マコ の気ままな徒然日記

    マコ の気ままな徒然日記

PR

×

Freepage List

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

ma-san2387 @ Re:万華鏡(08/18) ひろたんさん 返事が遅くなりました。 本…
ひろたん@ Re:万華鏡(08/18) こんにちは 素敵な趣味だなぁ なんかね、…
Ma-san@ Re[1]:水墨画(03/24) ひろたんさんへ 返信が遅くなりすいません…
ひろたん@ 水墨画 おはようございます 水墨画ですか、気持ち…
ma-san@ Re[1]:歩け 歩け・・(06/03) ひろたんさんへ 長いことご返事を書かなく…

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026
January 13, 2014
XML
カテゴリ: essay

挑戦

パソコンに興味を持ったのは六十歳の時だった。六十五歳の時にやっとパソコンを買った。

いろいろな想い出を書き綴り、趣味で作った作品を並べたホームページを作りたいと考えていた。パソコン教室で学び、題名、「Welcome  toまさこの窓」が出来上がった時は、

「もうこれで思い残すことはないわ」

と感激したものだが、しばらく休んでいると、生まれてから結婚までの自分史を書きたいと思うようになった。

それから、図書館に行き、私の生まれた時代の背景を調べ、少しずつ原稿用紙に書き綴っていった。書き終わると、今度は自費出版で自分史の本を作ってみたくなった。

パソコンで調べると、自分史の本を作っている出版社があったので問い合わせをした。早速、出版社へ出向き、ホームページの中にある文と一緒にして作ってみたいことを話すと、原稿用紙に書いて印刷したものを持ってくるように言われた。早速、原稿用紙を出版社のホームページからダウンロードして原稿用紙に写し印刷した。

内容は 

一 生まれてから結婚までの自分史

二 父母の故郷を訪ねて 

三 アメリカ生活の想い出

四 エレンさんの手紙 

の内容で原稿用紙を出版社へ持って行った。

しばらくすると、出版社から原稿用紙審査担当部門で検討した作品講評が送られてきた。それが素晴らしい内容だったので、うれしくてすっかり舞い上がってしまった。 

作品講評は五人の担当部門の人の評価で、

 担当者は最も大きなファクターとして読者獲得の可能性から検討いたしました。原稿審査部門と審議を行い、各部署責任者の満場一致のもと、本作品を全国流通として推挙させていただいた  との内容だった。

早速、娘たちに知らせ、少し費用がかかっても作りたい気持ちでいっぱいであった。

そして、次回、担当者と打ち合わせをする日時を決めた。

ところが、アメリカに住んでいる娘からEメールが入り、出版社のことについて調べたので、よく検討してからでも遅くはないかと、下のメールアドレスをクリックして読むようにとの連絡が入った。数行あるアドレスをあけてみると、この出版社で本を作ったが、費用がかかったこと等書かれていて、全国流通などとんでもないことであるとも書いてあった。いろいろと読んでいると何も知らなかったことが恐ろしくなった。早速、打ち合わせの日時をキャンセルした。出版社へ行く二日前のことであった。

しばらくすると、やはり作ってみたい気持ちが残っていた。地元の某新聞社の出版部へ問い合わせをしてみた。待ち合わせ場所に行くと、背の高いキビキビした若い理知的な綺麗な女性が現れた。最初に言われたことは

「よく本を作る気持ちになりましたね。今は本屋も倒産したりして、本は売れないですよ。 

当社は本を作るのみで、出来上がった本はすべて本人に引き渡します。新聞には片隅に作者の名前と自費出版した本の記事を載せるサービスがあります」

原稿用紙の束を持ってきたので、読んでいただきたいことを話し、私のパソコンのメールアドレスを教えて家に帰った。

しばらくすると、お会いした女性から丁寧なEメールの返事がきた。そして、私の担当者になったこと、

「めったにできない経験をされて、それを文字で残されていることにまず共感を覚えました」

と、しっかりした文章で書かれてあった。

「ウエーブサイトであれば、あまり長い文章は読みにくいかと思いますが、もう少し詳細な記述があるほうが読み手を引き込めるのではないかと思います。二つの山場があるので、一つに絞ったほうがよい」との内容だった。     四つの項目を二つにして、アメリカ生活の想い出と、エレンさんの手紙の内容だけにすることにした。そのために原稿用紙も少なくなるので、改訂版アメリカ生活の想い出を書きホームページにも載せながら、約百二十枚から百五十枚になるように増やした。

