My あしあと

My あしあと

PR

2012年03月02日
XML
カテゴリ: 百人一首
京の都から筑波まで来たと思ったら
今日は更に東北まで行ってしまいました。


14.みちのくの しのぶもぢずり 誰(たれ)ゆゑに
    乱れそめにし 我ならなくに        河原左大臣


先ず第二句目でつまずき^^;
意味も分からないし、読むのもムズカシイ。
漢字では「信夫文知(「捩ぢ」とも)摺り」と書いて
信夫地方の忍び草で染めたよじれた乱れた模様の摺り染めを
指すんだそうです。
検索してみると、こんな感じでした。

信夫文知摺り
http://homepage2.nifty.com/khonda/newpage17.html より
(↑信夫文知摺りの詳しい説明があります)


写真の左側にある水色のがその染め物。
右側の大きな岩は文知摺石と呼ばれるもので
福島の観光名所の一つであり
かの松尾芭蕉も訪れたことがあるんだそうです。

歌に戻って
都から遠く離れた彼の地の有名な染め物の模様のように
私の心が乱れているのは一体誰のせいなのか
わたしのせいではないのに
つまり、あなたのせいで心が乱れているんですよ~
と言う恋歌なんですね。

この詠み人は嵯峨天皇の皇子にして
臣下に下った源融(みなもとのとおる)。
六条河原に住み、庭に海水を運び入れて
陸奥(みちのく)の名所塩釜を模したという話はかなり有名で
豪奢な生活ぶりと彼の人となりを表わしています。
更に
彼の宇治の別荘地は今の平等院なんだとか
源氏物語の光源氏のモデルの一人なんだとか
(前述した彼の邸宅河原院は光源氏の六条院のモデル!?)
伊勢物語や今昔物語、能『融』、大鏡に文知摺石にまつわる伝説などなど
彼に関わる話(事実かどうかはともかく)がたくさんあって
もう全部はチェックしきれません!!!(>_<)

史料等ほとんど残っていないのも悲しいですが
いろいろと取り上げられていてたくさんあるのもまた大変だなぁ^^;

結局
この歌は片思いの歌なんだそうですが
実際に相手がいたのか、贈ったのか、どうなったのかというのは
分からなかったことが私にはちょっと消化不良です。

あーもー
行ってしまいたい、みちのく一人旅・・・。(逃げ^^;)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年03月02日 22時05分44秒
コメント(0) | コメントを書く
[百人一首] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: