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今度の家の庭は広い。50坪近くある。2年ほど放置されていたからジャングルのようになって悲惨な状態だった。それ以前も賃貸に出していたからまともな手入れはされておらず、勝手に生えた木が大木になっていたりした。11月に越してきて12月に植木屋を呼び、何本か木を切ってもらってだいぶすっきりした。その後冬の間から雑草と戦ってきた。週に3回以上庭仕事をしているように思う。夏になって雑草も元気いっぱいだがなんとかコントロールできている。 植木屋は6月にまた来て、梅と桃の木の剪定をすると言っていたが、今日やってきて仕事をしていった。開口一番、がんばったじゃないですか!と言われた。草取りに一日、剪定に一日かかると思っていたが、一日もかからないとのこと。苦労が報われたような気がする。
2024.06.17
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両親の実家が東京だったので物心がついたころから頻繁に東京に行っていた。私自身は北九州市の八幡で生まれ、中学三年の夏休みに親の転勤で東京に引っ越した。その後大学院修士課程修了までの10年間を東京人として過ごした。子供の時によく行っていて子供から大人になる10年間を過ごし、就職して東京を離れてからも親がいるので頻繁に東京に通っていた。転勤など移動が多く故郷というものが無い私にとって、東京が故郷の代わりのようなものだ。 今回、木更津に引っ越すとき、東京の母の家に入る、という選択肢も考慮した。また高齢の母が亡くなったら東京に引っ越すという選択肢は残っている。だが、おそらく東京に引っ越すことはない。東京に住んでいる人には申し訳ないのだが、東京に住むメリットはほとんど見つからない。なにか良いことってあります?東京の嫌なことなら直ちに10個くらい即答できるのだが。それに対して木更津市は非常に良い。スポーツカーが生き生きと暮らすことができる。道が空いている。どこに行くのにも駐車場の心配をしなくてよい。外食の店のレベルが高くリーズナブルだ。食材も良いものが安価だ。美味しいクロワッサンが250円で買える!空が広い。静かだ。家が広い。良い室内合奏団が近くにある。上手なプロのヴァイオリン奏者がトリオをやりに来てくれる。近くに弦楽器専門店もある。 これ以上何を望むのだろう?
2024.06.15
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今週も関西で仕事だった。今回は3コマだけの授業で早く仕事が終わるので飛行機で帰ってきた。看護学校から三宮駅まで歩き、ポートライナーで神戸空港に着くのに40分くらいだった。これで飛行機の離陸の45分前だ。神戸空港は飛行機の発着便数が少ないローカル空港だから、保安検査場もガラガラだし、待合室も空いている。優先搭乗の搭乗開始が15分前から始まり、窓際が次だ。私は比較的前の方の窓際の席を取ったのですぐに乗り込む。ほぼ満席で大荷物を機内に持ち込む人が多く、全員が着席するまで大変そうだったが定刻までに終わった。先週の新幹線では横幅の極端に大きい男が隣席からはみ出してきて不愉快だったが、今回は普通の体型の女性だったので快適だった。 飛行機は定刻より少し早く離陸し、到着も少し予定より早かった。天気も良く、下の景色がよく見えて楽しかった。神戸空港を西に向かって離陸した後明石海峡大橋の上で右旋回し、六甲山の上から仁川の阪神競馬場のそばを通り武庫川や淀川を越えて東に向かう。伊勢湾もよくわかったし、伊豆半島の南端近くから房総半島の館山湾を通る。このまま木更津上空から羽田かと思ったら違った。房総半島を北上し東京上空に入った。原宿のオリンピックプールや体育館の上から目黒上空を降下しながら進み大井競馬場のそばから羽田に着陸した。 スカイマークは羽田では冷遇されていて第1ターミナルの外れに停止する。運が悪いとゲートではなくバス便になるから今回は運が良かったと思うべきだろう。外に出て木更津駅東口行きのバスに乗る。この便は金田バスターミナルに寄らないからバスからカミさんにメールして木更津駅に迎えに来てもらった。 夕食前に帰り着いた。夜行バスより疲れが少なく料金は夜行バスと新幹線の中間くらいだ。天気が安定しているのなら最も使いたい交通機関なのだが、4コマ授業がある日だと都合の良い便が無い。
2024.06.12
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木更津に来て、六甲山のような道がないのでバイク(スズキのGSX-S125)に乗ってもあまりおもしろくないと思っていた。先月、定期点検とオイル交換にショップに持っていったらタイヤとチェーンと前後のスプロケットを交換することになり、軽自動車税の支払いも重なって10万円ほどの出費になった。それなら気候も良いしもっと乗ることにしようと思った。 関西で乗っていたときからバイクにはスマホのホルダーを付けていない。知っている道を走るなら良いが六甲山の知らない道を走る時はナビが欲しいところだ。それをあえてナビ・アプリをスマホで使うという王道を採用しないのは、言ってみれば「脳トレ」だ。脳内の記憶システムのかなめになる「海馬」は記憶と地図情報の理解という2つの機能に関わっている。新しい場所へのルートを考え記憶するという行為は海馬における神経細胞の新生とその脳回路への組み込みを促す。ロンドンのタクシー運転手を長くやっていると海馬が有意に大きくなるという研究がきっかけになってわかってきた事実だ。 六甲山の新しいルートを走ろうと思ったとき、地図を念入りに見て、家から目的地、目的地から家までのルートを覚える。交差点の名称、目標となりそうな建物などを記憶に書き込む。その予習をしてからバイクでそのルートをたどる。4,5回同じルートを走ると覚える。するとこのルートから派生する新たなルートが開拓できる。そうやって六甲山の様々な道を覚えた。 これからは房総半島で同じようなルートの開拓をやってみようと考えている。
2024.06.08
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ほぼ毎日チェロとピアノの練習をしている。ここのところ時間で言うとチェロの方が短いような気がする。これはチェロに手抜きしているということではない。 チェロは「自分が出してしまった音を監視する」ということを自分に課している。発音、音程、歌い方、音量などすべての項目について、今の音が自分が出したかった音だったのか?という問いを持って自分の音を監視する。当然、不合格の部分が多い。そのたびにそこを練習する。練習でも不合格になるとゆっくり体の動きをチェックして失敗の原因を探り、解決法を考え、そのための練習を実行する。頭を使うので集中力が保つ時間は1時間くらいが限界だ。これを超えるとただ弾いているという状態になり悪い癖だけが身体に定着する。そうなったら潔く止める。結構へとへとになる。 ピアノは、、まず弾けるようになった3曲を暗譜で2回ずつ弾く。次に練習中のバッハの6声のリチェルカーレに取り組む。ピアノの初見能力は小学生の時代に比べると恐ろしいほどに無くなっているから、片手で弾きゆっくり両手で弾くということを毎日繰り返して手に(本当は小脳と基底核に)覚えさせていくという作業になる。ただの反復練習だから頭は疲れない。それで1時間半くらいは平気で練習できるのだ。
2024.06.06
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仕事のために毎週関西に往復している。5月から6月にかけて8回だけだが、すでに5回が終わった。往路はすべて夜行バスだ。東京駅から神戸三宮駅までのJRバスの3列シートを利用している。3列でも左側のA席とB席の間は狭いので出入りが不便だ。いつも右側のC席を予約している。このバスで一番高い席になるが、それでも8000円だ。毎週利用していると割引になり、最後の予約では7450円だ。あと3回だが、すべて同じバスの同じ席を予約した。このバスは三宮に朝7時に着く。ゆっくりと朝食を取って学校まで歩いて行くが少し早い。天気が良ければ途中のベンチに座って時間待ちをしている。時間のロスが少ないのも気に入っている。 帰路については複数の手段を試している。最初は大阪駅から東京駅への夜行バスを使ったが、仕事が終わってからバスが発車するまでの時間が長い。飲み会があればちょうど良いのだが、そうでないと時間を持て余す。博物館・美術館は閉まるし音楽会も見当たらない。このバスはJRではない。予約の段階で座席指定ができないのが欠点だ。3列シートで左のA席とB席の間の通路はJRほど狭くない。しかし最初に乗ったとき1Cに当たり、これが運転席の直後で足元が狭かった。ここに当たると眠れない。 ここ二回は新幹線を使った。学校から新神戸駅は簡単で近いので便利だ。乗っている時間も短い。スマートフォンで予約しアップルウォッチのSUICAで乗車なので簡単だ。駅弁も淡路屋の取り置きサービスでストレスが無い。品川から木更津行きのバスに乗れば良いので、こちらも便利だ。良いことずくめだが、料金は高い。また、昨日は隣の席に非常に横幅のある人が座っていて、こちらの席にはみだしてくる。これは大きなストレスだ。隣に誰が来るかは運任せだが、昨日のような不運はありうることとして覚悟しなければならない。先週も新幹線だったが、強風と雨のためアクアラインが閉鎖になった。品川駅のバス停で待っていたら閉鎖になった。もちろんバス停に表示はない。自分でスマートフォンで情報を探してわかった。こうなると千葉を回る内房線で帰るしかない。強風のせいかダイヤも乱れていて、バスの予定時間より1時間以上遅く帰り着いた。いろいろ予期しないことがある。
