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現世に強い未練を残しこの世を去った3人、職場で過労死した椿山(西田敏行)、交通事故死した少年・雄一(伊藤 大翔)、人違いで殺されたヤクザの親分・武田(綿引勝彦)が、初七日の間だけ現世に舞い戻りそれぞれの目的を果たすというハートフルドラマ。
デパートの婦人服売り場課長・椿山和昭(西田敏行)は、脳溢血で突然死するが、残してきた家族、家のローン、職場のことが気懸かりで死んでも死にきれない。
少年・雄一は、実の両親を探したいと思っていた。
ヤクザの武田は、子分が報復行動を起こすのを阻止しなければならなかった。
天の「中陰役所」で現世への逆送を願い出た人々のうち、この3人の要望が認められる。
※中陰 (仏教で人が死んでからの49日間を指す。死者があの世へ旅立つ期間。四十九日。死者が生と死・陰と陽の狭間に居るため中陰という。)
初七日が終わるまであと3日。でも、絶対に正体を明かしてはならないという条件付きで別人の姿で転送される。
椿山は若く美しい女性(伊東美咲)、雄一は女の子(志田 未来)、武田はハンサムな若者(成宮寛貴)に変化する。
「逆送」してはみたものの、弔問客を装って自宅に帰った椿山(伊東美咲)は、隠されてきた家族の秘密や、信頼していた部下、同期の女性社員の本心などを知ることになる。
大ショックの連続で椿山課長がとても可哀そうに思える。でも、西田敏行さん演じるほのぼのとしたキャラのせいかコミカルで笑ってしまう。
現実の中身は訳あり問題だらけの人たちなんだけど、「逆送」したことで大切なものがわかり心の帳尻が合わされていくのが泣ける。
美女でありながら中年男椿山のイメージを出す「伊東美咲」や、ヤクザの武田でありながらその息子として乗り込む「成宮寛貴」も、カッコよくて良かった。
姿、形は変わっても、愛はその人を見分けられるっていうところが泣けた。
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