幸せのタネ、見つけよッ!!

幸せのタネ、見つけよッ!!

2007.10.30
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カテゴリ: 幸運を呼ぶ習慣
こういうことを書いてしまっていいのかどうか悩むところですが、正直に申し上げます。実をいいますと、私の両親は極度のマイナス思考なのです。

 その為、両親からは否定され続け、コミュニケーションも不十分なまま育っていき、そのまま大人になっていきました。コミュニケーション不足が原因でなかなか結婚まで至らなかったり、仕事でも思うようにうまくいかなかったりと、非常に苦しい思いをしてきました。

 そんな状況ではありましたが、全てが悪いところばかりというわけではありません。両親は、私をスイミングクラブに通わせたり、塾にも通わせたりしてくれました。

 百点満点の上司がこの世に存在しないのと同様、百点満点の両親も存在しません。私の両親も、この方法が正しいと思って私をここまで育ててきたんだと思います。

 そんなこともあって、私が子育てをする時は表現力豊かな子供に育てられるようにしていきたいと考えています。そうしないと、大人になってから本当苦労することになりますからね。

 先週「めざましテレビ」という番組で、「おてて絵本」というものが紹介されました。「おてて絵本」とは、新潟で普及するようになった遊びであります。

 どういったものかといいますと、両手を絵本のようにして開き、それを見ながら子供が物語を語るといったものです。

 書かれている文字を読むのではなく、何も書かれていない手のひらを本のように見立てて、あたかも物語を読んでいるかのようにして子供が頭の中で想像したことを話すのです。

 子供に話をさせるわけですが、話を引き出すには、親のちょっとした聞き方のコツが必要となってきます。



 すると、子供はうれしそうにして、また次の場面を想像しながら話すのです。「(親が)あいづち」→「(子供が)話す」→「(親が)あいづち」→「(子供が)話す」… この繰り返しです。

 こうすることで、子供は豊かな想像力と表現力が身に付くようになりますし、親は子供の無限の想像力を感じ取ることができ、また聞き上手になる為の訓練にもなります。また、楽しいひとときを過ごすことができますし、親子の愛情、人間関係も深まります。まさにいいこと尽くしですね。

 この「おてて絵本」、いくつかのポイントがあります。

1.子供の言うことに否定的にならずに、素直に聞く

 子供の想像力は本当に無限大です。私も子供の成長をブログで見ることがあるのですが、その想像力には本当に驚かせられることがあるくらいです。

 実際にありそうにもないことを話すこともありますが、そんな場合でも、素直に聞いてあげることです。

 「そんなこと、あるわけないでしょう!?」などと否定的な言葉を発すると、子供は話す気力を失い、それを繰り返されることでやがて何も話さなくなってしまうのです。

2.あいづちの基本は、「5W2H」

 子供の話を引き出すには、相づちを入れてあげることが大切です。相づちをする時は「5W2H」で質問することです。

 「それで、どうなったの?」「いくつあるのかな?」「どこで?」「何があるの?」「いつのお話?」「誰が?」「どうしてそうなっちゃったの?」等がそうですね。

 これは、話し方講座で耳にタコができるくらいに聞いた「オープンクエスチョン」「クローズドクエスチョン」の原理と同じですね。「オープンクエスチョン」は自由に答えられる質問なので、そこからまた次の場面へと展開していきます。「クローズドクエスチョン」だと「Yes」「No」しか答えられない為、その後の話が進展しなくなってしまいます。

3.褒めてあげる

 お話が終わった後は、「よくできました」「すごいね」等と、褒めてあげることも大切です。そうすることで、子供は「またお話しよう」と思うようになるのです。

 よく考えてみると、これらは大人の社会でも同じことが言えると思います。人間関係の基本でありますね。仕事でも、恋愛でも、上記の点を心がけ、豊かな人間関係を形成していきたいものですね。



おてて絵本についての詳しいことについては、こちらをどうぞ。

「おてて絵本普及協会」 http://www.ne.jp/asahi/satoshin/s/ofk.htm

今回は、この本を紹介します。


プロの聞く技術が身につく本

 良好な人間関係を構築するには、コミュニケーションが重要な要素となります。話し上手になるには、まずは聞き上手から。この本には、聞き上手になる為のノウハウを、多くの具体的な事例をとりあげながら、イラスト入りでわかりやすく解説されています。日本メンタルヘルス協会でおなじみの林恭弘先生の待望の新刊が誕生しました。





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Last updated  2007.10.31 01:09:44
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Re:表現力を育てる「おてて絵本」(10/30)  
yumemi227  さん
おてて絵本ですか。
これはいい絵本ですね。
はじめて知りましたよ。
特に受容的に子どもの話を
聞いてやるという部分がいいですね。 (2007.11.02 11:53:43)

ごめんなさい、遅くなってしまいました  
KS-STUDIO  さん
>yumemi227さん
これは、朝のニュース番組で知ったことであります。子供さんが話すことを何でも聞き入れてあげることで、子供さんは話す気になれるのです。私も、このところについては特に共感しました。この遊びが全国的に広がるといいですね。 (2007.11.13 23:09:31)

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KS-STUDIO @ ご訪問ありがとうございます >岡山後楽園さん 1人でも多くの人が幸…
岡山後楽園 @ 今年も宜しくお願いします ご訪問有難うございます♪ 今年も幸せのネ…
KS-STUDIO @ ごめんなさい、遅くなってしまいました >yumemi227さん これは、朝のニュース番…
yumemi227 @ Re:表現力を育てる「おてて絵本」(10/30) おてて絵本ですか。 これはいい絵本です…
KS-STUDIO @ Re:お返事ありがとうございました。(10/16) そうですね、子供のことを考えると、でき…

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