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虎・新助っ投、150キロ超右腕ボイヤー最有力

 阪神が前ロイヤルズ傘下3Aのブレイン・ボイヤー投手(31)=1メートル91、102キロ、右投げ右打ち=を、セットアッパー補強の最有力候補として獲得に動いていることが18日、明らかになった。大リーグ通算233試合登板を誇るタフネス剛腕。すでに交渉は最終段階に入っており、順調に進めば、交流戦後にチームに合流する。

 8年ぶりの優勝に向けて、投手補強を画策してきた阪神が、剛腕に絞りこんだ。メジャー通算233試合登板のタフネスリリーバー、ブレイン・ボイヤーを最有力候補としてリストアップしていることが判明した。

 ボイヤーは1メートル91の身長から投げ降ろす150キロ超の直球とツーシームを武器とする典型的なパワーピッチャー。ブレーブスでメジャーデビューした2005年にいきなり43試合に登板すると、08年は76試合に登板し初セーブもマーク。特筆すべきは高い奪三振能力で、同年には72イニングで67個の三振を奪っている。

 以降はカージナルス、ダイヤモンドバックスなどを渡り歩き、メジャー通算9勝14敗2セーブ、防御率4・81の成績を残している。

 ロイヤルズは17日(日本時間18日)にボイヤーの保有権を放棄することを発表。フリーエージェントとなった。本人は日本球界入りを希望しており、球団幹部は「週明けにも決着はつく」と見通しを明かした。虎入りは秒読み段階に入っており、メディカルチェックをクリアし、ビザが取得できれば、交流戦明けの6月中旬にも「阪神・ボイヤー」が誕生する可能性が高い。

 阪神は昨オフ、守護神を長く務めていた藤川球児が大リーグ、カブスに移籍。ここまで安藤、福原、久保が踏ん張ってきたが、15日に福原が腰の張りのため抹消されるなど、ほころびが目立ち始めていた。

 外国人投手補強を目指し、球団は一時、マリナーズで抑えを務めたこともあるデービッド・アーズマ投手(31)の獲得を検討したが、本人が日本行きを望んでいないことが判明。同じ速球派タイプでかねてから調査していたボイヤーに一本化した。V奪回へ、新たな勝利の方程式が誕生する。

★ブレイン・ボイヤー

 投手。1981年7月11日、米ジョージア州生まれ、31歳。2000年D3巡目でブレーブス入団。2005年6月12日のアスレチックス戦でメジャーデビュー。08年にはリリーバーとして76試合登板。09年にカージナルスへトレード移籍。Dバックス、メッツなどを経て今季はロイヤルズに所属。同傘下3Aオマハで13試合登板、0勝1敗1S、防御率3・00。1メートル91、102キロ。右投げ右打ち。
(紙面から)










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Last updated  2013年05月19日 15時17分23秒
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