スイカズラの
甘いかおり漂う朝の散歩路
連日気温の高低差が大きく
この週は3月下旬の気温の日が続き
肌寒い荒れた天候の5月となった。
五月の朝靄の散歩道
(写真の左手前のカシの木は隣の小学校の子どもたちが、
ドングリを拾って、播いて育てたドングリの木。
もう林になるまでに生育している。その子供たちも今は
大学生。)
昨日は打って変わって
さわやかな風薫る5月晴れの日となった。
日の出時間は4時48分。
ひんやりと爽やかな朝の風に誘われて
久しぶりに早朝散歩をした。
どこからともなく甘いかおり、
どこか懐かしい甘いかおり、
ふと見渡せば
スイカズラの花が
鄙びた竹垣から零れ咲いていた。
忍冬咲くゆえ蜂にさされたる 高野素十

スイカズラ(吸葛)の甘い香り満つ朝の散歩路
大きなミツバチが甘い蜜を求めて飛交う朝
(学名:Lonicerajaponica 半落葉つる性木本 別名・キンギンカ、ニンドウ
北海道~九州に分布。雑木林のヘリに自生。和名スイカズラは、花の
蜜を吸うと甘いため、あるいはおできの吸出しに利用した為との由来あり。
葉や花、茎は漢方薬として利用されている。香りが強いので焼酎に漬け、忍冬酒とする。
18世紀に初めにヨーロッパに渡り、園芸品種として多く育成されている。
ヨーロッパ産はハニーサックル(Honey suckle)とよばれ、ハーブとして利用)
スイカズラ
その花を摘み、
蜜を吸って遊んだ幼い日々を思い出させる
懐かしい花
吸葛
花びらは開花したとき、純白
やがて淡い黄色に変わる
その姿から
金銀花(キンギンカ)
葉っぱは
落葉しても一部は寒さに耐えて残るので
忍冬(ニンドウ)ともいう。
花の呼び名を三つも持っている花
スイカズラ
(純白の花はやがて淡い黄色の花となる)
蚊の声す忍冬の花散るたびに 蕪村
忍冬に眼薬をうる裏家かな 正岡子規
初夏の訪れをつげる忍冬の花。
日本の人々の暮らしのなかに息づいていた忍冬の花
こんな艶かしい歌もある
忍冬のこの色欲しや唇に 三橋鷹女
いつもの私の散歩道
鴨が池のほとりにも
甘い香りをあたり一面にまき散らして
スイカズラは群れて
咲いていた
(秋には黒い実(液果)となるが有毒であるので注意!)
鴨の雛鳥が数匹
母鳥とゆったりと泳いでいた池
朝の陽光に輝くみどりに
エゴノキやヤマボウシの白がまぶしい
朝の散歩路
(エゴノキの花。強い香りに誘われてミツバチが飛交う)
スイカズラもエゴノキもヤマボウシも
初夏に咲く花
梅雨のころに咲く花
(ヤマボウシの苞が白い花びらのように咲く)
例年なら
重く垂れ込めた梅雨空を背に雨でけむる濃いみどりに
映える白。
(朝靄に煙るヤマボウシ:今年は6月に咲く白い花々が次々に5月半ばで咲く)
来るべき
ぎらぎらと照りつける
炎暑の夏前の
束の間のやすらぎ
ぶんーと、ぶーんと
大きなミツバチが
強いかおりの池辺で
蜜をもとめて飛交っていた
気温の異常は、咲く花々たちをも狂わせた2008年5月の中旬
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