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今回は自分の中ではその存在とその良さを十分に分かったつもりでいた「プラグイン・ハイブリッド」も次のクルマの検討候補にいれてもいいのではないか?という話です。「プラグイン・ハイブリッド」とは専用設備のコンセントで充電すると一定距離は「電力(モーター)」で走行することが出来て、「電池」が切れたら電力走行は出来ませんが「普通のハイブリッド車」として走り続けることが出来るクルマです。皆さんプラグインハイブリッドの使い方は知っている(?)とは思いますが、私は使ったことがあります。バッテリーがなくなったら専用コンセントに4時間ぐらい繋ぐだけです。簡単だけどちょっと面倒かもしれません。実は以前私の勤めている会社でプリウスのプラグインハイブリッドを所有していたのでその特性(使い方や燃費など)は十分に理解していたのですよ。まさにその謳い文句通りで充電後は電気自動車として、充電が切れれば普通のプリウスとしてという便利なクルマでした。(クルマ自体はショボかったけど)
しかし、自分がそれを所有するかというと今まで全く候補に上げることはありませんでした。何故なら「うちはマンションだから。それも賃貸だから」です。自宅で充電することが出来ないのに充電が可能な高い値段のクルマをわざわざ買うなんて普通にあり得ないと思うからです。しかし、しかし、私の人生設計は、あと
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年で今の賃貸マンションから戸建て住宅に移転する予定なんですよね。なので今の愛車であるXC40を購入する際に近い将来のことを考え、チラッとですが「プラグイン・ハイブリッド」も有り得る?と思ったこともありました。しかし、最終的には「今は在り得ないよな?何も今から買わなくても移転する時に買えばいいんだから。」と思い、その考えは却下しておりました。(今でもその考えは基本的には変わっていませんが・・・・・?)
さて前置きが長くなりましたが「プラグイン・ハイブリッド」も買い替え候補として検討するに値するのでは?と急に思うようになったのは、首都圏の VOLVO ディーラーさん(ボルボ・カー文京)の 1 年前のWebサイトで「充電設備が無くても大丈夫!」という記事を見つけたからなのです。以下はその転記になります。
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ボルボのプラグイン・ハイブリッドは自宅に充電設備が無くても大丈夫!
よく間違われるのですが「うちはマンションだから、駐車場に充電器を作れないからハイブリッドはダメだよ」というのは実は間違いです。それは電気自動車のことであり、プラグイン・ハイブリッドは走行中に充電が出来るので、逆にマンション住まいの方にこそお薦めです。
近い将来、電気自動車にするか?プラグイン・ハイブリッドにするか?という二択の時代が到来します。その時に電欠(ガス欠の電気バージョン)対応の問題が解消されない限り「自宅に充電設備が無い方はプラグイン・ハイブリッドを選択する」事になります。だからこそマンション住まいの方にこそお薦めなのです。
ボルボのプラグイン・ハイブリッドの3つの充電方法
それでは「マンション住まいの方はガソリン走行でのみプラグイン・ハイブリッドを使うのか?」というと、そういう事ではありません。何故ならば、ボルボのプラグイン・ハイブリッドには3つの充電方法があるからです。
1つ目は外部充電器による充電です。外出先で有料のフリー充電器を使う事はあると思いますが、こちらはマンション住まいの方には現時点では難しい方法です。
2 つ目は回生ブレーキシステムによる充電です。回生ブレーキシステムとは走行中にブレーキを踏んで、止まろうとする運動エネルギーを ISGM という装置で電気エネルギーに変換して、駆動用のリチウムイオンバッテリーに送電する仕組みです。止まろうとする運動エネルギーが大きければ大きいほど充電されますので、日頃よく使う道路が下り坂の多い方はこれだけでも十分に充電が可能です。例えば高台に住んでいて、市街地までの通勤で毎日アップ・ダウン走行でクルマを使っている方など。
3つ目は Charge モードによる充電です。「 Charge モード」を選択すると走行中にガソリンエンジンを使って最大 80 %まで充電してくれます。そして貯めた電気を放電しないようにする「 Hold モード」も活用すれば「いつでも好きな時に電気だけでの走行」を愉しむ事ができます。例えば早朝ゴルフに出発するので、静かに自宅車庫を出たい時など。
2)回生ブレーキシステムと3) Charge モードがあるから自宅に充電設備が無くても電気走行も楽しめる事がおわかり頂けましたでしょうか。「ご自宅に充電設備を作れない」という理由だけでプラグイン・ハイブリッドを検討から外していた方は、是非いま一度 候補に加えてみてはいかがでしょうか?
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以上ですが、
マンション住まいの方にも自社のプラグインハイブリッドを売りたいという営業トークの一環であることは容易に想像できますが、それでもちょっと考え直してみようかなと思わせる記事になっていますね。「 Charge モード」で走行中に充電して「 Hold モード」で貯めた電気を放電しないようにすることが出来て、「いつでも好きな時に電気だけでの走行」を愉しむ事が出来るということなんです。何だか急に魅力的に思えてきました。最近のプラグイン・ハイブリッドにはこれらのモードが普通にあるのかもしれませんが(少なくとも私が気になっているプジョーの4WDプラグイン・ハイブリッドの 3008 には無いようです)、過去に運転したことのあるプリウスプラグインハイブリッドにはその機能がありませんでした。しかしこのように進化しているのなら充電設備が無くても検討してみてもいいのかなと思うようになりました。
しかし検討候補に入れるのであれば、じゃあ燃費はどうなの?となりますよね。そこでXC60でその燃費を調べてみました。(XC40のプラグインハイブリッドはFFだけで4WD設定がありあせんのでXC60で比較してみました)
VOLVO XC60
マイルドハイブリッド
B5 AWD
WLTCモード : 12.1 km / L
市街地モード : 8.3 km / L
郊外モード : 12.6 km / L
高速道路モード : 14.6 km / L
VOLVO XC60
プラグインハイブリッド
T6 AWD
WLTCモード : 14.3 km / L
市街地モード : 10.7 km / L
郊外モード : 15.7 km / L
高速道路モード : 15.6 km / L
充電電力走行距離: 81 km
ちなみに私の
XC40 B4
マイルドハイブリッド
B 4 AWD
WLTCモード : 12.5 km / L
市街地モード : 8.8 km / L
郊外モード : 13.2 km / L
高速道路モード : 14.7 km / L
こんな感じですので、やっぱりXC60プラグインハイブリッドのほうがマイルドハイブリッドより、ちょっと、いや、かなりいいようです。
というかXC60B5とXC40B4の燃費が余り変わらないのが納得できませんが。
この対比をみて「けっこう走るじゃん!」と思うか、国産ハイブリッドと比べ「たったのそれだけ?」と思うかは人それぞれ。でも車両重量が実に 2,100 kgもあるXC60が、そしてトヨタでも日産でもホンダでもないヨーロッパプレミアムブランド(?)のVOLVOのクルマがこれだけ走るなら上出来じゃないですか?そして更に充電した電力を使えるならば「 81 km」も走れちゃうんだから、設備が整えさえすれば普段は電力走行のみで全て賄えるわけですよ。ガソリンいらずです。
こんなふうにこれまで全く「プラグインハイブリッドを検討してなかった人(私が)」を、「検討候補に加えさせちゃう(私を)」のだからVOLVOの営業戦略(戦術かな?)って案外凄いと思いませんか?
VOLVOファンの方はちょっと検討してみませんか?
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