2024.06.05
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関西にいたころは忙しく室内楽を楽しんでいた。当初木更津に全く合奏相手のアテはなく、一度東京から旧知のヴァイオリン弾きに来てもらっただけだった。その後APAの例会で知り合ったヴァイオリン弾きとヴィオラ弾きが千葉県内に住んでいるということで我が家に来てもらった。月に一度のペースでシューマンのピアノ四重奏を弾いている。 その後、あるきっかけがあってプロのヴァイオリニストと知り合いになり、我が家に来てもらった。彼女の家から我が家まで車で15分ということでご近所なのだ。最初の曲としてベートーヴェンのピアノトリオ第3番ハ短調Op.1-3を提案して演奏した。 これまでこの曲は多くのヴァイオリン弾きと(カミさん以外のピアノ弾きとも演奏している)演奏してきたのだが、プロは全く違う。2楽章の変奏曲の途中にヴァイオリンが重音で旋律を弾くところなど、アマチュアではなかなか旋律に聞こえないのだが、彼女は二人のヴァイオリン弾きが演奏しているように美しく弾く。音程も平均律ではなくその旋律、和声の要求通りぴったりだ。この曲を弾くのは初めてだそうで何度かカウントミスで落ちたが、そんなことは練習すれば解決するに決まっている。 我々も自然に全力で歌い、音楽に没入していく。やはりプロは凄い。どうやら毎月来てくれそうでありがたい。
2024.06.03
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BSテレ東の「あの本、読みました?」という番組で理系作家の特集をするというのを番組表で見つけて録画して視聴した。理系作家といえば森博嗣氏で、彼がまさかテレビに出演するとは思えなかったが万が一ということもあるので録画したのだ。HDDに録画できるようになって、つまらなかったら消去すれば良いのでこういう番組でも録画する。 見てみたら、やはり森博嗣氏は出演しておらず、他の理系作家と森博嗣氏の担当編集者だった人がいろいろ話していた。 冒頭で番組にレギュラーで出ているらしい女性二人が、理系文系について話していたが、これはまさに森博嗣氏がどこかで書いていた通りだった。つまり、「文系の人というのは、歴史とか文学とか政治・経済とかに秀でた人のように装っているが、実態は数学を早々にあきらめた人、つまり理数系ができない人である」ということ。ルート(平方根)が出てきたときから数学をあきらめたとか、物理の試験が4点だったとか8点だったとか言っている。 もちろん世の中には高校程度の数学も物理もしっかり理解していて歴史とか文学とか政治・経済に秀でた文系の人もたくさんいる。そういう人と数学ができないから入試に数学が無い大学に行ったという人を同じ「文系人間」とよぶのは失礼なような気がする。何か良い言葉を作るべきだと思う。
2024.06.02
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ガレージの建て替え工事が終わった。古いガレージは錆びて変形しており強風でいつ壊れても不思議は無い状態だったので一安心だ。新しいガレージはこれまでのものより幅が少し広く長さが少し短い。ポルシェ・ボクスターを入れるのだが、ドアがこれまでより大きく開けられるので乗り降りが楽になった。床に車止めを固定してもらったが、ここにリアタイヤが接触した状態で前後とも10cmくらいの余裕になる。車止めの後ろにフィットの冬タイヤを寝かしておける。こちらもスペースがぎりぎりだが、入ればそれで良い。 洗車道具などを置くための棚とコンセントをつけてもらった。照明をつける気になったときのためだが、狭いのでガレージで何か作業をすることは無いかもしれない。贅沢をしてリモコンで動く電動シャッターにしてもらった。外から開けて車に乗り込み車を出し、リモコンで閉める。これは楽で良い。車を出すときに道路の交通をチェックするための鏡もつけてもらった。 これまでよりボクスターに乗る回数が増えることだろう。
2024.05.30
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明日の神戸での仕事の帰りは新幹線を使ってみることにした。スマートEXで指定席を予約した。ちょうど夕飯の時間になる。車内販売は無くなったから駅弁を買って乗り込むのが良いだろう。駅弁をその場で選ぶと目移りするし焦ったりして食べてみてがっかりということが多い。 神戸には「淡路屋」という駅弁屋があり、以前食べた「ひっぱりだこ飯」は美味しかった。ここはアイデア豊かな駅弁を多数出している。この中から前もってじっくり選んだ駅弁を新神戸駅で受け取る「お取り置き」というサービスがある。今回はこの淡路屋のラインナップから「JR貨物コンテナ弁当 明石の鯛めし編」を選び「お取り置き」を注文した。美味しいと良いのだが。
2024.05.27
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旧車がブームのようで、古い車が物によってはものすごい高価格で取引されているらしい。まあ、現在新車で手に入る車に魅力が少なくなっていて相対的に昔の車のほうが面白い、という意見には賛成できる部分もある。しかし、昔の車は嫌なことも多かった。今人気のスカイライン(いわゆるハコスカ)に乗っていたことがある。テニスの友人からタダでもらった2000GTのセダン(GC10)だが、問題が多かった。排気系が錆びて穴が開いていてうるさく、最後には高速道路でマフラーが脱落して車を止めて拾いに戻るハメになったし、ヘッドガスケットが壊れてオイルと冷却水が混ざり、一升瓶に水を入れて持ち運ぶ必要があったし、クラッチは重くハンドルは鈍かった。いくら修理したところで現在の車のレベルには及ばないだろうし、またどこかが壊れるだろう。 日本車は1985年頃から壊れなくなったような気がするが、それより前の車は新車で買っても運が悪ければ路上で立ち往生した。ドイツ車だって1995年頃まではよく壊れた。イギリスで乗っていたフォルクスワーゲン・ポロは二度も救援を呼んだ。ポルシェが丈夫になったのはボクスターが発売され911が水冷になってから後のことらしい。これより前の車を買ったらいつどんな壊れ方をするか予想できないような気がする。また、基本性能が低かった。1979年に新車で買ったトヨタ・スターレットは標準装備がラジアル以前のバイアスタイヤで、雨になると簡単に浮き上がり恐ろしかった。そんな車をトヨタは平気で売っていた時代だったのだ。新車でもそんな状態だった車、しかも多分10年保てば良いくらいの考えで設計された車を、大金を払って買い大金を払って修理するのは私はお断りだ。 どうも他のブームと同じように、誰かブームで得をする人たちが仕掛けてカモを引っ掛けようとしている気配がする。
2024.05.25
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看護学校の仕事のために週に一度神戸に行っている。これで3度行ったがすべて往復とも夜行バスだ。往路はJRバスで東京駅八重洲口から神戸三宮駅行き、復路は神姫交通で大阪駅発東京八重洲バスターミナル行きだ。どちらも三列シートを予約している。木更津駅から東京駅は、往きは運行の正確さを期待して内房線快速、帰りは速さを期待してアクアラインのバスだ。よく眠れたという印象はないが全く眠れなかったわけでもない、くらいの眠りだが、1時間半の授業を4コマこなして、特に体力が保たないとか眠くて困るということもない。これで済めばホテルに泊まる必要もなく費用も安い。 往路は三宮駅に朝7時ごろ着く。ゆっくりと朝食を食べて8時、学校に入れるのは8時半なのでどこかのベンチで時間をつぶしている。復路は時間が余る。授業が終わるのが4時半でバスが出るのは10時だから長い。先週はちょうど飲み会が入ったので良かったが、そうでないと本屋やヨドバシカメラを回っても持て余す。 次回は試しに帰路を新幹線にしてみようかと考えている。
2024.05.23
