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2004.03.03
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失敗をするということは恥ずかしいことなんでしょうか?

私の場合には起業してビジネスを行っています。
事業目標があり、それに対して戦術レベルでのいろいろなチャレンジを行っています。

企業の経営資源は、ヒト、モノ、カネ、情報ということでこれらの資源を使ってビジネスを展開しようとしますが、やはりこれらの資源の活用方法や展開方法などでも小さな失敗から大きな失敗までいろいろな体験をしています。

しかし、これらの失敗は最終的な目標の達成のための過程(プロセス)でしかないと思っています。

当社の場合には、ヒトの部分では、常駐の社員と契約の社員、外部のパートナーなどの協力で会社が成り立っています。しかし、方向性の違いや作業品質などの能力の問題、スピードの違いなどから当社にマッチしないということがあります。その場合には、やはり去ってもらうしかありません。仕事に慣れてもらうまでに投資はしていますが、将来的なビジョンの共有がなされないまま会社に関わってもらうということでのロスコストを考えると大手企業のように残すという選択はできません。

ヒトに関してはこのような採用、提携の部分での失敗は多くあります。しかし、これも組織を強化していく過程だと考えています。

失敗は恥ずかしいということを考えていると起業などできません。自分で会社、組織を一から創っていくのと、作ってある組織の一員になるのでは苦労の度合いが違います。しかし、最終的な自分の目標達成のためには、起業という選択をした訳なので目標達成の過程である失敗は恥ずべきものではないと考えています。

・失敗を失敗と認めると失敗になる

・成功から学ぶものは少ない、失敗から学ぶものは多い
・自分の失敗は分析したくないが、他人の失敗は分析したい
・失敗が行動力の源泉になる

組織を一人で一から創っていくという起業を行う人間は、ある意味、従来の日本型の教育から逸脱した思想を持っているのかもしれません。

私は、大学のでは教育学部に通っていました。
両親も学校の先生ということもあり、学校教育の現場のことは普通の人よりも知っているかもしれません。
前職時代は海外の教育機関との交流もあり、欧米の学校現場での子供に対する教育理念と日本の学校教育の現場での理念の違いということをいつも感じていました。

もともと、日本では集団主義の発想が強く、個人の責任に関することでも集団で管理し何か起これば連帯責任だとする傾向があるように思います。高校野球の不祥事などに対する対応もそうですし、実際に私も高校時代にはクラブ活動の部長をしていましたが、他の部員の不祥事で試合への出場停止と丸刈り(笑)を命じられました。

欧米の文化は「罪の文化」
日本の文化は「恥の文化」
と対比されますが、日本の他律的な「恥の文化」での教育での人間形成が個人の成長を妨げているような気もします。



また、大手企業に勤めているということが自身の拠り所で実際に自分が何をしたいということが見えないサラリーマンが非常に多いという現実や会社を辞めたいと思っていても踏み切れないという現実も、これらの学校教育の集団管理の考え方や恥の文化が染み付いていることの証明ではないかと思っています。

最近は警察などの行政機関などの不祥事もみ消し問題がクローズアップされています。正義を守る警察機関でも正義より名誉が優先されているようです。

我々、日本人は、自分が何がしたいのかということを考えることさえも考えることができなくなってきています。

また、人間の評価としても、その人自体が何をしてきたか?どの様な人格の持ち主か?などということより、どの学校の出身か?どのような集団や組織に属しているか?その中での地位は?などについての評価が社会的な評価の場合は一般的になっています。

逆に、組織や集団という看板が無い、またはインターネットなどの匿名性の世界では、とたんに我がままで身勝手になる傾向にあるようです。


他人から見れば集団評価、一般的な評価の観点で失敗かもしれませんが、自分の評価基準では成功のプロセスなんですから。

ただし、失敗して他人に迷惑をかけた時には責任を持って対処するということを考えることが重要ではないかと思います。





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Last updated  2004.03.07 11:40:04


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