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2006年12月09日
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カテゴリ: 狩猟
 「師匠、明日入られます?」

 「俺、雨でもとりあえず○○谷行きますよ。最悪稜線まで車入れるから、雨降っても車で流せるし。もし雨がもてば、そこから尾根筋を歩いて足拾いますよ。」
 「よっしゃ、行こ。」

 ということで、師匠と一緒に忍び猟。犬を使わずに山に入る猟である。昨年のこの時期、既に尾根筋は雪があったが、今年は全然暖かい。そして前回一人で歩き回ったとき、尾根筋に鹿がいたので、もう一度行って、こんな天気の時はどうしているのか見てみたかった。

 この谷は、これまで数年間、銃を持つ以前から通って、それなりにデータを蓄積しているので、どこを鹿が移動しているのかが少しだけ分かるようになった。(気がする)
 そういったポイントを見ながら移動するが、新しい足跡は全くない。ヌタ場も見たが、たまった水が濁っていないので、しばらく使われていない。

 雨が降り始めて今日で三日目。そろそろ鹿も腹をすかして動くはず、と師匠は推測。

 昼前に雨が一時的に上がり、空も少しだけ明るくなった。野鳥も鳴き始めた。車を降りて、歩いて探す。


「鹿が動くよ。」と師匠。

 かなり標高を詰めたところで、ついに今日付いた鹿の足跡を発見。
「メスと子供1頭、近くにいるよ。」と師匠。
と、そのとき、

”ピュー!”

鳴かれてしまった。ずっと前からこっちに気付いていたのだろう。
やはり相手は数枚上手である。

そしてしばらく歩いたところで再び鹿を、それもでっかいメスを見付けたが、矢をかけるに至らず。

こんな天候でも鹿のいるところに行けば、鹿に出会えるのである。なかなか面白い。


 尾根筋から車で下る途中、数m先の道端にのんびりたたずむ山鳥を発見。
こいつはもらった!と、車を降り、後ろの席の銃を取りに行ったが、一瞬目を離したスキに、姿を見失った。


「もったいないなあ、今晩の刺身が飛んでいったよ。」

 まだ一度も食ったことの無い山鳥だが、師匠が美味い美味いと念仏の様に語るため、山鳥を見ると俺もパブロフの犬のように反射的にヨダレがダラダラハフハフと垂れるようになってしまっている。

 それだけに、目の前の獲物を逃がした悔しさは、さあ飲むぞ!勇んで開けた缶ビールが、つるっと手から滑って下に落としてしまうくらい悔しかった。

 まだしばらく雪は降らないような天気だから、次回の再起復活再挑戦を虎視眈々と狙うのみである。





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最終更新日  2006年12月12日 23時40分15秒
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