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2006年04月09日
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テーマ: ●桜・好き(902)
カテゴリ: ふっと思ったこと
桜が満開だ。
このところ毎日クルマで走る道すがら、車窓から咲き誇る桜に見ほれている。

桜といえば思い出す、私のお気に入りの歌がある。
歌といっても「SONG」ではなく「短歌」のことなのだが、『古今和歌集』に収められている
在原業平の歌でこんなのがある。



世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし



つまり、この世からいっそ桜というものがなくなってしまえば、まだ咲かないのか、とか、
もう散ってしまうのか、などと気を揉むことなく、のんびりとしていられるのになあ、という意味の歌だ。

ただ私がこの歌に惹かれるのは、高校のときにこの歌の解釈をした古文の先生の影響もある。

私はもっと心穏やかで居られるのになあ、ということだった。
さらに「反語」の技法を用いているので、狂おしいほど愛しいあなたがそばに居るだけで私の心は
ドキドキしてちっとも心穏やかではいられない、という裏返しの意味になるのだ。

実はその当時私も片思いの女の子が居て(結果的には後にアタックして見事に「撃沈」してしまうのだが)、
そんなこともあってか、先生のこの解釈が妙に心に沁みるような気がして、今でも非常に心に残っているのである。

しかしワケの分からない輩が増えてきた今の世の中だと、この歌の解釈そのままに
「好き」がエスカレートして結果的に相手の女の子を殺してしまうなどという、猟奇的な事件が起こっても
不思議ではないから、ある意味反語的表現もコワイものがある。

ところで今なら、私の本音はこんな感じだ。



世の中にたえて 花粉 のなかりせば春の心はのどけからまし


桜2









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最終更新日  2006年04月10日 18時30分29秒
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