阪神タイガース  われら猛虎党





阪神、九回猛反撃も…“代走”田上が本塁憤死

 (セ・リーグ、中日1-0阪神、6回戦、中日4勝2敗、25日、ナゴヤドーム)一瞬の躊躇(ちゅうちょ)が明暗を分けた。阪神は1点を追う九回一死一、二塁。代打・関本の当たりは、遊撃と左翼の間にフワリと舞った。土壇場での同点劇を確信した左翼席から歓声が沸く。が、すぐに悲鳴へ-。二走の田上が二、三塁間で逡巡した。時間にしてコンマ何秒の世界。しかし、これが響くのも勝負の世界。本塁憤死となり、勝ちの目は消えた。

 和田監督は「この球場では、特に接戦の勝負になる。ミスをした方が負けるということ。負けるべくして負けた」と厳しい表情で振り返った。

 無得点で迎えた九回に先頭の福留が右前打で出塁。代走は田上。打球判断に優れた背番号8の経験よりも、50メートル5秒7の俊足を選択した。策は打ったが、スタートの遅れは致命的だった。

 「もう少し早く判断ができていれば、セーフになっていたと思う」とうなだれた田上。久慈内野守備走塁コーチは「あの場面で、かえってきてほしくて代走にいっている。(判断が)難しいのはわかるが、ちょっと雰囲気に飲まれたのかな」と嘆いた。試合後のコーチ会議で田上の2軍降格が決まった模様だ。

 手痛いミスから今季4度目の零敗負け。貯金2となり、首位・巨人とは最大タイの5・5差に広がった。4連勝と鼻息荒くして乗り込んだナゴヤドームだったが、やはり鬼門の扉は重いのか。1勝2敗とカード負け越しとなった。

 巨人には3勝2敗1分けと勝ち越しているなかで唯一負け越している相手は中日(2勝4敗)。

 26日からのDeNA戦(横浜)に、どう生かしていけるか。そこに注目したい。
(栃山 直樹)










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013年04月26日 15時05分30秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: