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「ぼてぽて、次はクルージングだべ!」
お!これに乗ってどこか行くの?
「世界遺産の元炭鉱の島へ行くべ」
え?なにそれ。
「オイラの後ろにはもう大行列ができてるべ。ぼてぽて、カッパを着たら乗船準備だべ!」
カッパ着るの!?
しらすに促されるまま乗船場の先頭に並んだぼてぽてたち。
実はこれから行く場所は傘をさすことができない場所であります。
ポツポツと降ってきた雨もこれから本降りになるとのことなので、あらかじめカッパを着ておきます。

うそ!!軍艦島って、あの軍艦島!?
「そうだべ!これから“ブラックダイヤモンド”に乗って軍艦島へ向かうべ!」
すご~~い!!
ぼてぽて行ってみたかったの!
「オイラも行ってみたかったべ!これから約 40 分かけて軍艦島へ向かうべ!」
結構時間がかかるね。
それにしてもこの船、超満員なんだけど・・・。
「こんなに混雑してると思わなかったけど、軍艦島クルーズは認可されてるクルーズ業者しか軍艦島に上陸できないんだそうだべ」
そうなんだ。
「だからそのクルーズ船も大変混雑してるんだべ。それだけ軍艦島見学が人気だってことだべ」
なるほど。

「出港だべ!」
それにしてもあいにくの天気だねぇ・・・。
「大浦天主堂を見学してるときまではどうにかもってたけど、ついに降ってきてしまったべ」
本当だね。
「実は軍艦島は行けることは行けるけど、必ず上陸できるとは限らないらしいべ」
え~!?そうなの!?
「上陸できる確率はなんと 50 %だそうだべ」
え~~~!!!!
「あいにく今日は天気も悪いし、もしかしたら上陸できないかもしれないべ」
その場合はどうなるの!?
「軍艦島の周りをぐる~っと一周して帰ってくるそうだべ」
そうなの!?
「そういうこともあるから、もし上陸できなくてもがっかりしないようにしろだべ」
わかった。
覚悟を決めるよ ( 笑 ) 。

「軍艦島に行く間には長崎名物をたくさん見れるべ」
あ!あれはドックだね?
「そうだべ。大きなドッグにはたくさんの船が修理やメンテナンスのために入ってきてるべ」

あ!いた!
「長崎のドッグは大きなドッグだから巨大客船もたくさんくるんだそうだべ」
大きな客船だとどのくらいの大きさなの?
「 100 メートルほどの大きさがあるそうだべ」
そんなに長いんだね~!

「向こうに見えるクレーンは日本最長のドッグだそうだべ」
わ~~!大きいね!
「ここは三菱重工長崎造船所で、 100 年以上前からここで船を作ったり修理をしていて、日本最後の戦艦“武蔵”もここで造られたんだそうだべ」
へ~!

「稲佐山の下に見える赤白のアームじゃない方のクレーン、見えるべか?」
うん、大きいグレーンだね。
「あのクレーンは“ジャイアント・カンチレバークレーン”っていう、 1909 年に竣工した日本で最初に建設された電動グレーンだべ」
え~!!
100 年以上前の造られたクレーンってこと?
「そうだべ。高さは約 62 メートル、アームの長さは約 75 メートル、 150 トンの物を吊り上げることができるそうだべ。歴史的に貴重な存在で、現存しているこのクレーンは国際的にも非常に大きな価値があるんだそうだべ」
そうなんだ。
「海のそばで使われている上に戦火にも見舞われたのにも関わらず、きちんとメンテナンスが行き届いているのでモーターともども素晴らしい状態で稼働している現役のクレーンだべ」
すごいね~!
「実はこのクレーンも“明治日本の産業革命遺産 製鉄・製銅・造船・石炭産業”の世界遺産の一つなんだべ」
そうだったんだ!それはすごいね!

「長崎のこうした巨大クレーンのおかげで、長崎は世界でも有名な造船の町として栄えたんだそうだべ」
うん!
こんなに大きなクレーンは見たことないし、それにこんなに大きなクレーンが必要な船がここに入れるっていうのもすごい!
「クレーンがあまりにも大きすぎて建物がミニチュアみたいだべ」
本当にそうだね。
長崎、すごいなぁ。
そして船はなぜか軍艦島ではなく、その手前の“高島”へ寄港しました。
実はこの高島、こちらも昔は石炭の採掘で栄えた島で、現在も人が生活している島だそうです。
こちらで事前学習です。

「ここでガイドさんから軍艦島の概要と見学時の注意事項の説明を聞くべ」
これが軍艦島の模型?
「そうだべ。実際の軍艦島を模型で再現しているんだべ」
へ~!
こんなに狭い島にたくさんの人が生活してたんだね。

「こっちは住居棟だべ」
マンションがたくさん建ってるね。
「実は軍艦島のマンションは日本で最初の鉄筋コンクリートでできたマンションなんだそうだべ」
へ~!
「軍艦島は島だけど、当時は最先端の生活ができていたすごい島だったんだべ。正式名称は“端島”っていうそうだべ」
“はしま”っていうんだね。
「島の中には学校、病院、スーパー、映画館、生活に必要なものはすべてそろっていて、当時は時代の最先端の生活が送れていたんだそうだべ」
島なのにすごいね。
「ここは三菱工業が炭鉱として買い取った島で、ここではたくさんの人が石炭の採掘のため移住して働いていたんだべ。一番多い時には端島には 5,000 人もの人が住んでいたんだそうだべ」
すごいね~!
そんなにたくさんの人が住んでいたんだね!

「船はこの手前の桟橋つけて、オイラたちはここで下船するんだそうだべ」
島に直接船をつけるわけではないんだね?
「軍艦島の周りは波が高いから、島の周りは護岸壁で覆われていていて船をつけることができないんだそうだべ」
なるほど。
「隣に資料館があるから、そこをちょっと見たら、また船に乗って今度は軍艦島を目指すそうだべ!」
いよいよ軍艦島かぁ!
上陸できるといいな!
雨の強さは増すばかり。
しらすとぼてぽては無事に軍艦島に上陸できるのでしょうか・・・。
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