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3週連続の本番が昨日終わった。地元の弦楽合奏団、神戸での主催室内楽、東京の先生の発表会だ。関西に居た頃よりは本番の回数が減っているのだが、たまたま同じ時期に集中したのだ。昨日の発表会ではラフマニノフのチェロ・ソナタの第2楽章をカミさんと演奏した。この曲は去年の3月に練習を始めて、8月に第4楽章、10月に全楽章、今年の3月に1,2楽章と本番で弾いてきて、昨日の第2楽章でおしまいだ。こういうピアノの負担の重い曲はたった一回の本番で終わりにするのはもったいない。こうやって何度も本番で弾くことにしてきたが、1年以上練習し続けるのはやや長すぎる気がする。だが、本番で演奏中に問題点に気づくことは多い。主に「これだと作曲者の思いが伝わらないのではないか?」という部分なのだが、そういう問題点を次の本番に向けて克服していくのは大事なことだと思っている。 ラフマニノフを練習してきた14ヶ月の間には木更津への引っ越しという大イベントがあったのだが、それとは別に先週本番で弾いたバッハのヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ第1番の練習も入っていた。こちらは去年の10月に練習を始めて7ヶ月ほどで一度だけの本番でおしまいにした。これ以上持ち続けるのが難しい感じだったのだ。 次はコダーイのピアノとチェロのためのソナタOp.4を練習することにしている。10月と来年の3月に本番が決まっている。10年くらい前に一度弾いているが、それ以後の演奏技術の進歩を注ぎ込んだ演奏にしたい。
2024.05.20
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仕事がほとんど無くなったので、ほぼ三食家で食べる。ありがたいことにカミさんが作ってくれる。私が食事を作るのは1割くらいのものだろう。食料の買い出しは徒歩圏内の二軒のスーパーマーケットと「わくわく市場」、車で行くイオンモールとかショッピングセンターを適当に使い分けている。私が運転手をすることもあるし、カミさんが車で一人で行くこともある。 この「わくわく市場」は農家が自分で商品に値付けし納入するシステムで、「朝採り」の野菜も多く普通のスーパーマーケットより割安で美味しいものが手に入る。午後に行くと良いものは売り切れることがあるので、開店時間には駐車場が一杯になったりする。 私はそら豆が好きだが、これまでは旬になっても高価であまり食べられなかった。このわくわく市場では一袋200円とかで朝採りのそら豆が売られているので、今年はすでに4回食べた。総じて野菜はこれまで関西で食べていたものより品質の良いものが安く売られているのでありたがたい。
2024.05.18
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車を自分で持つようになって10年以上は買った店で点検整備をやってもらっていた。そういうものだと思っていただけで疑問も持たなかった。その後、職場の同僚が勧めるので独立系の自動車修理工場に任せてみたら同じように整備してもずっと安かったし代車や取りに来てくれたりというサービスも気持ちよかった。以後この工場に任せることにしていた。国産車だけでなくフォルクスワーゲンでも問題なく整備してくれた。 関西に行ってアルファロメオを新車で買い、そこで点検整備を頼んでいたが、非常に印象が悪かった。カミさんもここは嫌だというので困った。自転車で街を走っていたら雑多な車が置いてある自動車修理工場を見つけた。たった一人で全部やっているらしい。この人にアルファロメオの整備をやってくれるかと訊いたらOKだという。ただし同時に持っていたロータス・エリーゼは触りたくないと言われた。アルファロメオを見てもらったらとても説明がわかりやすく的確な印象だ。また費用も安い。仕事も速い。すっかり気に入って、以後彼が私のかかりつけになった。 今回関西から木更津に引っ越すとき、自動車修理工場のあてはまったくなかった。フィットはホンダに出せば良いがポルシェ・ボクスターはどうしよう?関西の行きつけの修理工に相談したら、ボッシュ・カーサービスの工場が木更津にあるから、そこに行ってみたらどうか?と教えてくれた。彼自身ボッシュ・カーサービスに加盟している。 今月ボクスターが期限なので、その店に連絡して車検を頼んだ。ごく真っ当なメカニックで説明もわかりやすい。値段は国産車と全く変わらない。エンジン・オイルが国産車より多い分が割高になっているだけだ。たぶん、関西のメカニックと同じように信頼できそうだ。これだ一安心だ。
2024.05.15
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趣味・道楽はたくさんあるが、それぞれの趣味を長く続けることにはこだわらない。ラジコン飛行機は飛ばせる場所が無くなったのでやめたが、将来できる環境が生じたら再開するかもしれない。今回手仕舞いしたスポーツ自転車は乗らなくなったのが理由だ。オートバイもそのうち止めるかもしれない。楽しい六甲山から離れたのであまり乗らなくなった。ピアノのように何十年も止めていたのにFazioliのピアノを買ったのがきっかけで再開することもある。 木更津に来て始まったのは庭仕事だ。まだ趣味・道楽になった気はしないが、天候が許せば毎日庭に出て何かしら仕事をしている。何年も放置されジャングルのようだった庭が多少自分の美意識に沿って変わってきたのを見るのは楽しい。 その時やりたいことを自ら制限をかけることなくやっていれば、それで良い。
2024.05.11
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壊れそうなガレージは建て替えることにした。工事の前にガレージに置いてある物を出す必要がある。最大の物は二台の自転車だ。この機会に手放した。これでスポーツ自転車という趣味は終わりだ。30歳台から60歳台まで続いたが、乗る機会が無いのだから持っていても仕方がない。 自転車の工具や予備パーツも処分する。ホイールを組むのに必要な振れ取り台やメインテナンス・スタンドといった嵩張る物が無くなるのであちこちのスペースが空く。 この前に趣味を手仕舞いしたのはラジコン飛行機をやめた時だ。この時は自分で作った飛行機を何台も破壊し燃えるゴミで捨てた。手仕舞いは心が痛む瞬間だが、自分で処分しなければ誰かが困ることになる。
2024.05.10
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大学を退職してからは看護学校で解剖生理学を教える仕事を続けてきた。去年まで二校に行っていたが、一校は一人で解剖生理学の全範囲を教え、他校は1/4の範囲を担当していた。全範囲の方の学校の仕事が無くなったので関西にいる理由が希薄になったと感じて木更津市への転居を決めた。 1/4の範囲を教えている学校での仕事も辞めてしまうという気持ちもあったが、何も仕事が無い生活というのもつまらないと思い継続することにした。つまり千葉から兵庫に仕事をしに通うということだ。 これまでは週に一度で午前中に2コマ(90分授業を2回)で14週行っていたが、交通費もかかるので週に一度で全日授業(4コマ:90分授業を4回)で7週通う。 交通手段だが新幹線だと早朝に出ても間に合わない。帰りも終わって帰ると夜中になる。とりあえず夜行バスで通ってみる。これだと朝早く到着するし終わってから余裕をもってバスに乗れる。友人と会ってから帰るのも可能だ。4列シートのバスだと隣に体積の多い人がくると食い込まれて寝られない。3列シートのバスを予約する。これだって新幹線よりだいぶ安い。 ちゃんと眠れるかどうか、一日4コマ授業するのがどれくらい疲れるか、やってみなければわからない。
2024.05.09
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ピアノもほぼ毎日弾いている。チェロは1週間くらい弾かなくても腕が落ちることは無さそうなのだが、ピアノは弾かないとすぐに忘れそうな気がする。暗譜で弾くのはバッハのインヴェンションからイ短調のもの(BWV784)、モーツァルトのハ長調のソナタ(K.545)の第2楽章、バッハのフーガの技法(BWV1080)の第1曲目の4声のフーガの三曲で、これをだいたい二回ずつ弾く。暗譜がひっかかると楽譜を見て弾き直す。これ以外にあと2曲弾いていたが、弾くのをやめたら急速に忘れた。 3ヶ月ほど前から練習を始めたのがバッハの音楽の捧げ物(BWV1079)から6声のリチェルカーレだ。フリードリヒ大王が即興で弾いた旋律を用いてバッハが書いた6声のフーガだ。この曲は楽器指定が無いから、いろいろな楽器で声部を分担して弾かれることが多いと思う。私も弦楽六重奏で弾いたことがある。休符が多く、カウントが難しいので、だいたい誰かが落ちて最後まで行かない。学生時代(まだピアノが多少弾けていたころ)に一人で弾けたら良いなと思ってピアノ譜を買ったが、あまりに難しくて弾くのは断念した。この曲の練習を始めたのだ。 エチュードを弾く気が無いので指が速く動く気がしない。4声のフーガは暗譜までに大変な時間がかかったが(たった2ページなのに)、指は動く。6声のフーガだって6個の声部が全部でてくる箇所は少ないし、そういう箇所は動きが遅い。だから非常に難しいけれど弾けるようになる日が来るだろうと思って練習を始めた。全部で7ページあり10分弱の曲なのだが、つっかえながら弾いたら20分以上かかってしまう。こういう弾き方をしても指が(正しくは脳が)覚える効果は無いだろう。だから、まず1ページ目だけを片手で練習し、ゆっくりと両手で弾く。何日か経って多少指が覚えたら2ページ目を片手から練習し、目処が立ったら1ページ目から2ページ目までゆっくりと弾く。こういう調子で3ヶ月で5ページ目まで来た。残りの2ページは手付かずだ。まだ到底テンポでは弾けない。 それでも、この曲の美しい和音の響きは感動的で、ちっとも飽きることはない。この曲の練習だけで30分以上使っている。これ以上やると近所迷惑かもしれないと思い自粛している。
