かつて体験したことの無い距離と時間を走るには、秘策が必要となります。それは、不安を払拭するための布石だとも言えます。
その秘策とは?
自転車上の空間はかなりオープンな感じとなっていますが、実際は狭い空間であると言わざるを得ないのです。つまり、身動きの取れない空間であるからです。
自転車をコントロールするのは、サドル、ペダル、ハンドルの3箇所です。ペダルは固定されてしまうので、常に低位置でぐるぐる運動するだけです。
サドルの自由な動きは、前後と上下のみになってしまいます。それもわずかな距離の可動域しか確保できません。ほとんど、固定されていると言っても良いほどです。ただ、シッティングとスタンディングでは腰の位置が随分と変わるので、ペダルほど窮屈ではなさそうです。
そうすると、残されたハンドルがこれらのうちでは、最も自由度が高いのではないかと思われます。
もともとドロップハンドルという形は、その自由度を高めるための形だとも言えます。積極的に走るための、前傾のきついシタハン。巡航で走る場合のグリップポジション。風の抵抗を最も受け易いリラックスポジションのマエハン。という風に、ポジションを変えることで、フォームに変化を付けることができます。
ただ、それでも充分かと言えばそうでもなさそうなのです。ロングライドの場合には、やがてつらさが前面に出てくる状況に追い込まれるでしょう。
そこで、秘策をどの部分に持たせることができるのかが課題となってくるのです。
すでに秘策はいくつか考えられています。その秘策の登場がどの時点となるのかが、楽しみでもあり不安でもあります。
トランスフォーマーのように機材が変身するのがかっこいいと妄想する店長でした。