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東京Dで6年ぶり!虎・桧山、V打でGに3タテ!


巨人2-3阪神

バンザ~イ\( ^O^ )/ バンザ~イ\( ^O^ )/



taiga-su torakkii

 (セ・リーグ、巨人2-3阪神=延長十二回、9回戦、阪神6勝2敗1分、8日、東京ドーム)シビれたで、神様!! 阪神・桧山進次郎外野手(43)が延長十二回二死一塁で代打として登場し、決勝の右翼線二塁打を放った。代打通算打点で球団新記録となる“神様”の一打で、首位巨人に劇的勝利だ。東京ドームで6年ぶりとなる同一カード3連勝を飾り、2・5ゲーム差に接近だ!!

 ひしゃげた白球が一塁の手前でポーンと弾み、一塁手・脇谷の頭上を越えた。スタートをきっていた一走・田上が快足を飛ばして一気に生還。奇跡だ! 奇跡が起きた。桧山が二塁上で2度ガッツポーズ。今季初安打でG粉砕の歓喜を呼び込んだ。

 「5月というのにチームメートで僕だけヒットが出ずに、2日前には(投手の)能見がホームランまで打っていたので、歯がゆい気持ちがあった。なんとか(安打が)出てよかった」

 延長十二回二死一塁で代打として打席へ。150キロ台を連発するマシソンにあっという間に追い込まれ、「過去の打席がよみがえりつつあった」。今季10打席目も打率・000。脳裏をよぎらないはずがない。プロ22年目。不振での2軍落ちとなれば自分にとって、それが何を意味をするかは分かっている。高めの直球に食らいついた。「一ゴロかなと思ったけど、抜けて初ヒットや!」と右翼線を転々とする打球を目で追い、笑みがもれた。

 難産だった。開幕前は常々、「自分への期待と不安。1本を打つまでは」と口にする。4月11日の巨人戦(甲子園)。雨天のため室内練習場にいると、ミズノのグラブ職人だった坪田信義氏(80)が訪れた。ガッチリと握手をすると、率直な心境を吐露。「試練を与えられています」-。信頼してきた恩人だけに漏らした言葉。現状を打破するため甲子園の試合後は連日、1時間以上もミラールームで素振りを繰り返した。

 原点を呼び覚ましてくれる存在もいた。5月1日の広島戦(甲子園)の試合後。いつものように居残りをしていると偶然、D6位の緒方凌介外野手(22)が現れた。東洋大の後輩は荷物を取りに来たのだが、そこで質問攻めにされた。相手投手の配球の疑問をぶつけられ、答えたが、ひと言付け加えた。

 「俺らとお前は違う。若さで思い切って振っていけ」。無我夢中でプレーする大切さを説いた。それは崖っぷちにいる自分に言い聞かせる言葉でもあった。代打通算打点を「99」とし、八木裕(現2軍打撃コーチ)の記録を抜いた。和田監督も「苦しみ抜いた上の、はじめの一歩。ちょっと遅かったけど、やっぱり役者」と最敬礼した。

 「苦しんだ分だけ、またコツコツと自分にとって、いい日が毎日、訪れるように一生懸命頑張りたい」

 東京ドームでのカード3連勝は2007年9月7~9日以来。巨人とのゲーム差は2・5差。神の手で待ったをかけた。その勢いはもう止められない。
(長友 孝輔)










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Last updated  2013年05月09日 15時54分43秒
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