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たとえ、どんなに寒さが厳しくても、心をなごませ、温めてくれる、光があることはありがたいことだと思います。@海遊館 @大阪空中庭園下のドイツ・クリスマス市 底冷えするような経済情勢の中、人の心も苛立ち、荒みがちですが、この先には、良い変化があると信じましょう。そして、もし、神がいるのならば、世界に平和と安定を。War is over, if you want it.諸人に幸あれ。
December 25, 2008
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ドイツに住んでいた時、どうしても行きたい街がありました。その街の名前はデッサウ。建築・美術の総合学校として名を馳せた、バウハウスの息吹が残る街。機能性・合理性と美しさが直結した、バウハウスのデザインは、古びないどころか、今でも新鮮な驚きを与えてくれます。事前知識は持っていたつもりでしたが、デッサウの街の佇まいは、想像を軽く超えていました。 モダンで明るい建築物群。卓越した工業デザイン。絶妙な色彩バランスを保つ絵画。それらが今でも息づいていて、オフィスやカフェとして、当たり前に、機能性を失わずに使われているのです。見学用の校舎やマイスターハウス(教師のための住居)ですら、明日からでも使えそう。十分に楽しい体験ではありましたが、しかし、あまりにも膨大な情報量に、自分の中の整理が追いつかなかったことも確かです。=====この夏、東京藝術大学大学美術館で、「バウハウス・デッサウ展」をやっていると聞き、「デッサウに再び行くよりは近い」と自分に言い訳して、東京に向かいました。-----この展覧会では、バウハウスの歴史と各方面にわたる活躍が、その多様性をそのままに、分かりやすく整理されながら紹介されていて、単なるデッサウ滞在の追体験以上に、知的刺激を与えてくれる、期待以上の面白さでした。=====1.バウハウスとその時代(写真はwikiより)これだけ大きな影響を与えたバウハウスですが、活躍したのは、1919年から1933年までの14年間に過ぎません。「アーツ&クラフツ運動」の影響を受け、そのドイツ的展開として始まったバウハウス。しかし、この時期はナチス台頭の時期と重なり、美術家・建築家を目指して挫折した経験のあるヒトラーから「退廃芸術」の烙印を受け、息の根を止められます。=====2-1.基礎教育バウハウスでは、パウル・クレーやカンディンスキーといった画家達が、教壇に立ちました。その教育も、色彩と心理の研究から物質・素材の用途研究にまで及びます。-----面白かったのは、ヨーゼフ・アルバースの「構成研究」の実作品群。一枚の紙に、丁寧な切込みを入れることで、それだけで、安定感のある立体が、複雑な模様が、立ち現れてくるのです。切紙細工にも似た、不思議な世界。-----そして、パウル・クレー&カンディンスキーの、色彩授業。それぞれの色が持つイメージ、その活かし方、形と色、他の色を背景にした場合、どう見えるか…。色彩の魔術師たちが、生徒と共に重ねた実践研究。-----単なる建築(=バウ)の学校に留まらない、幅広く自由な芸術教育が、バウハウスの豊かな創造性へと繋がっていたことを、見て取ることが出来ます。=====2-2.工房バウハウスの工業デザインは、実際の製品となって、人々の手に渡りました。 卓上ランプや吊照明、椅子のデザインは、今見ても斬新で魅力的。そして、それらが、それぞれ個性的でありながら、大量生産にも適しているという点が素晴らしい。折りたたみ椅子にしても、肘掛け椅子にしても、すごくデザイン性に富んでいるのに、バラした構造は実にシンプル。-----そのことが分かる、椅子の構成パーツをそのまま貼り付けた、宣伝用見本板が展示されていて、このインパクトはすごい。なにせ、実物大ですからね。しかも、これだけシンプルな構成要素から、デザイン性と機能性に優れた椅子が成り立っているなんて、溜息が出てしまいます。=====2-3.写真と美術そして、絵画、写真、コラージュ。特に写真では、丁寧なスナップ写真から、ピントを調整したもの、影を強調したもの、被写体を「構成」して撮ったもの、などなど様々なテクニックが駆使されていることが、素人目にも分かります。-----しかし、一番印象に残ったのは、バウハウス・デッサウが閉鎖される日に撮られた、一枚の写真。デッサウに今も残る、食堂のテーブルの端に、難しい顔をし、腕組みをして座る、一人の少女。真っ白で細長いテーブルには、何も載っておらず、テーブルに映る窓枠の影は、十字架にも見えて、それを意識すると、髪を帽子で覆っている少女の姿が、修道女のようにも感じられ、何も無い空虚さ、それ自体が主張を始めます。=====2-4.舞台バウハウスの建物の中には、舞台空間が用意されていました。ここで演じられたお芝居のビデオが上映されているのですが、これがすごい。学生時代に演劇をかじったこともあり、それなりにお芝居は観ているつもりですが、それでも、なお、前衛的だと言わざるを得ない。