馬来田(うまくた)の里(千葉・木更津)
(ガマズミの花咲く馬来田の里は、もう、初夏のたたずまい)
ゴールデンウィークの日本列島は
気温がぐんぐん上昇し、
4日の名古屋・岐阜の最高気温は27.9度
札幌は26.3度、平年差12度
まさに夏!
外気はじりじりと暑く、
からからに乾いた空気だけが
かすかに5月を感じさせる
春の花々も、季節はずれの熱気にぐったり。
うまくたの路
Danjoseは
新緑のみどりがまぶしい
南総房の里山・馬来田(うまくた)の里を散策しました。
(ヤマフジが、新緑のみどりに明るく映えて咲く、里山の5月)
その昔、万葉の時代に豪族・馬来田(うまくた)国造が支配した土地
この地の人々が万葉の時代に口ずさんでいた歌が
万葉集に十三首も採録されている
(JR馬来田駅から妙泉寺まで約3kmは、万葉碑が建ち、万葉の散策路となっている)
そのなかの一首
馬来田の 嶺ろの笹葉の露霜の 濡れてを来なば 汝は恋う
故郷、馬来田を後にして遠く離れた地にいかねばならなかった
古人の心情を、おおらかに素朴に歌っている。
照りつける陽光に
萌黄色のみどりがひかる山里
田植えのすんだ水田にも
5月の強い陽光が白くきらめく
じりじりと照りつける
田んぼのあぜ道には
日本の里山の農道ではどこでも見かける
春の野草が咲き満ちて
ハハコグサ、キツネノボタン、オオジシバリ、ハルジオン、、、
その野の草のなかに見つけた
カントウタンポポ
懐かしい日本のタンポポ
万葉の時代から
きっとそこに咲いていたにちがいない
セイヨウタンポポに追いやられて、
絶滅寸前、息絶え絶えに
そのいのち繋いで
2千年の時空を生きて
ここに在る
セイヨウタンポポ (右の写真)
総苞の外片がめくれて垂れ下っているのが
セイヨウタンポポの特徴。
ヨーロッパ原産の多年草で、日本各地の都市の
道端や草地に生える帰化植物。
明治時代に渡来し、野菜として栽培されたものが
野生化。繁殖力旺盛で花期も長い。
馬来田の里は又、今もまだ
湧水の湿地を残す
懐かしい日本の里山風景
湿地に生きる生物や植物が
万葉の時代そのままにそこに在る
ハンノキ(榛の木)湿原

湿地を代表する木
ハンノキ
今では、身近に見かけなくなってしまった木
ハンノキ
秋になると
ツリフネソウが湿原一面に群れ咲く
ツリフネソウの群生地
初夏の湿原には

水辺には
クレソンの花咲き、
点々とホタル飛交うように
林の縁を彩る
ホタルカズラ

ホタルカズラ(蛍蔓) ムラサキ科の多年草。学名:Buglossoides zollingeri Johnston
丘陵や山地の林内や縁に生える。北海道から沖縄及び朝鮮半島、中国、アムールに分布。
可憐で涼しげなブルーの小花を咲かせる
ホタルカズラ
鷺が点々と舞い降りた、
サギ山のように
濃い緑のなかに白く群れて咲く花
サギゴケ(鷺苔)
アップすると
こんなにも華やかな花びら
白鷺の頭のような花びら
サギゴケ(鷺苔): 名は、短くとがる花冠の上唇がサギを思わせるのでつけられた。
ゴマノハグサ科の多年草 学名:Mazus miquelii Makino
花柱の先はへら形で、上下2枚に分かれ、虫などが触れると急速に閉じる。
畦道などやや湿った所に生え、日本全土、および中国に分布。
普通に見られるものは、紫色花でムラサキサギゴケと区別することもある。
こんな白い花々が
新緑の緑に映えて
涼しげな湿原

透ける繊細なハネを
湿原の草の葉に休める
トンボ
こんなトンボの壊れそうな羽を
そっと指でつかんで遊んだ幼い日々
そこここに湧きでる泉には
メダカやフナが泳いでいたっけ。
(ほら、オタマジャクシも、、、)
オタマジャクシもいっぱいいたよ
走り回って遊んだ子どもたちの群れ
こんな里山は
日本のどこにでも在った農村の風景。
馬来田の里は
今も大切にその風景を守っている。
奥入瀬渓谷をゆく(その2) 2012.07.23 コメント(2)
初夏の奥入瀬渓谷を行く 2012.07.09 コメント(4)
PR
キーワードサーチ
カテゴリ
フリーページ
コメント新着