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2006年05月30日
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カテゴリ: 最近読んだ本
今や大ベストセラーとなった『国家の品格』(藤原正彦著)を、遅ればせながら読んだ。

国家の品格

前から気になっていた本ではあったが、あまりに売れ過ぎていることでかえって退いてしまっていたのと、
タイトルから何か偏ったイデオロギーのような匂いを感じていたので、なかなかその気にならなかった。
がしかし、読んでみるとそれは杞憂だった。

少なくとも著者自身が特定のイデオロギーに染まっているような感じは受けなかった。
ある新聞に掲載されていた読者の投稿には、「愛国心」を押し付ける現代の教育の後押しをするものだ
という批判があったが、そういった偏狭なナショナリズムに満ちた内容でもない。

著者が言いたかったことは、欧米流の「論理」の波に晒されながら、今失われつつある日本古来の
「情緒」と「形」、これを大切にしようということだと思う。

ただこういうことを口にすると、「グローバリゼーション」とか「国際化」とかが叫ばれている今の日本では、
「時代遅れ」とか「国際化に逆行」するといった批判に晒されるに違いない、と思って言えずにいた
ということじゃないかと思う。

ホリエモンの事にも触れているが、彼に代表される「拝金主義」を胡散臭いと思っていた人は多いだろうが、
それを正面切って批判するのは自由主義経済に真っ向から異を唱えるようで、なかなか出来ることでは
なかったんじゃないかな。
だからこの本を読んで「よくぞ言ってくれた!」と手をたたいた人は大勢いると思うし、その結果が
この本の大ヒットにつながったんだろう。

とにかく書いてあることはいちいちごもっともなことばかりなのだ。
特に教育現場では、スグにでも生かせることばかりだ。
例えば「卑怯」という概念を小さいうちからアタマに刷り込んでおくだけで、陰湿ないじめなどは


ただあえて注文をつけるとすると、『国家の品格』とはいえ所詮は日本人一人一人の品格の問題に
帰結することだから、本のタイトルは『日本人の品格』とした方が、私のような変な誤解を生まずに
済むかもしれないと思った。





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最終更新日  2006年05月30日 21時54分42秒
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