-----仮面をかぶっての、幾何学的なダンス。色彩鮮やかな衣裳に身を包み、演じられる無言劇。他の美術展で何度か、ピカソ&サティの舞台映像を見たことがありますが、それよりもさらに実験的で、構成的。-----面白いのか、と聞かれれば、生でない舞台を評することはフェアじゃない、と答えましょう。しかし、観た者の中に、何かを生み出させる、「核」をもっていることは確かです。-----完成された舞台では決してないにもかかわらず、完成された何がしかを期待させられてしまう、不思議な不思議な舞台空間。「完成形」を見ることの多いバウハウスの作品群において、未完成であるが故に、もっとも、可能性を感じさせてくれる作品でした。=====3.建築建築については、どんなに展示してあっても、本物に及ぶべくもないのは仕方ありません。 写真よりも、模型よりも、本物の持つ力はすごい。これは、建築系展覧会の限界。でも、それでも、十分に刺激になる内容。知らなければ、知らない分、そのモダンさに驚けます。=====『バウハウス・デッサウ展』 @東京藝術大学大学美術館 (東京・上野)[会期]2008.04/26(土)~2008.07/21(祝・月) [開館]10:00-17:00 月曜休館[料金] 一般 1,400円 / 大学生・高校生 800円 / 小中学生 500円 http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2008/bauhaus/bauhaus_ja.htm バウハウス [BAUHAUS] wiki作者: ヴァルター・グロピウス [Walter Adolph Georg Gropius] (1883-1969) wiki ヨーゼフ・アルバース [Josef Albers] (1888-1976) パウル・クレー [Paul Klee] (1879-1940) wiki カンディンスキー [Wassily Kandinsky] (1866-1944) wiki=====さてさて。ベルリンにも、バウハウス・アーキヴ(アーカイブ)があります。 この建物が、リニューアルのためのコンペを行ったのですが、このコンペを勝ち取ったのが、「金沢21世紀美術館」で有名なSANAA。このアーキヴの入口横にある小屋では、他のコンペ作品も含めて、コンペ資料を一般公開しているのですが、さすがにどれも力作ぞろい。そんな激戦の中、ドイツを代表する建築運動の歴史的建造物のリニューアルを、勝ち取ることが出来る、というのは、さすがだなぁ、と感心しました。このコンペ案は、HP:http://www.bauhaus.de/ から、Gebaude (building) → zukunft (future) とたどると、見ることが出来ます。
December 21, 2008
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先日、東京国立博物館で行われた『大琳派展』の話題で盛り上がっていたら、「BRUTUS買った?これなんだけど。」と聞かれました。BRUTUS 649号中を見ると、あの「風神雷神図屏風」が、宗達・光琳・抱一と三種類、インデックス付でしかも見開きで、見比べられるようになっているのです。そして、文章を寄せているのは、マルチ文筆家の橋本治。そして、現代美術界から、天才絵師会田誠。 さらには、琳派を観るための京都案内まで!実は買い損ねて、バックナンバーを置いてある店でも売り切れで、しっかりお取り寄せしてもらいました。いや、でも、これは、無理してでも手に入れる価値あり。これで630円。良い買い物をしました。
December 19, 2008
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先日の梅の写真を撮って、ふと桃や桜はどうかなぁ、と。ありました。ありました。小さな蕾がいっぱい。これから、ますます寒さ厳しくなる季節ですが、無理はせず、春の訪れを楽しみに待つとしましょう。
December 15, 2008
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毎日寒くなってきていますが、ふと庭の梅の木を見たら、もう蕾がいっぱいでした。春、遠からじ
December 11, 2008
