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2024.08.17
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カテゴリ: チェロ
コダイという作曲家のことは無伴奏チェロ・ソナタOp.8以外知らなかった。カミさんのピアノの先生から「チェロとピアノのためのソナタOp.4」は良い曲ですよ、と言われてこれも弾くようになった。数年前に一年かけて練習してあちこちの本番で弾いた。
 カミさんがコダイにソナチネという曲がある、と言って練習を始めた。付き合い上私も練習しなければならない。それほど難しいわけではないが、ほとんどチェロの音色の魅力だけで成立しているような曲だから、聴き手に感銘を与えようと思ったら大変だ。
 練習していると、楽譜に指番号が振ってあるのに気づいた。校訂者の名前など書かれていないから、これは作曲者自信の指示だろう。コダイはチェロも弾けたと聞いたことがある。その指示された指番号に従って弾くとさまざまなことが変わってくる。チェロの冒頭はソ(G)ーレ(D)から始まる。ソはD線の第一ポジション、レはG線の第一ポジションで弾ける音で五度の関係だ。普通はどちらも1の指で弾くだろう。ところが書かれた指示はソが2、レが1だ。この指示が意味することは、どちらの音にもしっかり重みを乗せ、ヴィブラートをかけよ、ということだろう。これに気づいて指番号の指示を見ていくと、随所に音楽的な要求を盛り込んでいるのがわかる。
 作曲者は一般に自分の思いを演奏者に伝えるのに苦労する。シューマンは母国語でなければ表現できないからイタリア語でなくドイツ語で発想記号などを書いた。ブラームスの独特な発想記号も、読み解けばブラームスの思いが理解できる。コダイはその思いを指番号に乗せて書いている。これは初めての発見だ。





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Last updated  2024.08.17 08:45:12
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