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2023年05月01日
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テーマ: 実習(23)
カテゴリ: 病院
おはようございます




今週大学の実習指導の教員が病院へ来てくれて、実習時間が変更になることに関しての説明と意見交換をしました




その時聞いた内容も含めて最新の実習事情を今日はお伝えしようと思います


1.実習時間の変更に関するポイント

2.実習時間が増えることで学生にどんなメリットがあるか?

3.実習指導者の立場から見る課題



の3点に関して解説していきます




1.実習時間の変更に関するポイント


まず 社会福祉士の実習時間が180時間から240時間に増えて、実習機関も1か所から2か所に変更になる と言う話は前回の実習関連記事で説明した通りです
(過去記事に詳しく書いたのでご覧ください↓)


社会福祉士現場実習の話~ ④実習時間180時間~240時間へ変更




前後どちらでやっても良い と言うカリキュラムになっているようです




今回説明へ来てくれた大学では180時間の実習前に行うこととなっており、そちらが一般的であるとの説明を受けました




​​今回のカリキュラムでは以下に掲げる項目を240時間の2施設の中で網羅できるように、対応を行うとのことでした



①利用者やその関係者(家族・親族、友人等)、 施設・事業者・機関・団体、住民やボランティ ア等との基本的なコミュニケーションや円滑 な人間関係の形成

②利用者やその関係者(家族・親族、友人等) との援助関係の形成

③利用者や地域の状況を理解し、その生活上 の課題(ニーズ)の把握、支援計画の作成と実 施及び評価

④多職種連携及びチームアプローチの実践的 理解

⑤当該実習先が地域社会の中で果たす役割の 理解及び具体的な地域社会への働きかけ

⑥地域における分野横断的・業種横断的な関 係形成と社会資源の活用・調整・開発に関する 理解

⑦施設・事業者・機関・団体等の経営やサービ スの管理運営の実際(チームマネジメントや 人材管理の理解を含む。)

⑧社会福祉士としての職業倫理と組織の一員 としての役割と責任の理解





そのため一つ目の実習先と2つめの実習先とで、上記の項目のどこまでを行ったかと言う大学の評価項目を共有して、2つめの実習先では1つ目で行っていない領域を全てカバーすることになります




​実習する機関は 「機能が異なる実習施設」 の2か所となっており例えば


①高齢者施設と病院 


②障害者施設と高齢者施設 






​のように 相談対象者が異なる2か所を選ぶ場合



①児童養護施設と児童相談所



②特別養護老人ホームと地域包括支援センター



のように 対象は同じだが施設と地域とで役割が異なる2か所を選んでもよい ことになっています​​





2.実習時間が増えることで学生にどんなメリットがあるか?


結論から言うと 進路選択の際の選択肢が広がる ことと 実習に慣れることが出来る ことの2点です




まず 進路選択に関して はこれまでの実習では基本的には選べるフィールド一つだったので、自分の最も興味のある分野へ実習へ行くのが一般的でした




今回2か所以上の違ったフィールドへの実習が可能になったことで​、例えば障害施設で働きたいと思っていた人が実習で病院に行ったことで、病院でも働いてみたいと思うことも出てくると思います




学生のうちに明確に就職までのビジョンを抱いてる学生はどのくらいいるかですが、私の場合は親が看護師で働いていたこともあり漠然と医療現場で働くことへの憧れを抱いていたことと、介護などの仕事ではなく「相談業務」がしたかったこともあって病院を志望しました




そのため介護施設や障害者施設での就職は絶対になかったのですが、もし実習先でとてもよい指導者に出会っていたならば病院以外の選択肢も0ではなかったと思います




このように学生時代はまだ志望動機が薄かったり、狭い選択肢の中でしか就職先を考えていない学生の方が多いと思います




そうした中で現場実習で複数の機関を見られると言うことは学生さんの職業選択の幅を広げるための良い機会になると思います​




2つめの 実習に慣れること に関しては学生の立場では感じることの無い社会に出ること、もしくは働くことに対して最初の1週間はまずそこに慣れることから始まります



決まった時間に起きて出勤すること、決められた勤務時間の中で生活をすること、職員同士やクライアントたちとコミュニケーションを取ること、日々の記録(日誌)を書くこと等



