阪神タイガース  われら猛虎党






星野ジャパンが誕生!「金メダルしかいらない」五輪へ熱く始動!

北京五輪の日本代表監督に就任した星野監督。中日、阪神を優勝に導いた闘将が狙うのは「金メダル」だけだ
 『絶対金』の宿命を背負い、星野ジャパンが産声をあげた。08年・北京五輪の日本代表編成委員会が25日、都内ホテルで開かれ、前阪神監督の星野仙一氏(60)=現阪神オーナー付シニアディレクター=の就任が決定。会見で「金メダルしかいらない」と強い決意を語った。また強化本部長は長嶋茂雄氏(70)=アテネ五輪監督、巨人終身名誉監督=が留任する。


 “金”しかいらない。日本中の期待と、敗戦の許されない重い十字架を前に、闘将・星野仙一のハートに火がついた。北京五輪の代表監督就任会見。無数のフラッシュを浴び、新指揮官の眼光は鋭さを増した。

 「この壇上にいる以上は、金メダルしかいらないと。それでいいんじゃないでしょうか」

 生半可な覚悟ではない。金の難しさも北京を率いる責任の大きさも十分にわかっている。最後の野球の五輪開催。野球の素晴らしさを改めて世界に発信し、なおかつ日本の強さを知らしめるべく、プロ、アマが全面協力。「何としても優勝」を絶対条件に送り出される厳しい舞台だ。

コーチ就任が有力の田淵氏と山本氏。六大学を沸かせた“同級生”トリオで、頂点を目指す
 「プレッシャーだなぁ」。ニガ笑いと裏腹に、期待が大きいほど、乗り越える壁が高いほど、燃える男。「野球は国技。ロンドン(12年)ではなくなるが、次はぜひ(開催を)取り戻したい。そういうのも背負って、一丸となって野球界のためにやろうと、決意を新たにしました」と、16年開催での五輪野球復活の大目標もブチ上げた。

 「いま自分があるのは野球のおかげ。もっと感謝しないと。恩返しのチャンスを頂いたのかもしれない」。解説者で訪れたアテネ五輪やWBCでも「グラウンドに立ちたい」と少年のように心躍らせ、「半分ユニホームを着たつもり」で声援を送ったという。ONの後を継ぎ、初めて背負う日の丸の重みだが、尽きることのない野球への情熱が、闘志をかき立てる。

 チーム構成などはこれからだが、目指す野球は変わらない。中日、阪神を優勝に導いた手腕の根底は投手、特に「命綱」という中継ぎの充実だ。「点をやらないことが、特に短期決戦では大事。(リリーフは)野球の基本だから」。候補は当然、中日・岩瀬や阪神・藤川など“星野チルドレン”。先発投手のリリーフ配置など、五輪限定の豪腕を振るう可能性もある。

 01年オフの阪神監督就任時、「火の玉のような戦う集団に」とほえた。今回は「チームを背負っている男たちだから、何も注入しなくていいだろう」と冷静だが、熱さは変わらない。

 「何か言うとすれば、野球の今置かれている立場を意識して、日の丸というものを…普段あまり日本人は意識しないけれど、だからこそもっと意識して戦うということ」。国を代表する誇り。野球界への責任。大荷物を背負った星野ジャパンが、静かに戦闘態勢に入った。


■星野仙一(ほしの・せんいち)
 1947(昭和22)年1月22日、岡山県生まれ、60歳。倉敷商高から明大を経て、69年ドラフト1位で中日に入団。通算500試合に登板、146勝121敗34S、防御率3.60。82年に現役引退し、87年中日の監督に就任し、88年にリーグ優勝。96年中日で2度目の監督に就き、99年にリーグ制覇。02年から阪神を指揮。03年にリーグ優勝し勇退。監督通算成績は1741試合919勝789敗33分、勝率.538。04年から阪神オーナー付シニアディレクター。


★コーチ陣は週明け発表…田淵氏、山本氏、大野氏有力

 星野ジャパンのコーチには、盟友の田淵幸一前阪神チーフ打撃コーチ(60)=現解説者、山本浩二前広島監督(60)=現解説者、そして04年アテネ五輪でも投手コーチを務めた大野豊氏(51)=現解説者=が有力候補として上がっている。「今日は監督の発表。改めて広報担当が報告するんじゃないか。要請はちゃんとしています」と星野監督。週明けにも、コーチ陣の就任発表が行われる。

恩師と北京で大暴れや!赤星、星野ジャパンの1番に立候補!