2024.05.05
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最近気づいたのだが、木更津市でスポーツカーを見かける頻度は関西より高い。最初に意識したのは、やけにホンダS660に出会うことだが、そう言えばマツダのロードスターも4世代ともによく見る。また、コペンも新旧取り混ぜてよく見る。私は興味がないので(屋根が開かないので)意識に上らないが、トヨタの86(あるいはスバルのBRZ)もたくさん走っているようだ。外国車のスポーツカーはあまり見ないのは関西と同じだ。 これはやはり家に2台分以上の駐車スペースがあるのが当たり前、という土地柄が関係しているのだろう。家族で乗る車の他に通勤などに一人で乗る車を買うことになったのなら、2シーターでも構わない。また、関西圏や東京に比べて住居費が圧倒的に安いから経済的な余裕がある人が多いように思う。ちょっとクルマ趣味がある人なら国産車のスポーツカーを買うのに抵抗は少ないだろう。 みんなが車で動くことを前提にしているから公共交通機関が衰退しているのか、公共交通機関が当てにならないから車で動くようになったのかはわからないが、何しろ車が前提だ。一人一台車を持っている必要がある。 入団した弦楽合奏団の練習も車でなければ行けない公民館で行われる。全員が車を運転して集まるのだ。ヴァイオリンの年配の女性がNC型のマツダ・ロードスターで来ているのを見て嬉しくなった。
2024.05.04
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木更津市に引っ越してからスポーツ自転車には全く乗っていない。スポーツ自転車を初めて買ったのは上の息子が1歳の頃だ。基本的に車で通勤していたのがカミさんが実家に行く(実家でピアノを教えていたから週に何度も行っていた)のに車を使うようになった。公共交通機関は嫌いだから原付バイク(小さなスクーター)を買って通勤していたが、これが壊れる。真冬の帰宅途中でエンジンが止まる。修理に出してもまた止まる。日本製の新車でこれだ。何度目かの修理に持っていったとき、近くの自転車屋に美しい紺色のスポーツ自転車が飾ってあった。これは店主の個人所有だったのだが売ってもらい、通勤に使い始めた。 それからスポーツ自転車の趣味が始まり、大学をやめた7年前まで通勤の半分くらいはスポーツ自転車を使ってきた。30年くらい趣味として親しんできたことになる。 大学をやめてからすぐに教習所に行ってバイクの免許を取りバイクを買った。これから自転車はほとんど乗らなくなった。そして木更津に引っ越してから一度も乗っていない。 日常的に乗っていないと筋力が落ちるし、バイクのほうが楽だし行動範囲も広い。坂を気にしないどころか山坂道こそが楽しい。自転車通勤は生活のリズムに入っていたし運動にもなる。高価なスポーツ自転車だから駐輪所などには置かず、4階にある自分のオフィスまでエレベータで上げ机の脇に置いていた。こういうリズムに入らないとわざわざ自転車に乗る気にならなくなったのだ。 木更津では自転車に乗っている人は少ない。そもそも自転車は都会のものだ。農村で自転車に乗っているのは子供だけだろう。木更津の道路は空いているから自動車はかなりのスピードで走っている。スポーツ自転車は歩道など走らない。車道を走っていたら運転手が慣れていないだろうから怖い。それよりはバイクなりスポーツカーなりに乗っている方が良い。
2024.05.02
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関西にいたころは近くに六甲山がありバイクで走って楽しい道がたくさんあったので、それなりにバイクに乗っていた。木更津はかなり平坦で道も曲がりくねっていない。バイクも淡々と走ることになりそれほど面白くない。バッテリーが上がるのを防ぐために週一回乗るという感じで義務的になっていた。そうやって乗ろうとしたらエンジンがかからない。どうやらバッテリーが上がったらしい。前回バッテリーを交換して2年以上経つから交換した。そろそろ定期点検とオイル交換の時期も来ているのでバイクのショップに持ち込んだ。点検の予約を相談したのだが、そろそろタイヤとチェーン、前後のスプロケットが交換時期だという。 結構な出費なので、バイクを止めて売ってしまう、新車に買い替える、という選択肢も含めて考えたのだが、バイク屋の意見ではまだまだ乗った方が良いでしょうということなので意見に従って部品交換をすることにした。 まず、定期点検とオイル交換をやり、タイヤなどを取り寄せて別の日にそちらの作業をする、ということになり、翌週点検をやってもらった。ついでに曲がっていたクラッチレバーも交換してもらい、乗りやすくなった。
2024.04.29
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カミさんは音楽大学を受験するためと称して高校の途中で数学を捨てた。私の実感としては高校で習ったすべての科目はすべて有用であり、卒業してから使わなかったものは無い。数学で言えば微分積分、三角関数、確率などもすべて仕事で必要だった。だから数学だけでなく物理も化学も捨てたというカミさんは、重要な知識がごっそりと欠落していると、日常的に感じる。本人もそのことを自覚しているらしく数年前に高校一年の数学の教科書を買ってきて勉強を始めた。教科書だけではドリルが足りないから、私が息子たちに数学を教えていた頃愛用していた問題集(チャート式、というものだが、難易度が色々ある中で一番易しいグレード)を買ってきて、ほぼ毎日1時間くらい取り組んでいる。 当然自力ではできず、ときどき私に問題を持ち込む。息子に教えていた頃もそうだが、こっちだって忘れている。教科書や問題集を見て思い出しカミさんに教えている。これまでにギブアップした問題はなく、なんとか説明できた。 数年かけてきて、ようやく最後の章まで来た。「データの分析」という章なのだが、私が高校生の頃には高校数学にこの話はなかったように思う。ただ、データの分析、つまり統計学は理科系の大学生には必須な知識なので、私は大学の教養課程で習ったし専門課程ではより実践的な授業で勉強した。また、研究者になってからは、統計学の知識なしで英語の論文を書くことは不可能なので自然と身についた。
2024.04.27
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アマチュアの世界で音楽演奏を長い間やってきたが、頻繁に遭遇するのが言い訳の多い人だ。「母が怪我をしたので」、「オーケストラの本番があったので」、「仕事が忙しかったので」、「花粉症だったので」、などの理由により練習できなかった、と言うのだ。 こういう人は、本来の自分の技量はこんなものではない、本当はもっともっと私は上手なのです、と主張したいわけだ。彼らはたぶん仕事でも同じような言い訳をしながら生きているに違いない。
2024.04.26
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道から直角に車が4台駐められる家だが、道路から家を見て一番右は玄関へのアプローチの階段があり短い車でなければ入らない。フィットから重い荷物を降ろすときに使う。右から2番めがフィットの定位置だ。以前私がジャガーXJ6をここに入れたことがある。一番右のスペースとの間に植物の植え込みがあるせいで幅がぎりぎりだ。右から3番目が屋根付きのガレージでポルシェ・ボクスターが入る。前後左右ともあまり余裕がない。建て直して幅が広くなると楽になるかもしれない。 一番左は狭く庭に向かって登るスロープになっている。庭との境に簡素な門があり鍵がかかる。フィットだと長さ方向にはかなりの余裕があるが幅は狭く助手席側にいっぱいに寄せても運転手側のドアがようやく開く。庭屋はここに軽自動車ではないトラックを上手に入れて伐採した木などを積み込んでいた。この用途には便利なのだ。当初、このスロープに電動アシスト付き自転車とバイク(スズキGSX-S125)を置いていたが、隣家の人に「盗まれますよ」と注意されたので(忠告を無視すると人間関係が悪くなるかもしれないことを危惧して)門を通って庭の入口に置くようにした。ここは台所からの出入り口に面していて泥棒よけには良いが狭く、庭なので舗装されていない。雨が降るとぬかるんでバイクが沈む。 4台分あるといっても結構使いにくいのだ。下の息子一家がレンタカー(スズキ・スイフト)でやってきたときは一番右に入れていた。
2024.04.24
