2054
年のワシントン D.C.
。殺人予知システムのおかげで、殺人事件の存在しない社会。ところが犯罪予防局の犯罪取締チームの主任、ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)が、システムにより殺人事件の第一容疑者に挙げられてしまう。
彼は自分が事件を起こすことになる 36
時間後までに、真実を暴かねばならなくなった。ライバルのダニー・ウィットワー(コリン・ファレル)率いる元部下たちの執拗な追跡をかわしながら、都市の探知網をかいくぐって逃げるアンダートン。
そして彼は、殺人予知システムを考案したアイリス・ハイネマン博士(ロイス・スミス)から、冤罪のケースがあり得ることを知る。
プリコグと呼ばれる予知能力者 3
人のビジョンが一致しない時、少数報告(
マイノリティ・リポート)
の方は棄却されてしまうのだ。
アンダートンはプリコグの女性アガサ(サマンサ・モートン)を連れ出し、彼女のオリジナル・リポートをダウンロードしようとする。やがて真の犯人が、アンダートンの父親的存在である局長ラマー・バージェス(マックス・フォン・シドー)だと判明。彼は自殺し、犯罪予防システムは廃止。
アンダートンは、別居していた妻ララ(キャサリン・モリス)とヨリを戻し、妊娠した彼女と新しい生活を始めるのだった。
(KINENOTE)
145分
本作は 銀残し という手法を用いて現像処理され、コントラストが強く、彩度の低い映像となっている。監督のスピルバーグは「 汚い映像にすることでリアリティを出したい 」と意図してこれを用いている。場面によってはモノクロの映像のように見える特殊な表現であるため、当初トム・クルーズは反対の異を唱えていた。
本作は「
ジョン・アシュクロフト
司法長官
により、
9.11
以降アメリカ政府が国民の情報を管理しようとしていること」に対しての政治的問いかけを含んでおり、政府が未来を予測できるようになればどうなるかを描いている
[5]
。
2度目の鑑賞ですが、前回より楽しめました。
近未来社会でも、支配力や権力欲は変らないものですね。
殺傷兵器である銃が廃絶されたらと思います。
参考:
ポセイドン・アドベンチャー 2024.05.31 コメント(5)
ビッグ・フィッシュ Big Fish 2024.05.18