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2022年02月26日
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カテゴリ: 病院
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​おはようございます


今日から少し 「個性」 について考えていきたいと思います



あなたの個性はなんですかと聞かれた時にぱっと答えられるものはあるでしょうか


私は

・影響のされやすさ

・「これは良い、これは好きだ」とはまった時の行動力と継続力

・根拠もなく自分を信じぬく力


が私の個性だと思います



サッカーの日本代表の試合を見ていた時に現役を引退した内田篤人さんが、最近の選手には「強烈な個性を持った選手が少ない」と言っていました


自身が代表の時に個性が強かったと話していたのが本田圭佑選手に長友佑都選手、岡崎慎司選手です


サッカーを知っている人なら確かにキャラ濃い3人だなーと思うと思います





ちなみに社会福祉の分野の中で、特に障害の分野ではこの「個性」についてよく取り出されることがありますのでそこにも少しだけ触れていこうと思います


今日から数回に分けてこの個性について取り上げてみようと思います



1.この子らを世の光に


1914~1968まで生きた 糸賀一雄 という方が残した名言で、福祉の分野を学んだことのある人なら一度は必ず聞いたことがあるのではないかいうほど有名な言葉です



この糸賀一雄と言う人物は戦後の日本の障害福祉の発展に著しく寄与した人で 「社会福祉の父」 と言われます



戦争で親を亡くした孤児を収容したり障害を持った子供に教育を行う 近江学園 を設立し、 その他にも 落穂寮、信楽寮、あざみ寮、日向弘済学園などの施設を建てました




​​​また亡くなる直前の1963には重症心身障害児施設 びわこ学園 を作り、東京の 島田療育園 並んで重度の障害児を受け入れる施設の先駆けとなりました ​​​​​ ​​​



まさに社会福祉の父と呼ばれるだけのことはありますね
(ここまでは国試に出ますよ、皆さん)



「この子らに世の光を」 という障害児にも光を当てられる社会にしようという発想ではなく、​



障害を持った子供たちが能力を活かして社会で輝けるようにしよう という発想が画期的でした



障害児を社会から保護される対象ではなく、社会で活躍出来る人材なんだと言ったことがすごいですよね




今の政治家も国民感情も 何でもかんでも弱者救済 に走ろうとしてしまいがちですが、むしろ 守られるだけではなく皆が活躍するためにどうするか



貧しい人に魚を与えるよりも、魚の吊り方を教えてあげる 方がよほどその人のためになるという考え方と一緒ですよね



一回限りの現金をばら撒く政府が良いのか、定期的にお金が入ってくるように稼げる環境や経済を整えてくれる政府が良いのか



現代においても色々と考えさせられる内容です



2.個性とは何か


本日のメインテーマですが「個性とは何か」と言われて、あなたならなんと答えるでしょうか



・成功を成し遂げるために必要なずば抜けた能力のこと?



・他人にはないセンスや持って生まれた特別な才能のこと?



​辞書的には「 個人または個体・個物に備わった、そのもの特有の性質、個人性、パーソナリティー」という意味があります



一言で言うと 「その人らしさ」 と読み取れます



ではあなたの「個性とは何でしょうか?」



この問いに答えられる人はどれほどいるでしょうか



________

また、少し視点を変えて



就職の面接においてもあなたの長所と短所を教えてくださいと言われて


「協調性があることです」「積極性があることです」



等と皆が 用意された回答の中から答えを選んで 、自分のエピソードを付け加える作業では皆同じような回答になってその人の「個性」は見えてきません



あなたの長所は何ですかと聞かれた時に



「私は親が車で聞いていたのをきっかけにミスターチルドレンと言うアーティストが小学年の時から好きです


大学生時にファンクラブにも入って、そこから毎年ライブには欠かさず参戦しており、歌詞カードも見なくてもアルバムに収録されているほとんどの曲を歌えます


のめり込んだ時の行動力や集中力は私の武器です」


と言うと、ちょっと人と違うなーと印象を残せると思いますし、採用担当者もミスチル好きなら親近感を持ってもらえるかもしれません


いきなり「長所は行動力と集中力です」と言うよりも、よりその人らしさが伝わると思います


「またサッカーも小学校3年生から今でもずっと続けていて


サッカーを通して人脈が広がって他業種の人と関われたり、趣味を持つことの大事さやストレスを発散することも出来ています


実は高校の時に学校の規定で進学コースに通っていた私は運動系の部活に入ってはいけないと言う風に言われていたのですが、諦めずに交渉を続けたりサッカー部の顧問も味方に付けて3年時にはついに進学コースの部活動入部を認めてもらった経緯もありました