星野ジャパンの1番打者になる! 赤星が2度目の五輪出場を熱く望んだ
 赤星、星野ジャパンの1番に立候補-。阪神・赤星憲広外野手(30)が、甲子園球場で自主トレを行った25日、星野SDが指揮をとる北京五輪日本代表入りを熱望した。星野ジャパンの1番打者として大暴れ、に思いを馳せた。


 星野SDの力になりたい。そして自分の力も試したい。目指すは星野ジャパンの1番打者。赤星が、北京五輪へ熱い思いを明かした。

 「五輪はぼくの中では特別。五輪へのこだわりもあるし、出たいなという気持ちがある。星野さんと日本代表の力になれるようにがんばりたい」

 この日は、甲子園球場を訪れた後、鳴尾浜球場に移動し、ランニングや打撃練習などで汗を流した。「今プロでやれているのは、シドニー五輪にいかせてもらったおかげでもある」。00年のシドニー五輪には亜細亜大から日本代表に選ばれた。3位決定戦で韓国に敗れ、惜しくもメダルを逃した。

 「試合にも出てないのに、なんでこんなに緊張するんだろう」という独特なプレッシャーの中で、プロ選手と同じ舞台で野球できたことが、赤星の財産となり、その後のプロ生活に大きく生かされてきた。それだけに、「プロでどれだけ成長したか確かめたい」。08年の北京五輪で、虎の主力、盗塁王5度のセ界の実力者として、プロで養った実力を試したいのだ。

 しかも指揮をとるのは、03年にチームをリーグ優勝に導いてくれた前監督の星野SDだ。ジャパンの1番打者として、勝利への突破口を切り開きたい。それが恩返しになる。その座にはヤクルト・青木という強力なライバルがいるが、負けはしない。

 「星野さんの野球は、他の選手よりわかっているつもり。盛り上げたり、引っ張ったりしていかないと」

 星野野球は熟知している。これが赤星の利点であり、自負だ。レッドが世界を舞台に走り回る。決意のジャパン入り熱望だ。

★宮崎オーナー、“ドリームマッチ構想”明かす

 星野代表監督就任を受けて、阪神の宮崎恒彰オーナー(63)が25日、大阪・野田の電鉄本社で会見。北京五輪の行われる08年は、星野ジャパンVs日本選抜という夢プランを私案として披露した。

 「個人としてアイデアがある。選抜チームというか、残った選手のオールスターとやれば盛り上がる」

 前日のオーナー会議でもドリームチーム結成のために、シーズン中断も検討された。合宿も含めると3週間にも及ぶ“空白”を埋めるために、星野ジャパンにもれた選手から成る“選抜チーム”との壮行試合を提案した。

 「(実施するなら)例年の球宴よりは遅くらせないといかん」。通常7月下旬に行われるオールスター戦の時期を遅らせて行えば、壮行試合を兼ねた“一石二鳥”となる。毎年人気投票で多数の選手が選ばれる阪神勢が選抜チームもジャックすれば、星野ジャパンVs岡田猛虎なんてことも…。

 星野SDから電話で報告を受けた総帥は「タイガースとして全面的に星野監督をバックアップしていく」。様々なアイデアで今後もバックアップするつもりだ。

★岡田監督もバックアップ約束

 星野ジャパンの正式決定に、阪神の岡田監督は「当然、金メダルをとってほしいし、そのために協力していくことに変わりはない」と全面バックアップを約束。ドリームチーム案にも「選ばれることを、みんな光栄に思わないと」と賛成の姿勢をみせた。

 阪神からは赤星、藤川ら、多くの選手が選考される可能性があり、「人数の制限がなくなれば、球団によってアンバランスになる。偏らないようにはやってほしい」と、現場としての注文もつけた。









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Last updated  2007年01月26日 11時43分29秒
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Re:星野ジャパンが誕生!「金メダルしかいらない」五輪へ熱く始動! 他(01/26)  
啓花  さん
中畑ジャパンよりはずっといいと思います(⌒^⌒)b うん (2007年01月26日 12時19分27秒)

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