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2008年12月27日
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カテゴリ: 狩猟
 昨日は仕事納めで、ようやく今日から年末年始休暇に突入。

 すかさず、今日は一人での忍び猟。

 ただ結構寒いので、モノもそんなに動かないだろうと想像して、いつもよりゆっくり目の出発。
 車を降りて歩き始めたのは午前9時。

 案の定というか、それ以上に谷筋は冷え込んでいて、最初に入った1キロばかりの枝谷も、全くモノの気配無し。気配どころか、新しい足跡さえ見つからない。

 20センチ級の霜柱もそこらじゅうに乱立して、歩くたびにバリバリ音をたてるほど。

 気配が無いとは言っても、鹿も消えた訳じゃなく、どこかにじっとしているはずなので、その場所さえ分かれば、そこに突入するつもりなのだが、まだ何度も行ったことのない場所なので、よく分からん。

 この枝谷をあきらめ、林道をのんびり歩いて登って、さらに気配を探していく。

 丹念に足跡を探していると、夕べの雪をかぶっていて明瞭では無いが、恐らく昨日の足跡が斜面を上に向かって付いている。そして、その周辺には下った足跡が無い。



 よし、突入!

 林道を外れ、杉の植林地の斜面へ突入である。

 やがて地面がヒカゲノカズラで覆われた場所に遭遇。

 なんだか、エエ感じ。

 ああ、そういや、先日作った注連飾りにつけるウラジロを持って帰らないとなぁ、と気を逸らした途端、カサッと音が聞こえた。

 しまった! まるでこっちが気を逸らしたのを見計らったように、鹿が飛び出して逃げて行った。

 ま、こんなもんかな。

 いったん林道に戻りさらに歩いていくと、またカサッと音がする。

 いる!

 姿は見えないけど、斜面の上方でモノが動いているのが分かる。



 と、別の鹿が静かに最初の鹿に付いて行くのがちらっと見えた。

 左に切った後、斜面を上に行くか、下に行くか?

 下に行くならこのまま林道走ってまわりこめば撃てるはず。

 いや、違う、雪はたいして積もっていないし、こりゃ上に逃げるな。

 すかさずまたまた藪に突入。



 おった!

 2頭登って行ってる。

 銃を構えるが、遠い~。100m近くある。

 それに2頭とも、こっちに尻を向けて立ち止まりやがった。

 見えるのは白い尻だけ。

 とにかく撃たないと始まらない。それに今日は全弾スラッグを入れている。多少距離があっても当たればなんとかなるかも。

 ドッカ~ンッ!

 1頭が木立の中を左に水平に走り出した。目の前の杉の大木のせいで一瞬見えなくなるが、次に見え始めるところを狙って銃を構えていたが・・・。

 あれ、出てこない・・・。コース変えられたか。

 すかさず上に逃げるもう1頭に狙いを変えて、

 ドッカ~ンッ!

 ドッカ~ンッ!


 ん、とことこ走りで見えなくなったぞ。当たったか?

 とにかく矢跡(着弾点)を確認せねば。

 空の薬室に弾を込めてから、ひぃひぃ言いながら斜面を登って2頭目が見えなくなった辺りへ向かった。

 その時である、突如、足元からガバァッ!とでっかいモノが起きあがって走り出した。

 うわ、なんだなんだ~、えっ、鹿か!

 すかさず、

 バッカ~ンッ!

 これでヤツの体勢が崩れた。

 最初、水平に走ったやつは、実は当たっていて、ここで座り込んでいたのである。そこに俺が登ってきたもんだから、あわてて走ったという訳だった。

 よし、まず1頭。初物ゲット!

 では2頭目は?

 さらに斜面を登って足を拾うが、まっすぐ斜面を上に上がっている。そして血痕も無い。

 う~ん、もしかしたらどこかをかすめたから、とことこ走りになったのかもしれないが、この鹿はあきらめよう。


 ちなみに倒したモノの初矢は見事に白い尻から、内蔵を貫通し、肩を砕いて首筋の皮と肉の間で止まっていた。

 まあ、当たって何より。

 これでようやく今期の初物を年末ぎりぎりセーフである。

 時間は午後1時の未だ氷点下。

 ここからがきつい。

 小さなナイフで一人で腰を曲げてモノの解体である。氷点下なので、長靴の中の指も感覚がなくなってしまう。そしてまだ下手っぴなので、途中でタバコ休憩を入れての休み休みだが、全て処理するまで2時間もかかってしまった。

 やっぱもう一本長いナイフ欲しいなあ。

 解体を終え、肉を背負って、車まで1時間、肩にがっしり食い込んでくる重さだった。

 帰ってから体重計で計ってみたら、装備を入れたザックが7キロ、それに肉が11キロ、鉄砲が3キロくらいなので、まるでテントを担いだ夏山状態だった。

 車に戻ったのが16時をまわっていたので、最初に見付けた公衆電話でまずは無事を報告。(携帯は当分圏外だし)

 猟場からうちまで車で2時間。
 帰宅して、まずは風呂で体をぬくめ、そして狩猟始めて単独忍びで通算2頭目、そして今期初の猟果を師匠に報告。

 そして、待ってましたのキンキンに冷えたビールで、敢えなく撃沈意識不明の寒い寒い冬の1日なのであった。

 明日は隊での巻き狩り。

 年末年始休暇は実にハードなのである。(ついつい長文ですいません)





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最終更新日  2009年01月05日 23時34分13秒
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