「当社は、まずお見積もりをとらせていただき、条件面でご承諾させていただければ編集、制作に移ります。書店への配本は手数料がかかります」と連絡が入った。

毎晩一生懸命書き綴り原稿用紙に印刷するのではなく、パソコンのなかのメモ張で書いたものを電送した。

注文数は五十部だけでよいと思ったが、五十部、百部、百五十部の値段は変わらず、三百部で、わずか三万円増えるだけだった。たくさん作れば一冊のお値段は安くなるが、本屋にだしても家に売れのこった本が山積みになるのもつらい。でも最低二百部は注文しなくてはならないと思っていた。私の拙い文章に、お金をかける価値があるのかと思いながら、娘たちへ内容を報告した。

それからしばらくすると、また娘から、もっと安く作ってくれるところを探して検討したら、とのメールが来た。パソコンで他の自費出版する出版社を探してみると、百部単位ですぐに見積もりを作ってくれる会社が数社あった。その中で一番安い中小企業の印刷会社を見つけた。

その印刷会社は、NPO法人の日本自費出版ネットワークに参加している会社だった。

そこで、某新聞社の担当者へ、申し訳ないがキャンセルのメールをした。

すべての資料を電送し、これから細かい内容をきめて相談をする日が決まっていたのだが、お会いする五日前のことであった。担当者の女性にお会いしたのは最初の一回だけだった。

新しく探した印刷会社へ電話をした。まず、お会いしてお話を聞きましょう、ということになった。会う場所は家の近くの公園の中にある喫茶店にした。アメリカ生活の想い出、エレンさんの手紙の本を作ることはやめて、生まれてから結婚までの自分史と、私のホームページの中にある父母の故郷を訪ねての小冊子にした。自分史はホームページに載せていないし、せっかく書いたので、本にしてみたかったのである。

それから、アチコチの本屋をのぞき調べてみた。やはりお客は少ない。閉店になった本屋もあり、いつも行くお店も売り場面積が狭くなっていた。知人や友達に買ってもらうことも出来るが、お金を頂くなどとうてい出来ない。読んでもらえるだけでいい、と思っていた。

新しく見つけた印刷会社の人が自動車で一時間三十分もかけて来てくれた。県内の印刷会社だったが、殆どメールのやりとりで済むと思っていたが、最初の一回は会ったほうがいいと思い負担をかけたくないと考えていたが、意外とセッセと何回も足を運び打ち合わせをすることになった。担当者は定年を一年後にひかえた男の人だった。

何回も本を制作する注文の仕方を勉強してきたので要領がわかり、私の希望する内容を説明した。

そしてお会いした当日の夜には、もう担当者からEメールが入っていた。

「お歳とはおもえない若々しい発想と意気込みに始終圧倒されてまいりました。また、さまざまな人生経験に基づくおはなしなども、仕事を離れ個人的にためになりました。ありがとうございました。それでは週明けにでもデータ送信していただきますようお待ち申しあげます」

それからメールのやりとり、喫茶店での打ち合わせなど、本ができるまで、忙しいけど楽しい日々を過ごした。

私の送ったデータは、今まで習ったことを生かして、本のサイズ、一ページの余白や字の大きさを考えて、本のページと同じように作りパソコンで電送した。

また、わからないことは担当者に、いろいろ教えてもらった。新しく学ぶことがばかりだった。表紙の色や見返しの色を決め、原稿がそろったところで文章の統一をしなければならないことや、校正の仕事は、三回まで修正ができることを知った。送ってきたゲラは薄い小冊子なので、自分自身で校正して何回も読み直した。簡単に本はできるものではない。

本の注文数は、身内や親戚、そして知人のみに配る予定だったので、見積もりと同じ百部にした。本の請求書が来て驚いた。見積もりよりも安く、

「こんなに安い金額でいいのですか」

と尋ねると、私の送った全工程のデータは編集に手間がかからなかったので、紙代と印刷、製本の費用のみとのことだった。

私の本が出来上がったのだ。うれしくてしばらくの間何回も読み直した。さすがに、印刷所の活字の書体はしっかりしていてきれいで読みやすい。まず、娘たちに渡し、親戚や友達知人へは贈呈にした。愛知県春日井市にある自分史図書館にも私の本を二冊寄贈した。

六十五歳で、ホームページ「Welcome to まさこの窓」を作り、七十歳の時に書いた結婚までの自分史は、稚拙な作文のような本であった。いつか、文章の書き方を学び、現在にいたる自分史をきちんと書くことが私の課題であった。

NHK学園の通信教育自分史講座で学んだことのある人に教わり申し込みをした。

毎晩、パソコンで原稿用紙にタイピングしていると、久しぶりに勉強している気分になった。そして、この自分史の作品が出来上がったら、出版社に頼らず、自分自身で本を作ってみたくなった。題名を決め、写真もたくさん入れて、どこにもない私なりの一冊の本である。難しいと思うが、これからの私の新しい挑戦である。


訪問していただいている人のブログはいつも読んでいます。

アイパットからも覗いています。

長い文章をお読みいただきありがとうございました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 4, 2015 09:35:56 AM コメント(14) | コメントを書く
[essay] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: