My あしあと

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2012年03月01日
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カテゴリ: 百人一首

13番目にしてやっと、恋の歌が登場です!

13.筑波峰(つくばね)の 峰より落つる みなの川
    恋ぞつもりて 淵となりぬる       陽成院


これは後に実際にお妃になる皇女に送った歌のようで
まさにラブレターですね。
筑波山から流れる川のように恋心がつのり深くなってゆく…
なんて言われてみたいものです。。。^^;

詠み人は上皇として歴代で一番長い(65年)陽成院。
というのも9歳で天皇になり17歳で退位と
天皇在位期間が若い時で短かったからですが
(しかも今でいうなら7歳から15歳らしい!)
長生きしたにも関わらず
現在までに残っている歌はこの一首だけなんだそうです。
後撰和歌集に載っているのは
最後の部分が「なりぬる」ではなく「なりける」で
どうしてそう変わったのか、ちょっと調べただけでは
結局分かりませんでしたが
私は「なりぬる」の方がいいかなあ。

それにしても
当時からすれば
都にいてしかも宮中の奥にいる詠み人にとって
筑波山なんて途方もなく遠~~いところだったろうに
そんな時代に、恋の山としてそれほど有名だったとは。
でも、遥か彼方にあったからこそ
余計伝説のように信奉してしまうんだろうなあ。

ずっと前に車で筑波山に行き、周辺を走った時
遠くから見る筑波山は
広い関東平野にぽっこりと一つ盛り上がっていて
それがまたなんだか不思議に感じました。
昔はもちろん高いビルとかなかった訳で
今よりもっと遠くから見られただろうし
昔の人にとっては
やっぱり信仰の対象になりやすかっただろうなあ
と思います。

当時の風景に思いを馳せて…。






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最終更新日  2012年03月01日 22時43分37秒
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