マグリットの空の下から            Memoires d'une sablonaise

マグリットの空の下から            Memoires d'une sablonaise

2008/08/12
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今回の在外生活で最後と思われる夏。

6年の放浪生活の出発点であるところにもう一度戻ってみたい、
というよりは、
一人旅は寂しいから、行けば誰かいるであろうトゥールーズに行ってとりあえず旅行気分を味わうか、という消極的な理由のほうが大きかったのですが・・・

行ってみて、よかったなぁと思いました。
何年も音信がなかったにもかかわらず、連絡を取ったら快く時間を取ってくれた友人たち。
アポなしでふらっと立ち寄ってみたにもかかわらず、笑顔で迎えてくれたホストマザーと語学学校の先生。みな、私が会いに行ったことをとても喜んでくれました。
そして、彼らが喜んでくれることがまた私には嬉しくて、ここまで来てよかった、としみじみ。


私がいる間ずっと工事をしていた地下鉄の二本目の路線が開通。
自転車通学の私を泣かせた狭い車道と細い歩道が入り混じる中心街は、一部歩行者と自転車専用道路になっていました。あの頃こうだったら、毎日通学のたびに泣かなかったかも。

でも、犬の落し物の多さはあいかわらず。
記念にしっかり写真も取ってきました。

そして、トゥールーズらしさの最たる「拒絶」も久しぶりに味わいました。
待ち歩きに疲れ、一人でカフェに入ろうとした時のことです。
天気が良く、テラス席にはだいぶ人が入っていましたが、
空いているテーブルが少なくとも4つありました。
私「Bonjour!」(ボンジュール!)
店の人「Bonjour」(ボンジュール)
私「Je peux m'installer ici?」(ここに座ってもいいですか?)

私「! Bon.... Merci, au revoir」(!・・・そう。どうも。さよなら。)

そう、こんな思いをトゥールーズで何度したことか!!
あー懐かしい!!!こういう嫌な思いをするのは本当に久しぶり!
「久しぶりに戻ってみれば、トゥールーズもいいところね」なんて思い込まずにすみました。
その日の夜あった友達にこの話をしたところ、「冗談だったんじゃない?」・・・

同じ日にホストマザーと同じようなカフェに入ったのですが、ホストマザーはお店の人に挨拶もせずテラス席の空いているテーブルに直行して座っていました。
今回の滞在中会った人のうち、4人は生粋のトゥールーズ人。
すごくいい人たちだし、私を大事に思ってくれるのに、なぜ見知らぬトゥールーズ人と私はこうも合わないのか?謎です。

4日間(途中で一日モンペリエに行っていたので実質3日)しかいなかったのに、
これだけ私の感情を掻き立てるトゥールーズ、恐るべし。





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Last updated  2008/08/15 08:12:56 PM


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karlneuilly @ Re:My happy happy birthday(08/31) 誕生日おめでとうございます。 ブリュッ…
MORONEE @ Re[1]:うり坊21さん うり坊21さん、こんにちは。 今回日本…
うり坊21 @ Re:トゥールーズに里帰り(08/12) MORONEEさん、ご無沙汰しております。 在…
MORONEE @ Re:良かったですねぇ(07/23) ピンク・ラ・フランスさん、 コメント…
ピンク・ラ・フランス @ 良かったですねぇ 人様のことながらホッとしました。 一言…

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