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今度の家では無理すれば4台の車が置ける。家が道路から引っ込んでいるスペースに道路に直角に車が入る。屋根付きの車庫が1個あり、そこにポルシェ・ボクスターを入れている。オープンカーを置くのに最適で、この家に住むことにした最大の理由だ。しかし下見に来たとき最初のショックはこの車庫がボロボロだったことだ。側面は真っ赤に錆びており遠くからでもよく目立つほどだ。また全体に歪みがあり前面のシャッターの動きも悪い。中に入ってみると素人仕事の補修の跡がある。壁の錆はかなり進行していてあちこちに穴が開いている。屋根は明らかに後から交換している。母に聞いてみると強風で壊れたことがあり、保険で修理したとのことだ。確かにこの家は強風がしょっちゅう吹く。 今のところちゃんと機能していてボクスターは無事だが、いつ壊れるかわからない。また、出し入れが不自由だから電動リモコンのシャッターにしたい。というわけで車庫を壊して立て直すことを考えた。 入居前に浴室とキッチンのリフォームを頼んだ担当者を呼んで見積もりを出してもらった。この家が建ったのは30年以上前で、当時と今では車の横幅が30cmくらい拡大している。その関係だと思うが同じサイズの出来合いの車庫は無い。少し短くなり幅は広い製品が設置可能だという。将来ボクスターを買い替えることになったとしてもスポーツカーに決まっている。短い方は問題ない。だが、幅が広がるとフィットを駐めているスペース(露天)に食い込む。入らなくはならないが車庫入れがシビアになりドアを開けるのにも気を使うことになる。 リフォーム屋さんと工務店の営業と施工者と現場で相談した結果、フィット側への拡大は10cmということになったので、それで施工してもらうことにした。フィットの反対側には腰の高さくらいの植え込みがある。不便だったらこれを撤去すれば楽に駐車できるようになるから、最終的にはそれで良い。
2024.04.22
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私が「この曲はどのように演奏されるべきか」を気にするようになったのは、今習っている3人の先生が全員これにとてもうるさいからだ。一人はチェリスト(卒業直後にプロのオーケストラの首席になったが、じきに止めてソロ活動と大学の先生稼業に入った)、一人はピアニスト(夫がチェリストでデュオ活動が長かった)、もう一人はヴィオリスト(息子:フランスのプロ・オーケストラの第二ソロ首席)。 チェロ・ソナタや室内楽でレッスンを受けるときは、ピアノやヴァイオリンと一緒だからだろうか、チェロの弾き方だけでなく「この曲はどのように演奏されるべきか」についての指導がたくさん入る。3人共、フレーズを長く、ということをしつこく言う。また、今音楽が目指しているピークはどこか?ということをさかんに気にする。展開部から再現部をめざしているところの処理などに頻繁に注意が飛ぶ。 チェリストとヴィオリストは「そこはどの音色がふさわしいか」に口うるさい。「そんな生な音はだめ」「もっと空気を入れて」「スモーキーに」「左指を指板から浮かせて」「音程を上から(あるいは下から)狙え」「弓が遅い」などなど。 そういうレッスンを長期間受けてきたから、レッスンを受けなくてもある程度自分で考える癖がついた。テレビに出ていた人たちも、こういう先生にちゃんとレッスンを受ければよいのに。
2024.04.19
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テレビでシューベルトのピアノ・トリオ第2番をやっていたので録画して観た。どうにもよくない。とても退屈に長く感じる。集中して聴くことができない。この曲は3年ほど前に一年以上練習して本番で演奏したから細部までよく覚えているが、随所に問題点を指摘したくなる。なんなら私がレッスンしてあげよう、という気分になる。こういう経験は珍しいことではない。むしろ普通と言っても良い。 室内楽を演奏するとき、2つの課題がある。最初の課題は「この曲はどう演奏されるべきか」を考えることだ。よく「アナリーゼ」とか「楽曲分析」と言われる部分だが、隅々まで考え抜く必要がある。2つ目の課題はその考えどおりに演奏することだ。自分が楽器を演奏し始めてから今までに蓄えた技術を駆使して実行する。この2つの課題は独立しているようにも見えるが、関連もある。前者は後者によって制限される。ある技術を持っていない人は、その技術を必要とする演奏プランは立てられないし思いつきもしない。逆もある。このように演奏したいのだが今のところできないという具体的な問題を発見したのなら、その技術を教師に頼んで教えてもらうことができる。良い先生のあてがあるのなら、前者によって後者をレベルアップすることが可能になる。 今回テレビで観た演奏は前者が極めて弱いと思う。ただ漫然と楽譜を音にしている。例えば2楽章の冒頭のチェロのソロ旋律。ここは始まってからピアノに渡すまで1フレーズになるように演奏されるべきだと考えた。4小節で切れて聞こえないように演奏すべきだと。途中の長い音の部分をピアノにつないでいてもらうし、音がやせてフレーズが切れないように弓の使い方に工夫をこらした。だがテレビの演奏では4小節の短いフレーズが並んでいるように聞こえた。それが考えた末の戦略だったのならまだ良いのだが、何も考えずにこうなったのは明らかだ。また、ここでどのような音色を使うかは相当に考えたし、それを実現するためにはずいぶんトライアンドエラーを重ねて個人練習を重ねた。だが、テレビの演奏では、音色を使い分けようとした形跡がない。どこでも同じ音色が使われている。音色を変えるという技術をたぶん持っていない。それは音色を変えるという課題を持ったことが無いからだろう。 この弦の奏者はふたりともプロのオーケストラの人だ。つまり、いつも「この曲はどう演奏されるべきか」という課題は指揮者に任せて暮らしている。自分で考える訓練をしていないのだろう。 プロのヴィオラ奏者になった息子の話をきくと「この曲はどう演奏されるべきか」を考える能力は音楽大学の入試でチェックされることはないらしい。正確な音程とリズムだけが採点対象だという。そうやって音楽大学に入り、卒業してからはオーケストラで指揮者に指示される生活をしている。「この曲はどう演奏されるべきか」を考える力がつくはずがない。
2024.04.18
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関西から木更津へというような遠い転居をすると、「かかりつけ」を新規開拓しなければならない。床屋、歯医者、内科医、自動車整備工、バイクの整備工、などだ。関西では気に入った「かかりつけ」を手間と失敗を繰り返したあとで定めてきたのだが、これが全部ご破産になる。これはなかなかストレスのかかる作業だ。 転居して5ヶ月が経過して、床屋、内科医はみつけた。今のところ支障はない。新しい歯医者を探す勇気が出る前に関西に行く用事があったので、以前の歯医者に行った。来月も関西に行くので歯医者を予約した。いつまでもこんなことをしていられないことはわかっているのだが。 バイクは通りがかりで店を見つけたので、飛び込みで定期点検の予約をしてきたところだ。フィットは走行中見慣れない警告灯が点いたので最寄りのホンダに行って見てもらった。特に嫌なことはないので、ここで車検やオイル交換をしてもらってもよい。関西でかかりつけにしていた自動車整備工に木更津に行くことを話したら、一軒紹介してくれた。ポルシェ・ボクスターの車検整備を頼んだところだ。
2024.04.15
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今住んでいる木更津の家は両親が注文で建てた住宅だ。両親はこの家の前に東京にやはり注文で家を建てており、そこには今母が暮らしている。東京の家は父がオーディオ趣味を優先して設計した家なので母にとっては不満が残るものだ。今は父が亡くなって父のスペースも母が使うので良くなったらしいが。新たに木更津に家を建てるときは、母が主導権を取って設計したらしく、母はこの家をとても気に入っていた。 その家に我々が住むようになったのだが、母の好みと私の好みで大きく違っていることがたくさんあることを実感する毎日だ。 まず南向きの窓が大きすぎる。床から天井まで全部窓になっており、明るいかもしれないが暑い。夏はエアコンフル稼働は必須だろう。両親が寝室に使っていた和室はリビングとふすまでつながっていて南側に縁側のような廊下がついている。北側は玄関スペースにつながる。この和室はエアコンが付けられない構造になっている。母は寒さには弱いが暑さには強い。暑くて眠れないことはないし、そもそも睡眠障害がまったくない。真夏にはリビングのエアコンをつけて仕切りのふすまを開けて寝ていたらしいが、父が暑さに負けて自分のオーディオ・ルームで寝ていた話をきいている。 リビングは寝室の東側にあり、その北はキッチンだ。キッチンには勝手口がありここの窓から朝日が入る。その朝日はキッチンとリビングの間のすりガラスを経てふすまを開けた寝室に入る。夜明けとともに寝室は明るくなり、目がさめてしまう。母は朝日など気にせず眠れる人なのでこういう設計にしたのだろう。何しろ太陽が好きなのだ。
