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2021年06月02日
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カテゴリ: 病院
おはようございます。

昨日は投稿できずすみません。朝起きれませんでした。

今日からがん治療にかかる医療費について説明していきます。

まずはがんの治療に関する話です。

みなさん「がん」と聞いたら何を思い浮かべるでしょうか。
不治の病、抗がん剤、高額な医療費、副作用などなど

日本人は二人に一人ががんになるといわれていて、死因の第1位ががんです。

がん専門相談員 として患者さんから話を聞く中で、どうしても拭えないのがこの 「不治の病」 というイメージです。




国立がんセンターによる部位ごとに死亡数が多いのは肺がん、大腸がん、胃がんの順番です。

罹患数が多いのは男性では前立腺がん、女性では乳がんが1位ですが、罹患数は多いけれども死亡率はそこまで高くありません。
(当然、がんの進行状況(ステージ)によっても変わってくるので、一応データ上では以下のようになります。)


生存率が上がることは良いことですが、ただ、そのことにより「 治療期間の長期化や医療費の増大」 という事実が裏に隠れていることもまた理解しておかなければいけません。



​ 国立がん研究センターホームページより ​



________
では実際にがんと診断されたときにどのような治療を受けられるのか、先進治療とは、医療費はどのくらいかかるのかなどを説明していきます。


・がんとは
体内に悪性の腫瘍ができる病気をがんと呼びます。(良性の腫瘍もありますが、進行速度が遅かったり、転移はしなかったりするので良性腫瘍はがんではありません)


発覚のきっかけとしては体調に不安を感じて、体に外見上の異変が起きて、たまたま受けた人間ドッグで、職場の健康診断で、別の病気で入院中にたまたま検査して見つかって等、タイミングはバラバラです。


がんは早期に発見できて、他の部位に転移していなければかなりの高確率で治療できる病気です。



そもそもがん細胞とは元々正常だった細胞に傷がつくなどして、体内でがん細胞へと変異します。がん細胞が発生すると速いスピードで増殖して、周辺の臓器へ侵食したり遠方の臓器へも飛ぶことで体中で悪さをする病気です。


早期に発見できればがん細胞が一か所に留まっているので、がん細胞だけを取り除けば治る可能性が高まります。


発見が遅くなればその分他の臓器へ飛び散ってしまっている可能性が高いため、治療が難しくなっていきます。

遠隔に転移していればその分だけ、目に見えないだけで他の部位にも転移している可能性が出てきます。目に見える部位だけを治療しても体からがん細胞を無くすことが出来ないからです。


死亡率の高い部位は早期では症状が出づらいため、発見が遅れるケースも多いです。


これらの理由からがんは 早期発見、早期治療 が望まれる病気です。




・がんが見つかったら
がんの治療はスピード勝負。なぜなら、がん細胞の増殖スピードが異常に速いからです。
患者さんの心の準備が出来るまで待っていたら、がんが別の部位まで浸潤してしまう可能性もあります。


そのため、医師から「がんです」と診断されてから治療をするかしないかを早急に判断が求められます。


患者さんからすると、がんという病気を受け止めきれないうちに

「さあ、手術しますか?するなら早い方がいいから来週には入院して、次の日に手術しましょう」

といった具合に診断されてからはあっという間に話が進んでいきます。


そして訳も分からぬままに治療のスケジュールだけが決まっていき、気持ちは置いてけぼりに…

少し時間が出来ると「これで良かったのか」と自問自答したり、どうしたらよいのか自分の考えがまとまらずに直前になって不安が大きくなり混乱する方も多いです。​
​
治療が始まる時点で完全に病気と向き合っている人の方が少ないと思います。不安な気持ちを抱えたままで治療に入っていく人の方が多いと思います。



・がんの治療
実際にがんの治療をするとなると、大きく分けると3つの治療法( 手術、放射線、薬物療法 「標準療法」 といいます。

がんの治療と言えば 「先進医療」 というイメージを持つ方も少なくないと思います。

先進医療とは医学上で見つかった新しい治療方法で保険適応になっていないため、医療費が莫大にかかります

また新しい治療方法であるため正確な治療のデータと有効性が十分ではないため、がん細胞に対して効果があるのかも正確には良くわかりません





①まず第一選択肢としては「手術」です。
先に述べたとおり早期に発見できて一か所にがん細胞が留まっている場合には手術をして、悪い部分を取り除いてしまうことを考えます。