社会人となっては当たり前ですが、学生にとってはこの生活に慣れることが実習を受ける上での第一関門です




こうした実習生活に慣れるためには今回の8日間(約2週間)の実習が加わったことは非常に大きな学生さんにとってのメリットとなります




知識や技術は事前学習で取り組むことが出来ますが、 実習に慣れるための事前学習はなく実際に体験するしかない ですから




3.実習指導者の立場からの課題


課題としては 実習先選びのマッチング 異なる実習機関同士での継続性に欠ける ことです




まず一つ目は ​​ 実習先選びのマッチングが難しい ​​ ことです​




より具体的に言うと実 習指導者の立場から考えるマッチングと実習生、大学の立場から考えるマッチングに差異がある ことです



例えば実習指導者の立場からすると、急性期病院の立場としては​面接技法や対象者との信頼関係の構築、支援計画の作成、他職種連携などは多く学んでもらうことが出来る​が




地域での横断的な活動や組織経営に関する部分は見てもらいづらいところがあります




そのため実習指導者の立場からは 自分の施設では見づらい領域をもう一か所の施設で見てもらいたい と思います




病院での実習を180時間で選択するのであれば、その前の60時間では地域包括などの地域でのフィールドを見てきてもらいたいと思います





そうすることで 地域と病院とで一貫した支援の在り方が見えやすい ですし、 地域から病院へもとめる役割と病院から地域に求める役割の双方向で社会福祉士の立場がわかる からです




ただ学生や大学の立場からすると、志望する分野が病院だけとは限らないので例えば病院と障害者施設と両方見たいと思えば、先に言った通り 職業選択を広げるためにも病院と障害者背室の2か所に実習へ行く のが良いでしょう





そうなるとどちらも施設系になるので、 地域での活動は見えづらい ところ同士での実習になります





また大学としては ​限りある提携している実習機関と学生の要望をマッチングさせる​ 必要もあるので、一つの施設に希望者が5人いたとして、実習先からは1度に受けられる人数は2人までと指定されていた場合には 必ずしも望む実習先へ学生を送り出せない こともあります





このように それぞれの立場(実習先、学生、大学)から見る2つの実習先のマッチング目的にそもそも差異が生じている ので、実習先をマッチングすることが難しいと言う事が一つ目の課題です





2つめは実習機関が異なる2か所で実習を行うため、 継続性が​​​​​​​​乏しい事 ​です




​​​​​​​​​同じ領域で実習をするのであれば、最初の60時間を使って実習機関の理解を深めてもらい、180時間の実習の際により具体的なソーシャルワークの中身に関する実習をしてもらうことが出来ます




しかし、領域の違う分野で実習を行うのであれば、最初の60時間で高齢者施設を見てきて、180時間で病院を見るのであれば、高齢者施設と病院ではまったく役割が異なるので病院での180時間でも最初は実習機関の理解に関するところから見てもらわなくてはいけません




また学生に対する評価も1か所目の施設と2か所目の施設で具体的な内容を共有する術がすくなく、具体的な評価内容などは学生の個人情報でもあり開示できないと今回の大学からは言われました




そのためわかることと言えば、 前実習先でどこの領域までを学んだか という大枠だけです




そのため180時間での実習では実習生のソーシャルワークに対する理解度はまた一からそれぞれの施設で判断をしなくてはいけないです



同じ実習機関で2回実習をするのであれば1度目で学んだことを省いてより広い領域を見てもらったり、1回目の学びをより深く掘り下げたりも出来ますが、異なる実習先で上手く情報を引き継げないと同じような内容を2回説明を受けることも出てきます




そのため60時間の実習が増えたからと言って 必ずしもより広く深くソーシャルワークについて学べるかと言われるとそうとも言い切れない というのが現場としての印象です





​​​​ただし、実習に慣れた状態で2つめの実習に臨むことが出来れば、これまでよりも実習生が学びに集中できるようになるまでの時間はかからないと思うので、そういった意味ではやはり実習時間が伸びたことでのメリットは大きいと思います




*まとめ*

実習時間が増えたことによるメリットとしては 進路選択の際の選択肢が広がる ことと 実習に慣れることが出来る ようになったこと




実習指導者の立場から考える課題としては 実習先選びのマッチング 異なる実習機関同士での継続性に欠ける ことが挙げられます



トータルで言えば、実習時間が増えたことに関してはメリットの方が圧倒的に大きいと思います




あとは何を重視して2つの実習先を選択するのか、実習機関同士での情報の共有をどのように行っていくかを今後の課題として学生、大学、指導者の3者で意見を出し合っていくことでより明確な学ぶ意識を持って実習を作り上げることが出来ると思うので、これからもっと良くしていけるだけの余白はあると思います





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最終更新日  2023年05月01日 08時12分11秒
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