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神戸ルミナリエも、今年で14回目。1995年1月。阪神淡路大震災。同年12月、犠牲者への鎮魂と、神戸の復興と再生への祈りを込めて、ルミナリエは、はじまりました。=====1995年1月。僕は受験生で、センターの採点が終わった直後で、友人の両親の無事を聞いて、胸をなでおろしながら、実家の無事を良いことに、他人事みたいに思っていて。2月。入試を受けるために、瓦礫の街を横目に見つつ、東京に向かいながら、2次試験に向けて必死で、何をしようとも思う余裕も無くて。3月。大学に合格したことに浮かれて、時間もあったのに、他人の為に何かをすることも思いつかなくて。-----目の前に、自分が、何か出来るかもしれない、そんな現実があったのに。気付いた時は、東京にいて。偉くなったつもりになって、偉そうなことをほざいて。手の届く「出来ること」もしようとしなかったくせに。-----学生の時、三国町の重油ボランティアに手を挙げたのは、そんなことを思っていたから。それは、僕なりの、形を変えた贖罪。だからと言って、自分の醜さが、贖われるわけではないけれど。===== 道に沿って点灯される光のアーチの先には、光で彩られた広場があって、さらにその先には、ひっそりと、「慰霊と鎮魂のモニュメント」があります。=====「TSUNAMI」に襲われて復興しつつある地方を旅した友人が言ってました。技術も資金ももたない我々に出来る最大の支援は、現地に旅をして、現地でお金を使うことなんだ、と。忘れていないと伝えることだ、と。-----もし、時間があるのなら。神戸に足を伸ばして、ルミナリエを見に来て欲しい。そして、出来れば。命の尊さに、思いを馳せて。今、生きていることの喜びを感じて。手を合わす必要なんてありません。楽しいと、素敵だと、美しいと、そう感じて、これからも何度でも神戸に来ようと、もっと神戸を楽しみたいと、そう思うことが、最大の神戸への応援メッセージ。====夢灯す、光の彫刻KOBE ルミナリエ2008.12/04(木) ~ 15(月)月-木:18:00-21:30 金 :18:00-22:00 土 :17:30-22:00 日 :17:30-21:30
December 7, 2008
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本屋さんの端末で、重森三玲さんの『枯山水』を探していたら、『モダン枯山水』という本も引っかかったので、これも買ってきました。 いや、すごい。『枯山水』の方は、エッセイ集なので、文字ばかりなのですが、『モダン枯山水』は、写真での作品紹介がメイン。なお、両親に、重森三玲の名を挙げても「誰?」だったのですが、東福寺の庭園の写真を見せて、「これの人」と言ったら通じました。 (写真はwikiより転載)いいなぁ。話はたくさん聞いているけど、見たことないんだよなぁ…。-----で、巻末に、家系図・関係者図が載っているのですが、子供たちの名前がすごい! 完途(カント) 弘淹 (コーエン) 由郷(ユゴー・娘) ※※(ゲーテ) 貝崙(バイロン)「三玲」という名前も、本名ではなく、ミレーにちなんで、とのこと。侮れません、明治生まれ。森鴎外先生も、 於菟(おっと) 茉莉(まり・娘) 杏奴(あんぬ・娘) 不律(ふりっつ、夭折) 類(るい) ですからねぇ。我々も、負けておれませんな(←間違い) 振槍 (しぇいくすぴあ) 努須途得伏木 (どすとえふすきー) 紋悟芽里 (もんごめり) 茶林謝 (さりんじゃー)とかどうでしょ?(←大間違い)子供にこういう名前をつけると、ですね、「おい、まるくす、食事の前に手を洗いなさい」とか「こら、ふろいと、宿題を終わらせてから寝なさい」とか「まったく、あいんしゅたいんは、数学が苦手なんだから」とかいう会話が出来るわけで…(←巨大間違い)=====さて、探していた『オバマ演説集』ですが、神戸に行く父を駅まで送るついでに入った紀伊国屋書店にも、もう一軒の行きつけの本屋さんにもありませんでした。しかし、帰りに寄った喜久屋書店さんで発見!さっそく購入して、父に報告の電話を入れたら、向こうから、「あったから買っておいたぞ。」…………………………。 えっと、まぁ、2冊あって、困る本じゃないし。-----CD付なので、さっそく聞いてみたのですが、これは、すごい。分かりやすい言葉。メリハリの利いた抑揚。畳み掛けるような繰り返しのフレーズ。父曰く、「ケネディ大統領の演説に似ている」うちには、ケネディ大統領の演説テープがあって、私も何度か聞いたことがあるのですが、この抑揚の付け方は、確かに似ている。-----「Change」きっと何かが変わるのだと。「Hope」希望の持てる、新しい未来を夢見て良いのだと。「Yes, We can!」そう、それは、我々自身の力で達成できることなのだと。-----彼の登場によって、ようやく、世界は、21世紀のスタートラインに立つことが出来たのだと思います。世界に武器と絶望をばら撒いたブッシュなんて過去に葬って、我々は、明るく平和な未来を夢見るとしましょう。「イマジン」を「平和を謳っているから」禁止したという、狂った人々の支持した政権が、終わりを迎えたのです。-----ジョン・レノン&オノ・ヨーコは言いました。「War is over! If you want」そう。われわれみんなが望めば、戦争だって、終わりに出来るかもしれない。シニカリズムは要りません。楽観主義的現実論で、世界は変わるかも知れない。-----希望を、そして、何かが実現する可能性を、夢見せてくれた、新しいアメリカ大統領に、神の祝福あらんことを。
December 4, 2008
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