一見無理だと思われることでも、あきらめずに何か解決策はないかと考えたり、周囲も巻き込みながら課題に取り込むことが得意です」


と言うとその人の歩んできた経緯や、人生の中で体験した一部分も垣間見れてこれまた自分がどんな人かが相手に伝わると思います

________


結局のところこの長所・短所と「個性」には深いかかわりがあって、



「個性」とはその人らしさ、 言い換えると 人と違う所 のことです



「個性がある人」 と言うのはずば抜けた才能がある人ではなくて、人との違いを隠したり周りに合わせたりせずに、 自分らしさを表現できる人 です



日本では教育の場で 「個」よりも「集団」 「個性」よりも「強調性」 が重んじられているので、人と違うことはどちらかと言うと「悪」と捉えられがちです



そのため強みを伸ばすよりも人より劣っているところを改善して、何とか周りに追いつかせようとするため平均的な人材が多く生まれるのだと思います



例えば英語は好きで得意だけれども、数学がどうにも苦手で数式を見ただけで眠気が指してしまう生徒がいたとします



教師は英語をさらに伸ばすよりも、ある程度できている英語は後回しにしてまずはこの数学を改善させようと努力します



その先の大学入試では全体の点数で判断されるため、それも致し方ない事ですが



実際に社会に出ることを考えると多少数学が出来なくても、語学に堪能な人材がいたら場所によってはその才能は輝けると思いますし、むしろ語学が堪能であると言う事はその人の魅力であり強みにもなります



学業だけではなく 「見た目」 でも 「話し方」 でも 「考え方」 でも、この人との違いを排除しようとする力は働きます



学生時代に誰もが一度は話したことがある血液型の話もそうで



日本人にはA型、O型が多いので数の少ないB型、AB型に関してはよりマイナスなイメージがついていませんか?



私の時はA型(几帳面)、O型(おおざっぱ)、B型(自己中心的)、AB型(多重人格)と言われていました



B型の私はA型やO型の人に憧れすら抱いた時期もありました笑




この多い方が正義という考え方が根強い中では、皆と違うことを表現することは難しいです




同調圧力 (多数が暗黙のうちに少数派を黙らせようとする力) という言葉も使われますが、みなさんも日常で感じたことはあるのではないでしょうか



とにかく集団としての輪を大事にする日本人の美徳の中では、少数派は浮いてしまいがちです



皆が同じ考え方をするわけないのに誰もが何かを我慢しながら生きている、自分をさらけ出せずに生きていることが多いと思います



だからこそ人と違う所を隠さずに、同調圧力にも負けずに自分を貫いている人は周りから見て尊敬されたり憧れたりするので



個性が強い人と言うのが特別な才能があるように見えたりずば抜けた能力があるように見えるのだと思います



こういう人たちは普段から周りの圧力や違いを排除しようとする力に負けずに自分の人とは違う所を貫いた結果、周囲とは違う力が大きく育ったのだと思います




つまり 今の世の中では個性を持つことの方が努力が必要 ですし、時には 周りからの圧力と戦わなくてはいけない こともあるかもしれません




ただ一つ救いなのはインターネットが発達した現代では、たとえあなたの周りに個性を認めてくれる人がいなかったとしても、日本中や世界に目を向ければ必ずあなたの個性を認めてくれたり共有してくれる人がいると言う事です



そしてこの個性を認める動きは広がりを見せていて時代の中で加速していくのは間違いないと思います




個性(人との違い)を発信していくことで、身近に認めてくれる人がいなくても自分自身で発信すればあなたの個性が輝きやすい時代であることは間違いないと思います




人との違いに悩むのではなく




人との違いを自分らしさとして表現できる人が増えれば、日常も人生ももっと楽しめるのではないかと思います



*まとめ*

社会福祉を学んだ学生ならだれもが知っていると言っても過言ではない、個性を表すのに有名すぎる言葉がある


糸賀一雄 という戦後日本の障害福祉の発展に寄与した 「福祉の父」 と呼ばれる人物の残した


「この子らを世の光に」 という言葉​​​


画期的だったのは、「障害児にも光を当てていこう」という「この子らに世の光を」という発想ではなく、「障害児が光り輝ける存在にしよう」という発想が新しく、1960年代に亡くなって以降、未だに障害分野の人達からはこの理念を掲げて施設等を運営しているところもある



​個性とは 何か一つ抜きんでた素晴らしい能力の事では無く、単純に 人と違う事 ​​ 



個性を伸ばすと言う事は周りに合わせることを辞めること



皆と一緒、協調性を美とする日本の中で個性を磨いていくためには強い意志と、周囲の理解が欠かせない



個性が強い人は周囲から批判されたり、浮いたりしがちだが、それを乗り越えた人が周囲とは一味違った輝ける存在になっていく



同調圧力に耐えられずに個性が潰れていかないようにするためには、自ら発信していくこと


人との違いを上手く活かせるフィールドや認めてくれる人を見つけられるかどうかで個性が伸びるか潰れるかが決まってくる



他の人と違う部分や趣味、好きなものを持っている人はチャンスです



決して人と違うことを「恥ずかしい」とか「変だ」と思う必要はない



それを磨いていけばあなたの個性になりえるのですから​​​​​​



次回は「個性を生かす」について​書いていこうと思います​ ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2022年02月26日 07時35分04秒
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