メリットとしては手術で取り除くことが出来れば、完治を目指せる可能性は高くなります。

デメリットとしては手術をすることで体に大きな負担がかかるためある程度体力があったり全身状態が良くないと受けられないこと、手術をしたことで一か所に留まっていたがん細胞が他の部位にも飛び散ってしまうこともあることです



②次の選択肢としては「放射線」です
がんの部位に対して放射線を当てて、がん細胞を死滅、もしくは縮小させます

手術で取り除けない場所にある、がんが大きくなっていてすべての臓器を取り除けない、時にはこの放射線治療を検討します


またがんの部位が増殖した結果、痛みを伴う場合には、疼痛を取り除く目的で放射線をかけたりもします


放射線治療でがん細胞を縮小させて手術に持っていくこともあれば、放射線では治療が完結しないのでその後薬物療法を併用することもあります


メリットとしては手術に比べて体への負担が少ない事、状況によっては通院でも治療を受けられることです。

デメリットとしてはがん細胞以外の正常な臓器や体へも放射線が当たってしまうこと(大きな病院へ行ったら陽子線と言ってがん細胞にピンポイントに放射できるものもある)、同じ個所に複数回は放射線を当てられないことです


③三つ目の選択肢が薬物療法です
がんの発見が遅れた際には手術が出来なくなりますが、その時に全身に対して強めのお薬を投与して体の中のがん細胞をやっつけようとするのが薬物療法です

薬物療法の中でもがん細胞の特色に合わせて、がん細胞の増殖を直接抑えようとするものを抗がん剤

ホルモンの分泌を調整して増殖を抑えようとするものをホルモン療法

がん細胞が増殖する時に関わるタンパク質やがん細胞に栄養を運ぶ血管を標的にして増殖を抑える分子標的薬など、

薬物療法の中にも様々な角度からがん細胞の増殖をおさえようとするものがあります。

薬物理療法は手術が出来ない時の治療法としても使われますし、手術が終わった後に見えない細胞が残っているかもしれないので、術後の再発予防目的に使われたりもします

メリットとしては薬の種類が豊富にあるので状態によってはいくつかの種類の薬を試せること、転移してしまったがんに対して治療できる唯一の方法であること、2回目以降は通院で治療が出来ることです

デメリットとしては治療期間が長期化すること、がん細胞を完全にやっつけるというよりは進行を遅らせる意味合いの方が強い事、脱毛・倦怠感・正常な臓器の状態悪化など副作用が発生することです

​
*緩和治療
治療をしないというのも選択肢の一つです

長い闘病生活に耐えられるだけの体力がない場合や、見つかった時にはもう治療のすべがない場合

そんな時に体の負荷のかかる上記3つの治療をすることで逆に寿命を縮めてしまう危険性もあります

そんな時にはからだの痛みを取り除いたり、痛みをわからなくするように眠らせたりするのも治療の一環です

残された時間をどのように過ごしていきたいかを考え、その人の人生の最終ステージを飾る大事な治療に一つが緩和治療です
​
_____________
もしあなたや、あなたの家族、友人、大切な方ががんだと言われたらどうするでしょうか?

2人に一人ががんとなる状況であれば、とても他人事ではないはずです

自分なら治療をしてほしいのか、治療は最低限に留めて残された時間を大切な人たちと過ごしたいのか

診断されたらあっという間に展開は進んでいきます


いざというときに焦らないためにも、自分の気持ちを一度考えて、可能なら家族とも話し合ってみてもらうと治療をするにしてもしないにしても不安な気持ちを少しは減らせると思います


相談へ来る方は皆言います 「まさか私がなるとは思わなかった」と。


悩んだときは看護師やMSW、またがん相談支援センターには必ずがん専門相談員がいて、自分の病院にかかっていなくても広く相談にのってくれます。専門の人に相談できる人こそできる人だと思います。

今日もご覧いただきありがとうございます






明日はそれぞれの地位量にかかる費用に関して説明していきます。





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最終更新日  2023年07月01日 08時35分43秒
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