2024.04.13
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モノレールのレイアウトを作って走らせている。レイアウトと言えばポイントだ。タミヤのモノレールのレールを使ってポイント切り替えのできる仕掛けを作った。黄色のレールが載っている台を横にスライドさせて進路を替える。これをサーボモーターで動かすのも面白そうだ。 その前に既存のレイアウトをポイント付きに作り替えることを考える。
2024.04.12
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木更津に来て、スポーツカーの使い方が変わった。関西に居た頃はスポーツカーはまず通勤に使っていた。大学の研究者だった7年前までは、通勤手段はスポーツカーと自転車のロードレーサーが半々だった。大学を退職してからは看護学校の仕事が増えた。そのころ二輪の免許を取ってバイクを買ったので、看護学校へはバイクかスポーツカーに代わった。ただ、看護学校の仕事は4月から10月くらいまでの半年だったので、残りの半年はスポーツカーにあまり乗らないようになった。だからこの7年にはスポーツカーをルノー・トゥインゴやi-Mievというスポーツカーでない車に買い替えていた3年間が含まれる。 去年の11月に木更津に越してきた。関西での看護学校の仕事は一校で続けるが、スポーツカーで通うには遠すぎる。また、一日に4コマ詰め込んで通う回数を減らしたので2ヶ月間で終わる。スポーツカーをルーティンで使う用事はなくなった。 一方で木更津での生活では車が快適に使える。道は広く空いている。どこにでも無料の駐車場がある。アクアラインを使えば川崎はすぐご近所だ。東京の大田区あたりだと家から一時間以内だ。千葉市より近い。 公共交通機関は不便なので、ほとんどの用は車を使う。今持っているスポーツカーはポルシェ・ボクスター(2代目987型)で、そこそこ荷物も積めるから、週に一度くらいは買い物に使ったりもする。日帰りのドライブも頻繁に行っている。昨日も「濃溝の滝」まで屋根を開けてカミさんとドライブに行ってきた。高い山が無い千葉県だが、適当なアップダウンと気持ち良いコーナーがあり、スポーツカーのコースとしては理想的だ。
2024.04.11
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個人的研究、英語の論文の形にしなくてもよい探求の営み、という点ではチェロ演奏もまったく同じだ。 一年以上取り組んできたラフマニノフのチェロ・ソナタをまだ練習している。去年の8月に4楽章を、去年の10月に全楽章を、今年の3月に1,2楽章を本番で演奏し、来月2楽章を演奏して終わりだ。これだけ弾いてきても、考えることは多い。ほぼ毎日チェロを一人で練習し、週に2回くらいカミさんのピアノと合わせるが、「これが自分が最高だと思える演奏なのだろうか?」という質問を自分に問いかける。そして問題点が見つかれば、その解決法を模索し実験してつかむ。その改善策に沿って練習し本番で実現するように体に覚え込ませる。 この曲を今は2楽章しか練習しないが、たとえば三重和音のピチカートの最高音がきれいに鳴らないことが多い点、一弓で飛ばす三連符のスピカートでリズムが狂うことがある点などは、スタート時の右手の位置を理想的な場所にもってくることで改善できる。中間部の朗々と歌う部分では決して弓の速度を遅くしない、特に初速を速くすることを常に心がけることで、会場で音が伸びる。 こういう脳の動かし方はプロの研究者のそれと全く変わらない。
2024.04.08
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趣味(遊び事)は個人的な研究だと森博嗣氏がどこかに書いていたと思うが、それは大いに賛成する。彼も私も理系の研究者だったから、研究という言葉が意味することを共有していると思う。何か解決すべき問題を発見し、解決に向けて頭脳をふりしぼる。研究者は査読のある英語の雑誌に論文を掲載することが重要だが、趣味ではそのしばりはない。そこが研究者の研究と趣味の違いだが、他はあまり違いはない。 ここのところ、タミヤの「楽しい工作シリーズ」のモノレールを走らせるのに凝っている。固定したレイアウトを作り、obnizを使って遠隔操作するようにした。ここまででもいろいろと解決すべき問題を見つけ、解決に向けて知恵を絞った。 初めて蒸気機関車や地下鉄を作った人たちは、実際に着工するまでに様々な解決すべき問題を羅列し一つずつ答えを見つけていっただろう。それは大変な作業だっただろうが、趣味のように楽しかったのではないだろうか? 私もこのモノレールをどのように発展させるかを考えている。この考える過程が趣味の一番おもしろいところだ。
2024.04.05
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onbizのブロックプログラミングはわかりやすい。モノレールの客車の方にobnizの基盤とモバイルバッテリーを輪ゴムで固定した。サンプルプログラムを改造して、画面(PCでもiPadでも同じ)に「運転」「停止」のボタンを作り、運転をクリックすると走り出し、停止をクリックすると止まるようにする。モバイルバッテリーが大きいのでボディが付けられないのが残念だ。 obnizのスターターキットにはサーボモーターや距離を測定するセンサも入っている。これでいろいろな機能を盛り込むことができそうだ。
2024.04.03
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レコルト ホームベーカリー【3大特典付き】全自動ホームベーカリー 1斤 レシピブック付 米粉 食パン パン ベーカリー 餅つき ピザ グルテンフリー パン焼き機 パン焼き器 おしゃれ 一人暮らし RBK-1 米粉パン パン作り パンメーカー[ recolte コンパクトベーカリー ]価格:19,800円(税込、送料無料) (2024/4/2時点)楽天で購入二年ほど前にこのパン焼き機を買ってから、我が家でほとんどパンは買っていない。パンを焼くのは私の仕事で、4種類のパンをローテーションで焼いている。普通の食パン、全粒粉パン、ライ麦パン、フランスパン風食パンで、どれもパン焼き機のマニュアルに出ている。普通の強力粉(カメリア)とドライイースト、スキムミルクはスーパーマーケットで手に入るが、他の粉は富澤商店で買っている。「せせらぎ」というパン切りナイフと手製のジグで8枚に切って食べている。二人で1枚ずつ食べるから4日に一度パンを焼いていることになる。 先日パンを焼いていたら停電があった。5分も経たずに復帰したが、これでパンは途中停止でだめだろう、と思った。すべて電子制御のタイマーで動いており、こねたり寝かしたり焼いたりしている。でも見てみたら何事もなかったように作動し続けており、普通にパンが焼けた。バックアップ電源を持っているかメモリーを保持しているのかわからないが、賢いものだ。
2024.04.02
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obnizのスタータキットと一緒になるべく小さいモバイルバッテリーをAmazonで買った。バッテリーはメーカー名もわからない安物だったが、これがおかしい。本体に充電されないようだ。何度トライしてもだめなので返品することにした。 Amazonで買ったものが不良品だったことはこれまでは無かったので、初めての返品処理だ。Amazonの注文記録から入り、商品の返品というところから手続きをする。固有の番号とQRコードの入ったページが表示される。商品を梱包して郵便局に持っていき、QRコードを専用の器械に読み込ませるとプリンターから宛名が印刷される。これを貼り付けて郵便局員に渡せば完了だ。料金は着払いになる。 到着するとAmazonのページでそれが確認できる。しばらくして、購入に使ったクレジットカードの利用明細に返金が表示された。無事返品処理が終わったようだ。 モバイルバッテリーが必要なので再度購入するが、今度は無名ではなくエレコムの物にした。大きすぎるのだが、ちゃんとしたメーカーの商品にモノレールのボディに入るサイズのバッテリーは無いのでやむを得ない。
2024.04.01
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コンピューターのブログラミングは大学生のとき必修科目でFortranを習ったのが最初だった。パンチカードを大量に消費し(プログラムの1行にカードを1枚使う)て、自分の誕生日が何曜日だったかを調べるプログラムを書いたりした。大学に就職し1985年に最初のパソコン(PC9801U2)を論文の清書のために買ってWordstarという英語ワープロを走らせていた。研究で、ある筋肉の体積を測る必要があり、連続切片上の筋肉の断面積を測定し積分しようと考えた。パソコンに接続できるデジタイザーで図形の面積を測るプログラムをBASICで書く必要があり、プログラムを勉強した。ものの考え方はFortranと大して変わらないので、すぐに書けた。日経サイエンスに連載されていたプログラムの技法の記事を読みながら、プログラムを書いて遊んでいた。 それから何十年も経ち、久しぶりにプログラムを勉強することになるが、プログラムで大事なのはアルゴリズムなので、それほど苦労はしないだろう。
