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2010.09.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
30日の日経平均は、前日のNYダウは小幅反落だったため前日比横ばいの9,554円(前日比-5円)で始まった。寄り前に発表された8月の鉱工業生産が予想外のマイナスとなったことで徐々に売り物が嵩み下落、前日業績見通しを下方修正した「任天堂」が下げを加速させ指数を押し下げ、欧州市場でアイルランド等の債務問題で銀行株が下落した流れを受けてヘッジファンドのバスケット売りにメガバンクが揃って年初来安値を更新し下げ足を速め、さらに9,500円を割った時点から先物に売り崩しの動きが出たことで日経平均も大幅に下落し9,369円(同-190円)で引けた。この日は中間期末で引け値を維持するためにドレッシングがあるのではとの期待感があったが、これが裏切られたことも下げに拍車がかかった原因と思われる。外資系証券の寄り前の注文状況は510万株の買い越し、値上がり銘柄数は155、値下がり銘柄数は1,459と全面安の展開となり、出来高も2,073百万株と増加している。

「武富士」はこの日は値幅制限が撤廃されたため一気に6円まで下げて寄り付いた。一けたの株価になったため予定通り買い戻し、何と250円もの値幅を利食うことが出来た。一方「プロミス」も昨日コメントした通りの懸念から626円(前日比--43円)と崩れてきた。このところの「プロミス」の急騰劇はどうも外人投資家が売り逃げするために仕掛けたもようで、結局個人投資家の買いがしこりとして残る結果となった模様である。この動きが支援している「三井住友FG」の業績にも悪影響が出そうとの懸念で株価も2,432円(同-98円)と安値を更新してきている。

また、この連想で新たに注目している「新生銀行」をこの日も62円、63円と売り上がってみたが、引けは59円(同-3円)となってきている。もう少し戻りがあるかと思っていたが戻れないようであれば下値を叩きに行く公算は高そうである。また、売り方の踏み上げを狙って逆行高してきた「アンリツ」も530円で打診売りしてみた。一方、株不足が続きなかなか下げそうで下げない「東邦チタニウム」もこの日は2,305円(同-53円)と下げてきており、再度の2,300円割れから今度こそ下げトレンドに入るものと思われる。

30日のNYダウは、朝方発表された新規失業保険申請件数が前週比1万6000件減の45万3000件となり市場予想を下回ったほか、米国の4~6月期の実質GDPが1.7%増加し上方修正されたことで小高く始まり、さらに、8月のシカゴ景況指数が予想を大きく上回ったことで景気減速懸念が後退して、10,948ドル(前日比+113ドル)と一時取引時間中としては約4カ月半ぶりに11,000ドルに近い水準まで跳ね上がった。しかしその後は、欧州信用不安再燃への懸念や四半期末によるポジション調整の売買で利益確定売りの動きに押されて値を下げ10,745ドル(同-90ドル)まで下落し、結局10,788ドル(同-47ドル)と続落して取引を終えた。NASDAQも2,368P(同-7P)と続落した。良好な経済指標の発表に対してもGDP改定値は上方修正となったとは言え依然低水準で、景気回復の鈍化が改めて確認されたとの見方から市場では依然としてFRBが11月に追加緩和に踏み切るという憶測を払しょくするには十分ではないという見方が強い。

30日のロンドン外国為替市場の円相場は、米国の追加金融緩和観測に加え、中間決算期末を控えた日本の輸出企業の円買いを受けて上昇した東京市場の流れを引き継いで83円台前半で始まったがその後は介入警戒感もあり、午前中はもみ合いで推移、 午後に入ってシカゴ購買部協会景況指数が予想を上回ったことから、ドル買い戻しが強まり、日本政府・日銀の円売り介入警戒感が根強い中、神経質な動きとなりドル83円50銭前後で売り買いが交錯する展開になった。一方、ユーロはドルや円に対して方向感に乏しかった。スペインの国債が格下げされたほか、アイルランドの銀行をめぐる懸念はあるものの影響は限定的だった。

30日のニューヨーク外国為替市場の円相場は米・4-6月期GDP確定値や米・9月のシカゴ購買部協会景気指数が予想外に改善、米新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを好感して連銀の追加量的緩和導入観測が弱まり、83円21銭から83円64銭へ上昇したが83円40-45銭で引けた。

10月1日の東京株式市場は、9/30の取引時間中に飛び込んできたアイルランド金融不安の報道は地域的、規模的にみても大きくないため、影響は限定的との声はあるものの、ユーロが対主要通貨で下落し円が対ドルでも上昇しており。金融株はもちろん輸出関連株の重しとなっていることから上値の重い展開となりそう。欧州の金融不安が再燃すれば、金融株にも売りが加速する恐れがあるほか、円高加速も予想され日経平均も軟調推移が見込まれる。日銀短観、鉱工業生産と良くない指標が出てきたため週明け4、5日の日銀金融政策決定会合では、追加の金融緩和策が打ち出されるとの見方が優勢だが、これまで動きの鈍さが目立ってきた日銀だけに検討にとどまる可能性もゼロではないとの見方もあり、追加の緩和策への期待が支えになっているだけに、仮に何も具体案が出てこなければ、失望売りに押され可能性もある。また、為替の82円台で日銀による再度の円売り介入が入る可能性も強いが「柳の下にニ匹目のドジョウはいないもの」であり注意が必要である。





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Last updated  2010.10.01 07:02:00
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