小さな市役所に勤める牧本壮(阿部サダヲ)の仕事は、人知れず亡くなった人を埋葬する“おみおくり係”。故人の思いを大事にするあまり、つい警察のルールより自身のルールを優先してしまい刑事の神代(松下洸平)に日々怒られている。
そんなある日、牧本はひとりで亡くなった老人・蕪木(宇崎竜童)の部屋を訪れ、彼の娘と思しき少女の写真を発見する。
そんななか、県庁からきた新任局長・小野口(坪倉由幸)は“ おみおくり係
”の廃止を決定。牧本は蕪木の一件が最後の仕事となるのだった。
写真の少女探しと、一人でも多くの参列者を葬儀に呼ぶため、わずかな手がかりを頼りに蕪木のかつての友人や知人を探し出し訪ねていく牧本。
工場で蕪木と同僚だった平光(松尾スズキ)、漁港で居酒屋を営む元恋人・みはる(宮沢りえ)、炭鉱で蕪木に命を救われたという槍田(國村隼)、一時期ともに生活したホームレス仲間……。
やがて牧本は、ようやく写真の少女で蕪木の娘・塔子(満島ひかり)に辿り着く。蕪木の人生を辿るうちに、少しずつ変化が生じていく牧本。そして彼の“最後のおみおくり”には、思いもしなかった奇跡が待ち受けていた……。
(KINENOTE)
ウィキを検索したら、まだなくてかわりにオリジナルの おみおくりの作法
のものがありました。
『 おみおくりの作法 』( Still Life )は、 2013 年 の イギリス ・ イタリア 合作のドラマ映画。監督・脚本は ウベルト・パゾリーニ ( 英語版 ) エディ・マーサン と ジョアンヌ・フロガット ( 英語版 ) など。パゾリーニ監督が ガーディアン 紙に掲載された「 孤独死 した人物の葬儀を行なう仕事」に関する記事から着想を得て、 ロンドン 市内の民生係に同行して実在の人物や出来事について取材を重ねた末に誕生した作品である [2] 。
2013 年 8 月末から 9 月にかけて開催された 第70 回ヴェネツィア国際映画祭 のオリゾンティ部門で初上映され、監督賞を含む 4 賞を受賞している [2] 。
本作をリメイクした 日本映画
『 アイ・アム
まきもと
』が 2022
年
に公開予定 [3]
。
こちらのあらすじです。
ロンドン
市 ケニントン
( 英語版
)
44
歳の独身男である。彼の仕事は 孤独死
した人物の葬儀を行なうというもので、事務的に処理することもできるのだが、几帳面な性格のジョンは誠意をもって 1
人 1
人を丁寧に「おみおくり」している。ところが、人員整理によって解雇されることになり、ジョンの向かいの家で孤独死したビリー・ストークの案件が最後の仕事となる。近くに暮らしていながら言葉も交わしたことがないビリーの死に、同じように孤独な 1
人暮らしをしているジョンは少なからずショックを受け、ビリーを知る人々を訪ねてイギリス中を旅することにする [2]
。
リメイク作品はほぼ原作を踏襲しているようですが、違いは 主人公のキャラ
です。
阿部サダヲワールド全開で、
あまりに空気をよめない自分本位の言動、変な間の取り方、
相手の立場が眼中にないような真っすぐすぎる行動が、この映画を面白くさせています。
ハートフルコメディというよりは、ちょっとこわさを感じるサイココメディですね。
おくりびと
は酒田市が舞台でしたが、こちらは市役所職員というので差し障りがあるのか 庄内市
となっていました。
でも酒田駅のプラットホームは何回も出てきましたね。
山形は葬式映画の聖地?
埋葬?中の雨は、虹の前触れと思っていたらやっぱりその通りでした。
蕪木の関係者が葬式に集まるのは容易に想像できましたが、牧本の死は予想外でした。
必然性もないように思います。
仏教、キリスト教、神道などの葬儀のシーンが出てきて興味深いですが、この映画によれば最近は 費用の安い神道
が増えているそうです。
身寄りが無かったりあっても引き取り拒否の孤独死は、どうなのでしょう。
葬式はなく火葬し無縁墓地に埋葬するだけなのでしょうか。
違和感を覚えたのは、河原や橋の下で暮らすホームレスです。
庄内市も雪国ですから、こんな光景を見ることはないでしょう。
雪国での野宿生活は無理です。
食えなくなった人は、都会に出て行ってホームレスになるというのが多いのではないでしょうか。
久しぶりに大きなスクリーンで見ましたが、観客が高齢者だったので音量が高めでした。
身につまされるのか、笑いも少なかったです。
続きます。
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