2024.03.31
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電子工作には興味があったが、それで何をするというテーマを思いつかなかった。今回モノレールを遠隔操作(といっても発進・停止だけ)をするのに電子工作を使ってみようと思いついた。 電子工作のパーツは各種あるが、Amazonでみつけた「obniz」のスターター・キットを買ってみた。これはWi-Fiにつなぐことで同じWi-FiにつながっているPCやiPhone、iPadから制御できる。プログラムはJavaScriptを使うが簡単にプログラムを組める「ブロックプログラム」もある。電源はモバイルバッテリーを使うことを想定している。メインのobniz boardにモバイルバッテリーをつなぎ(micro USB端子)Wi-Fiの設定(波を探してくれるので暗号を入力する)をする。これの10個ほどある端子に各種センサやサーボモーター、ブザー、などが接続できる。マブチモーターを直接端子に接続して駆動できるほどの大電流を出力してくれるのでモノレールの運転に便利だ。
2024.03.30
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ピアニストのマウリツィオ・ポリーニが亡くなった。私も子供の頃彼のショパンのエチュードのLPレコードを聴いて強烈な刺激を受けてファンになった一人だ。東京でソロのリサイタルも聴いた。 彼の死を受けた百田氏のYouTubeで、百田氏は「18歳のポリーニはショパンコンクールに参加するためにミラノの自宅からワルシャワまでスポーツカーを運転して往復した」と述べている。残念ながら何というスポーツカーであったのか百田氏は述べていないし、今、ちょっと検索してみたがわからない。ご存知の方がおいででしたら教えて下さい。 カミさんがこの話を先に知って「ポリーニって金持ちのボンボンだったのね」と感想をもらした。確かに金持ちの息子だったし、だからこそスポーツカーに乗れたのは間違いない。しかし、スポーツカー乗りである私にはその気持がよくわかる。これから大事なコンクールに向かう、というときに乗り換えや雑多な人の人混みが必須な列車や飛行機などを使いたくない。一人で気に入ったスポーツカーに閉じこもって移動するほうが精神を良好に保つのにプラスであることは間違いない。車の中なら大声で歌っても良いので暗譜しているレパートリーの細部を歌って吟味することもできる。私も一人でスポーツカーに乗っているとき、よく独り言を言って思考を整理する。 大学で研究者をやっていたころ、良いアイディアは一人で散歩しているときとスポーツカーで通勤しているときに浮かんだ。普通の車(フィットを運転中ではよろしくない)では不思議と浮かばない。スポーツカーは良い楽器と同じで、こちらの要求に対して気持ち良い反応が返ってくる。それが大事なのだ。18歳のポリーニはそれをよく知っていたに違いない。 それにしても1960年にポリーニが乗っていたのは何だったのだろうか?ミラノといえばアルファロメオだから「アルファロメオ・ジュリエッタ・スパイダー」が思い浮かぶ。スパイダー(簡素で蜘蛛の巣のような幌骨のついたオープンモデル)ではなくスプリント(スチール製の屋根がついたクーペモデル)かもしれない。でも、ポリーニのイメージにはやや合わない。ポルシエ365のような気もする。
2024.03.29
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パソコン机の前に棚を取り付け、その下面にモノレールのレイアウトを設置した。タミヤのモノレールは懸垂型だと動輪がスリップする危険がある。レールを下から擦る構造だから車体の重みで空転しそうな気がするのだ。だが、その心配は杞憂に終わったようで快調に走っている。 これだけだとフリーフライトのようなもので、走りっぱなしだ。Nゲージの鉄道模型のように遠隔操作で走らないとつまらない。これのラジコンを組み込むにはどうすれば良いだろうか?電動ラジコン飛行機のプロポのセットを使えば難なくできるだろう。モノレールのモーターにアンプをつなぎ送信機でモーターをコントロールすれば良い。ラジコン飛行機をやめてから20年以上経ち、道具はすべて捨ててしまったが買い直せば済む。だが、モノレールはモーター制御だけの1チャンネルしか使わないので簡単すぎてつまらない。できるとわかっていて挑戦にならない。
2024.03.28
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格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか [ オデッド・ガロー ]価格:2,530円(税込、送料無料) (2024/3/26時点)楽天で購入だいぶ前に図書館で借りて読んで感銘を受けた本だ。ホモ・サピエンスが出現してから長い間、ヒトの一生は不快で野蛮で、しかも短かった。ヒトは他の高等霊長類に比べてかなり多産なので、技術革新などで収入・農産物の収量が増えた場合子供が増えてそれを食いつぶす。豊かにはならない。 それが変わったのは19世紀以後の文明国で、一人あたりの所得がそれ以前に比べて飛躍的に増えた。熟練労働者が必要となり教育を受けなければ高給が得られないことが社会の常識となり、親は子どもの数を制限して資源を少数の子供に集中させて教育を受けさせるようになった。 先日、別の本を読んでいたときこの話を思い出したのだが、それが何という本に書かれていたかを思い出せなかった。こういうことは時々あるが、なかなか検索しようがなくて困る。いろいろとキーワードを変えてもヒットしない。しばらく考えて「格差」という言葉を思い出し、ようやくこの本にたどりついた。今後忘れたときに備えてここに書いておく。
2024.03.26
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私は子供の頃から病的な活字中毒者で膨大な本を読んできた。新刊書を図書館にリクエストして買ってもらうという知恵がついたのは20年ほど前だったから、それ以前は図書館に所蔵されていない新刊書は買うしか無かった。たくさんお金を使ったし本が家の収納を圧迫する。 以前住んでいた千葉市の家は比較的広い自室に本棚を3本入れていたからたっぷりと本を持っていたが、関西に引っ越すときにだいぶ捨てた。関西の家の自室は狭くなることがわかっていたからだ。このときは愚かにも良書・古典を残すという原則で本を捨てたのだが、これは間違いだった。良書・古典は図書館にあることも多い。読者の限られるマニアックな本は一度捨てると二度と会えない。こちらこそ自分で所蔵しておくべきなのだ。 関西の家に住んだ20年ほどの間、本の絶対量はだいぶ減った。小説などはほとんど裁断して電子化し、捨てた。『本棚にもルールがある』の著者も書いているが、小説などはタブレットやPCで読んでも問題はない。子供の頃乏しい小遣いで買った本は懐かしいので少数を残した。本棚を1本以上占拠していたCarGraphicという雑誌は9割以上捨てた。いくつかは電子化したが、最近は車に対する興味も少なくなったので読まない。 今回『本棚にもルールがある』を読んで自分がどんな紙の本を残しているかを調べたが、引っ越しでめちゃめちゃな順番になりカミさんの本と混在している。本のサイズで入る書棚が限定されるが、各棚の左端に自分の本を移動して、自分の本がすぐに見えるように整理した。これから整理しよう。 数えたことはないが、電子化した本の方がはるかに数が多い。電子書籍として購入したものはKindleとKoboに分かれていて動かしようがないが、自分でスキャンしたものはすべてPCのHDDに入っている。これも整理したくなってきた。これらはコピーできるから、分類に迷ったら両方にコピーを置いておけば良いだろう。
2024.03.24
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本棚にもルールがある ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか [ 成毛真 ]価格:1,540円(税込、送料無料) (2024/3/22時点)楽天で購入図書館に本を返しに行ったついでに書架を覗いていて見つけた本だ。著者は「HONZ」という書評サイトを主催している人でずいぶんたくさん本を読んでいるらしい。自分でもたくさん本を書いているから当然だが、本はどんどん書いなさいと言っている。でも多くの多読家と違うのは、自宅の本棚は際限なく増やすべきでないと言っている点だ。私はチャキチャキの理科系だから古くなった本は持っている意味がないものがほとんどで、どんどん捨てれば良いと思っているが、文科系の多読家の多くは捨てない。家中を本で埋め尽くし外に別の家を買って書庫にしたりする。ずいぶん家族に迷惑ではないか?この著者はあるところで選別し古本屋に売ったりして本の分量を一定に保っているらしい。 この本では、3つの書棚(新鮮な本棚、メインの本棚、頻繁に参照する本の棚)を用意せよと説いている。頻繁に本棚をチェックして本を動かし、使いやすく保ちながら不要な本を選別する。そうやって厳選したメインの本棚は他人に誇りたいらしい。私の本棚を見たいと思う人はいないから、私は他人の目を意識した本棚作りはしないが、頻繁に蔵書をチェックし、読みたくなった本を手近(いつもいる机の前やトイレ)に移動させるのは良いアイデアだ。
