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監督: クリント・イーストウッド
出演: 渡辺謙/二宮和也/伊原剛志
(資料)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AB%E9%BB%84%E5%B3%B6%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
「父親たちの星条旗」に続き「硫黄島からの手紙」を観るために映画館へ行った。
硫黄ガスや高度の地熱などの劣悪な環境の中、指揮官、栗林忠道陸軍中将はアメリカ軍の日本本土への進攻を1日でも遅らせる為に、全島28Kmを結ぶ地下坑道を建設させる。
5日で終わらせる公算のアメリカ軍の攻撃を36日間の攻防戦へとつないだ栗林中将の作戦能力は、当時の日本軍の不利な戦備からいっても非常に高かったと思う。
中将をはじめ兵隊たちが書き、硫黄島の地下坑道に埋めた家族への手紙が戦後発見され、遺族のもとへ届けられることになるが、玉砕を目前としてもなお、家族への励ましやいたわりを冷静に綴っている文面に驚かされる。
いくら検閲があるといっても偽りのない本心だったのだろうと思う。
映画の中で、極限状態の中でさえ部下にも敵軍の負傷兵にも温情をかける西少佐の軍人としての姿に高度な精神性を感じた。
硫黄島で無念の死を遂げられた全ての戦没者に(アメリカ兵も含め)、私は心から追悼します。
※映画館は年配の方々でいっぱいでした。
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