10koの徒然日記

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2010年05月28日
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カテゴリ: 小説
 お昼の購買部の荒波を超えて、焼きそばパンとコーヒー牛乳をGETし、さよりと美幸と

 校庭の日当たりのいい所を陣取って、食べ始める。

 「よく買えたねー」「人気ナンバー1の焼きそばパンとコーヒー牛乳」2人とも感心してい

 る。「仏さまのお導きです」あたしはナムナムと拝んでみせた。

 「絶対違うよね」2りのこそこそに、「喝ーッ」。

 「やぁだぁ、そのあと『ぺっ』なんてしないでよ」美幸が身体を横に反らして言う。

 「あたしゃ、痰だしのじーさまかっ」きゃあきゃあしてると、垣根を越えてフェンスの向こ

 うに男子達が健全に遊んだり笑ったり過ごしたりしている。

  実は隣はカトリックの男子校で、末は神父かというおのこたちがひしめいているのだ。



 学校の掟で気分はロミオとジュリエットなのだろう。寺の子としては、どーでもいいことな

 んだけどね。

 もそもそとやきそばパンを食べて、コーヒー牛乳を飲んで、ひっくりかえって、空を眺め

 る。あーいい気持ち。風がやわらかいなあ。さよりと美幸は樹によりかかっている。

 こっちも気持ちよさげだ。

  「ぶ!」痛みと暗闇と線香花火がいっぺんにきた。

 「やだ、もなか!」「大丈夫!?」「うー・・・」ポン、ポン…とボールは止まって側にあ

 った。「やっべ!、フェンス超えちまったよ」「あ、誰か倒れてる」「おい、アンタ、大丈

 夫か?」3人の男子がフェンス越しにこっちに顔を出し、声をかけてきた。

 「ヤダー、もなか、鼻血、鼻血」さよりがポケットからティッシュを出してきた。

 「”もなか”だって、」「おもしれー名前」3人がウケテいる中、あたしはがばっと跳ね起



 「誰が蹴ったか投げたかしたの?!」勢いに押されたのか、真ん中の男子を2人が指さす。

 「ばっきゃろー、痛かったんだよー!」あたしは力任せに思いっきりその男子にボールを投

 げた。ヒット!顔にばふっと当たってその男子は後ろへ倒れた。

 「わー周平!」

 ふん、ざまあみ。あたしの鼻からはまだ鼻血がだらだらと流れていた。



 「いったん顔洗ったほうがいいみたいよ。ボールの泥模様がついてるから」

 美幸が冷静に言う。そのまま外の手洗い場で顔を洗い、汚れを落とした。

 制服についた血を脱いでつまみ洗いし、体育着にきがえた。

 「どこに干そう」「この葉を隠すなら森の中、スターに頼もう。演劇部の部室」

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最終更新日  2014年11月22日 21時16分45秒
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