゆくと御内原(うーちばる)というお城に使えた女官の生活の場所と伝えられている所にたどり着きます。城内としてはとても神聖な場所であると言うことで、そこからの眺めもすばらしいものがありました。相変わらず、天候は曇りでしたが、白波がたつ海原が見ることができ、ひと時その時代の人々の生活に自分を同化してゆくのです。
しばし感傷に耽って、ふっと気が付くと、「さむっ!」。
じっとしていると寒さで気分は現実に引き戻されてしまい、「帰ろう、帰ろう。」といそいそと今帰仁城を後にするのでした。
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Last updated 2015.03.26 09:45:55
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