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TRANSCENDENCE 「超越」
ネットワークにつながれた超頭脳が自ら考える能力を持つ生命人工知能体へと進化。やがて人間の生命や自然現象までをも操る神のごとき存在へと膨張していく近未来SF。
監督:ウォーリー・フィスター
※撮影監督作品: インセプション(2010)、バットマンビギンズ(2005)・ダークナイト(2008)・ダークナイトライジング(2012)など
反テクノロジーを標榜するRIFTというテロ集団の凶弾に倒れた人工知能の権威で天才科学者のウィル博士(ジョニー・デップ)。「愛する人を失いたくない」想いに囚われた妻エヴリン(レベッカ・ホール)は、サイバー空間のなかでウィルを蘇らせようと決心し、研究室からスーパー・コンピュータ「RINN」のコアユニットを持ち出し、コンピュータにウィルの頭脳をインストールする実験を試みる。
RINN(独立型人工神経回路網): 歴史の集団意識を処理し、完全な感情域を含めアップロードされた意識と結合する。
ハイテクな環境下で人類の未来を研究する科学者夫婦の家が、自然のなかに埋もれるように建っているという極端な対比。 夫婦がこよなく愛する小さな庭の椅子でエヴリンがうたた寝をする。 安心して眠れる場所。楽園。
挿入曲、アコースティック・ギター弾き語りのバラード曲、ラブソングがなつかしい時代を呼び起こす。 (「ジェネシス(創世記)」1974年、カウコネンのソロアルバム収録曲)
遺伝学、ナノテクノロジー、ロボット工学が進歩する現在、近未来に確実に到来するというトランセンデンス。
監督がこの作品のリサーチのため、人工知能について科学者や教授たちに行った質問。
監督 「人間の脳のすべてのニューロン、すべてのシナプス、すべての活動を、我々が作品のなかで描いたようにハード・ドライブにアップロードすることができるとしたら、それは人間としての感情をもつと思いますか?」
科学者たち 「感情をもつと思う。もしすべてを取り出せたら、人間の感情の化学式が含まれるだろう。だから理論上は、人間の感情能力があると言える。」
監督 「それは果たして正しくつながれているのか?すべての物質が交換され得るのか?人間と同様に物事を解釈できるのか?」
人間のもつ崇高な「魂」の存在、人命救助をしたり、動物を可愛がったり、他人の為に同情して泣いたり怒ったり、生活や仕事を助けあったり、弱者を支援したり、平和活動や、地域の美化活動をしたり、みんなで笑ったり楽しんだり・・・ 柔軟でユニークで温かい感情をもつ生身の人間の知能が人工知能と融合できるはずがないと思う。
・・とは言っても、現実的身近な存在のテクノロジー、Appleのiphoneの音声ナビゲーター「Siri」は、すごいよね。 (息子が日常的に使用しています。)
その利便性、機能性、弱冠の未熟さはあるにしても人工知能はあらゆる分野でますます高度に発展して行くのでしょうね。
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