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2006年03月14日
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カテゴリ: 狩猟
 「この鉄砲古いから、免許(銃砲所持許可)取ったら上げるよ。」

 狩猟の師匠のこの一言が引き金を引いたと思う。
 狩猟に連れて行ってもらうようになって、3シーズン目となる丁度2年前だった。

 初めて行ったときは、「ちょと冬の山でも散歩がてら歩いてみよう」と誘われ、迎えに来てくれた師匠の車には本物の銃が積んであって、俺がおったまげた。
 その日、帰宅し玄関を開ける俺の片手には、鹿の足と背ロースの入ったビニール袋があり、台所のまな板の上に店開きしたら、今度は家内がぶったまげて逃げて行った。

 連れて行ってもらってた猟は、猟犬を使うグループ猟ではなく、師匠と二人っきりで山に入って、雪の上に残った鹿の足跡から、鹿の居場所を見つけ射止めるという、いわゆる「忍び猟」というやつ。

 自分の経験、感覚、勘だけが頼りとなる猟だが、それが神秘的でもあり、楽しかった。
 ただ、猟銃を扱うことが出来ないため、自分は師匠に付いて歩き、師匠が仕留めた鹿の解体を手伝うことのみとなる。”自分の銃を持ちたい”と思うのは、至極自然の事だったと思う。

 それが師匠の一言で、目の前に目標が出来た。

 簡単に書いたが、この過程はややこしかった。ここで書くのは避けるが。

 そして昨年暮れにデビューとなった。
17 ハンター

今シーズンは、5回出猟して、10頭くらい鹿を見た。
足跡から、近くにいるのは分かるのだが、まだまだ経験不足。鹿の方が先に俺の存在に気付いて距離を置いている。ことある毎に矢を掛けた(発砲した)が、全部外した。
まあ、初シーズンだし、元気に冬の山を歩き、鹿との出会いがあっただけで感謝している。

 今から来シーズンが楽しみでしょうがない。
 ただ、自分自身で気を付けないといけないのは、狩猟って、とっても特殊な趣味だということ。
 本物の鉄砲を扱うこと自体、普通じゃないし、生きた大型動物を殺傷して、それを捌くことは、なおさら。
 慣れてくれば、やってる本人は釣った魚を捌くのと同じじゃん、って感覚にもなるが、やはり、周りの人にとっては、残酷極まりない事。
 こっちは楽しくて狩猟の話をしても、必ずしも周りの人が、その話を受け入れてくれる訳じゃない。そこはこちらが認識しないといけないのかなって思う。
 知人にも鹿肉を欲しがる人は多いけど、かといって、鹿を解体する話を聞きたい訳じゃない。


 このあたりの猟をする人としない人の感覚の差異とどうやって上手につきあっていくかは、今後の俺の課題かな。





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最終更新日  2006年03月15日 22時20分07秒
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