2024.03.22
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今回棚を設置した場所にはふすまがあるが、これは使っていない和室8畳(息子たちが泊まるときのための予備室)との間だ。廊下から独立した入口があるのでここは使わない。 棚板に使ったのは「野路板」というものでホームセンターで売っている最も安い材木だろう。仕上げもしていない杉材で強度も弱そうだ。重い物を載せるつもりはないのでこれで良い。ときどき状態を見た方が良いかもしれない。机の前にこういう棚があるのはとても便利で机の上をクリーンに保つのに効果がある。この机は以前の家で息子が使っていたもので、PC机にしている。PC用のスピーカーをこれまでは机の上、ディスプレイの陰に置いていたが、棚の上に移動した。これだけでスピーカーの音質が飛躍的に良くなった。家にいる間で一番長く過ごすのはこの机の前なので、居心地を良くするために手を加えている。 部屋の反対側にはこれまで使っていた工作机がありボール盤を載せている。こちらは窓があり富士山が見える。一つの部屋に2つ机があるのはとても便利だ。PCの机にはキーボードやマウス、タブレットのスタンドなどがぎっしり占拠しているから書類を書くのに適していない。工作机にマットを敷いて書くことができるので快適だ。 だいぶ快適な部屋になってきた。
2024.03.21
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和室の木部に釘などを堂々と打ち込むのははばかられるので、撤去したときあまり痕跡が残らないように考えて棚を設置した。こういう和室にエアコンの室内機を固定するための「縦桟」という金属部品を使った。天井と壁の継ぎ目にある木材とふすまの上にある木材を縦につないでいる3本の部品だ。必要な距離になるようにスライドできる。たくさんあいている穴のうち必要な場所にM4のタップでネジを切っておき、ここにボルトを入れてL字のアングルを固定し、これに棚板をネジ止めした。この棚板は鴨居の上に乗るから重量は鴨居が受け止める。アングルは棚板が動かないようにする機能だけなので気楽だ。 この棚板は座って見上げるには高すぎるので、25cmほど下にもう一枚棚板を設置しその下面にモノレールのレイアウトを固定した。上の棚板に鬼目ナットを入れ、全ネジ棒を6本使った。 こういうネジ類はホームセンターに売っているが、なかなか希望のものが揃わない。「MonotaRO」という通販を愛用している。ホームセンターの商品より種類が多いし、かなり割安だ。
2024.03.20
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タミヤの「モノレール工作セット」にはボディを作るためのケント紙が二枚(車両が二両あるから)が入っていて、切り取り線と折り曲げ線、窓枠などが印刷してある。自分で色を塗って組み立てることになっている。プラモデルの製作では塗装が8割というくらいで塗装作業は面倒なものだ。そもそも紙に塗る塗料は何が良いのだろう?メカニズムを組み立てながら、どうやって労力をかけずに塗装できるだろうかと考えていた。 明け方布団の中でひらめいた。この紙をスキャナで電子化しAdobe Photoshop上で彩色しカラープリンターで厚めのプリンター用紙に印刷すれば良い。Photoshop ならオリジナルと同寸に印刷できる。 大学で研究者をやっていたころ、Photoshopは必要不可欠な道具だった。退職直前には職場が払ってくれるようになったが、永らく自腹を切って買っていた。本当のPhotoshopは高価だが、研究の用途には廉価版のPhotoshop Elementsで充分だ。20年くらい前に買ったインストール用DVDが手元にあるが、古すぎて今使っているPC(Windows11 64bit)にはインストールできない。カミさんのために用意しているPCは母のPCを新しくしたときに回収してきた古いもので、Windows10, 32bitだ。試してみたら見事にPhotoshop Elementsがインストールできた。早速タミヤの紙をスキャンし、それらしくペイントし、写真用の厚手の紙に印刷した。実寸で測ってみたら0.5%くらい小さい(20cmが19.9cm)ようだが組み立ててみたら問題なかった。
2024.03.18
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タミヤ 楽しい工作シリーズ No.254 モノレール工作セット【70254】 楽しい工作価格:2,280円(税込、送料別) (2024/3/17時点)楽天で購入以前からタミヤの「楽しい工作シリーズ」は楽しんできた。このモノレール工作セットも一度買おうと思っていたが、レイアウトの構想が決まらなかったのでこれまで手を出さなかった。レイアウトの条件を考えるためにまず買って組み立てた。 タミヤらしく組み立てやすく、動作も確実だ。メカニズムだけなら一時間もかからず完成だ。レールは直線の短いものが二本入っているだけなので、直線を往復するだけだがこれならレイアウトを作っても良い車両だ。早速曲線レールのセットを2つ、直線レールのセットを5つ買った。 タミヤの紹介ビデオを観ると結構な勾配を登っている。平面ではなく坂道つきのレイアウトを考える。パソコン机の前に20cm☓180cmの棚を二段作り、下段の下面にモノレールの線路を取り付ける。曲線レールはかなり急なカーブになるので、この板で収まるレイアウトが作れる。
2024.03.17
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和室六畳の鴨居に土台を取り付けてそこに線路を敷き鉄道模型を走らせることを考えたが、部屋の全周を走らせると実用上問題がある。押入れからの物の出し入れや部屋への出入りに支障が出るかもしれない。部屋の一辺だけとし、往復運行にしたら良い。パソコンの机の前の鴨居だけにすれば邪魔にならない。 机に座って鴨居を見ていると結構高い。以前衣料品店でディスプレイされていがGゲージは鴨居くらいの高さだったかもしれないがこちらは立って見ていた。自分の部屋だと座って見ることが多いので模型を下から見ることになり、よく見えないだろう。そこで思いついたのが懸垂型のモノレールだ。タミヤの「楽しい工作シリーズ」に「モノレール工作セット」があり、これはレールの上を走る方式と懸垂式の双方に対応している。鴨居に取り付けた板の下面にモノレールのレイアウトを取り付けて走らせれば机の前に座ったままよく見える。どうせなら鴨居に取り付けた板の上面は棚板として収納に使う。それなら棚を二段とし、鴨居の上面に取り付けた棚板から20cmから30cm下にもう1枚棚板をぶら下げ、その下面にレイアウトを作る方が良い。収納の能力も増しモノレールもより低い位置を走るので座ったまま見やすい。
2024.03.16
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鉄道模型の遊び方はいろいろだが、車両に興味があるのか、線路に興味があるのか、という区分があるかもしれない。好きな車両(たとえば小湊鉄道の旧型車両)の精密な模型を写真に撮っても破綻のないレベルで製作する、という方向が一つ、土台に固定した線路を作りトンネルや橋や駅舎を作り風景を再現する、という方向が一つだ。後者は「レイアウト」などと呼ばれる。 Nゲージだと数多くの車両がある程度の精密さで販売されており、車両のマニアはそれを集めることで満足を得られそうな気がする。ある時期いろいろと車両を買って畳の上に線路を敷いて走らせたことがあるが、毎回線路を片付けなければならず、面倒で続かなかった。また、Nゲージの車両はどう想像力を働かせても鉄道の巨大な実物車両とは別物で、あのシャーシャーという走行音のチャチさも興趣を削ぐ。 プラモデルでもそうだが、実物と寸分違わない模型というものに興味を失っている。模型は模型でそれらしく動けば良い。鉄道模型では架空の車両でも、それらしく走ってくれればそれで良い。NゲージやHOゲージは小さすぎて却下。なんならプラレールでも良い。 今なにか鉄道模型の遊びをするなら、固定したレイアウトを作り敷設したままにしたい。雨ざらしのベランダにGゲージのレイアウトを作るのも良いが、とりあえず自分の部屋の鴨居の高さに空中線路を敷設することを考え始めた。
2024.03.15
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