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カテゴリ: まじめな文章
 情報通信産業にいる人のポテンシャルを判断する時の基準に、この業界を目指して入った人と、仕事を得やすいからという理由で入ったかっていうのが考えられると思います。


*** 能力格差

 情報通信業界は未経験者でも平気で採るので、能力差で言ったら2倍3倍は当たり前で、5倍10倍といった仕事量の差が発生していると考えて間違い無いです。

 それでもちろん給料にそれだけの差が生じるわけも無く、そもそも情報通信産業で能力を適切に測ることはできていません。


 仕事量に劣る人間でもいないよりはマシなわけですが、しばしばそういった人は問題を適切に処理せずに大きくするので、そういった人を抱えているプロジェクトなり会社は総合的には力を落としていくことになります。

 ですから、未経験者歓迎などという会社を信用することはできません。


 適切な人材を確保する試みとしてはGoogleの人材採用が有名ですが、要するに情報通信業界での成果は人数に比例するものではなく能力に比例するものなので、能力の高い人が集まるほど生産性が高まるという好循環を作ることができます。

 しかしながら必要とされる能力は時代によって変わってきますので、その人・会社の能力を維持または高めていくことができたとしても、その地位の衰退は免れないというのがこの業界での事実です。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20069765,00.htm


*** 情報通信産業で仕事をする

 情報通信産業にいる人の中に、未だに仕様書通りに作れば良いと考えている人がいるのを見て、私は本当に驚きました。

 情報通信産業は第三次産業であって、定められた通りの仕事をすれば良いと考えている人はすぐにでも第二次産業に転職していただきたい。




 大まかに言えば情報通信産業が作るのはシステムですが、システムを使うのは人間だという当たり前のことを理解していれば、こんな考え違いをすることは有り得ないです。


 前述の考えをしている人は定められた仕事をこなす事が成果だと思っているのかもしれませんが、できあがったものがきちんと機能し使われるようでなければ、まったく無駄なことをしていることになります。

 顧客(発注者)そしてその先にいる利用者にとって本当に役に立つものを提供して初めて、成果と言えるのではないでしょうか。


 そもそもITというのは無くても生活できるわけで、元々20世紀前半まではコンピューターなどなかったのだし、いらないと言われればなくなってしまう業界でもあります。

 一人でも多くのIT技術者が使う人のために仕事をしてくれることを願います。

http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/field/johotsusinsangyo01.html


*** 仕事の原動力

 一方でユーザーに近い立場にいる技術者の中には休みもほとんど無く長時間勤務を余儀なくされている人がたくさんいます。

 そういった人たちの余りに大変そうな姿を見ていて、その能力を生かしてもっといい環境で仕事をすることも可能だろうに、なぜそこまでして仕事を続けるのかと思うことがあります。


 先にも書いた通り、(現実的ではないにしろ)無くても良い存在である情報通信産業で仕事をする上でのアイデンティティは何にあるかと言ったら、それはやはり世の中を便利にするということではないかと思うわけです。


 自分のしていることが人の役に立っている、人に感謝される仕事をしている。
 忙しい中で将来に夢も希望も持つ余裕さえない中でも、今やっているその仕事に意義を見出しているのではないかと。

 そしてそれは、IT技術者に限った事でもなく、仕事に限ったことでもなく、その感動こそすなわち生きる原動力になっているのかなと思います。





 とかく技術的な面が語られがちなIT業界ですが、基本的な考え方に間違いがあるとそれも役に立ちません。

 或いはその逆が真なのかもしれませんけれども。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0709/05/news004.html





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最終更新日  2007年09月11日 22時25分09秒
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