家庭菜園・狩れ! 枯れ! アレ? 物語

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ミレディ @ Re:わぁ、私も同じ!(12/19) moonさん 芸能人が管理されているのはあ…
moon@ わぁ、私も同じ! 私も先週末、まったく同じのが届きました…
ミレディ @ Re:私も(12/19) あったさん Greeなどでも増えているそう…
あった@ 私も きてました。しかも全く同じです。 私の…
ミレディ @ Re:同じことありました(12/19) えいこさん mixi側がIDを閉鎖したのでし…

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February 16, 2007
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カテゴリ: 新潟・米の旅
 文句ばかりいって悪かった。ここは確かに首都圏とは明らかに気候が違う。

 新幹線の外、新潟は確かに刺すような寒気で覆われており、これがきっと「北国」、「東北地方」というものなのであろう。ぴゅーっと風でも吹こうものなら身体の芯から冷え切ってしまいそうだ。

 セーターに厚手のコートを身にまとい、ホームから移動用のバスへ小走りする。バスの中はポカポカ陽気で新幹線よりも広く気持ちよい。息子もようやく自分が落ち着いてゆったり転がれる場所を発見できたのであろうか。広い椅子にコロッと横になり、すやすやと寝息を立て始めた。

「バスでは本読んじゃ駄目?」
「……車酔いするから駄目!」

 勢いが余り、娘は暇であるらしい。車での移動の場合「まーだ」「まーだ着かないの」と騒ぐのだが、人が多いので頬は膨らんでいても、見た目上大人しく座っている。

 バスは一時間ほど一般道を通り「火祭り」会場へ到着した。道は当然? スカスカ。広い平野部・田んぼの真中に作られた道を通る行程は非常に静かであった。小学生の社会で「新潟は平野部が広がり、稲作に適した環境となっている」と習ったが、まさにここは田んぼだらけ。というか田んぼ以外は何も他に見るものは無かった。

「こちらではスズメが白鳥なんですね」

 バスガイドのお姉ちゃんが無農薬田には白鳥が米の残りを突っつきに来るというが、本当に田んぼの一角に「白い影」のようなものができ、大きな白鳥が何羽も集まってきていた。白鳥の重量は十キロ近く。飛ぶ鳥としては最大級の大きさである。



「解散です~三時半に戻ってきてください~」

 眠りこける息子を揺り起こし、それをぽいっと旦那に預け、まずは「無料配布の餅」を目指す。雪は降っていないが、昨日からの雪がベチョベチョに溶けて靴に染み込んで来そうで怖い。ということで替えの靴の無い私としては「餅」のゲットもまた旦那に任せ、次は娘と共に「千人鍋」を目指した。

「限定ですからね~お早めにお召し上がりください~」

 それは急がねば!

 一杯百円の「千人鍋」には名産品のマイタケがたくさん入っているせいか、汁の色目は黒かくどんよりとしていた。見た目で食べ物を判断する娘は食欲が無いらしく、一杯丸々おいしく頂く。寒いと汁物は特に美味しく感じる。他にも「蕎麦」が五十円、「鯛のてんぷら」が百円で売られていた。安い……。

「こんなに安いのに食べなきゃ損だよ!」
「食欲無いの! 放っておいて!」

 なるほど。娘は旅に出ると食欲が無くなるタイプだったのね……まだまだ経験が足りない。一番損する人間だ。

 つきたてのお餅を娘の分も頂き、ついに火祭り会場へ。この場所もまたビチャビチャである。走り回り衣服の被害が発生せぬよう息子の手をギュッと掴み、安全そうなアスファルトの上で待つ。旦那と娘は急遽「長靴」に履き替え、竹ざおにスルメ、餅のついたアイテムを持って「火祭り」会場へと急ぐ。藁を燃やした火でスルメを焼きそれを食べると一年間病気にならずすごすことができるのだという。

「頑張って焼いてきてねーコゲコゲは勘弁だよー」

 神事が行われ、宮司の一言で十メートルを越える「やぐら」ならぬ「さいの神」に火が入れられる。やぐらは表面は藁でできており、内部は「竹」でできていた。これを組み上げるだけでも一つの技術が必要だ……舞がる火の粉と蛇のように、のたうちながら上空へ上っていく炎の勢いは十メートル以上離れた距離から見ていても迫力満点。息子は怖くなったのか私の胸に抱きついてきた。


「ママの命は僕が守るから。大丈夫」

 抱っこをされながらどうやって命を守るのかは不明だが、数分後、やぐらは炎の勢いに「ドドドド」という音をたてながら観客の方へと倒れた。あちこちから「キャー」という悲鳴が上がる。丁度前にいた娘はその時必死になって逃げたという。

「怖かったよー。本当に目の前に倒れてきたんだから」

 だったら前の方になんて行かなければいいのに……

 それでも懲りず、燃え残りの火に竹ざおをさらし、皆でスルメを焼く。が勿論綺麗に焼けよう筈も無く……コゲコゲの餅、生焼けのスルメを持って娘は戻ってきた。一応食べるが想像通りおいしくはない……


 次は竹ざおの先に「マシュマロ」をつけて焼きに行くのだといい始めた。

「それはやめて。マシュマロなんてつけても綺麗に焼けないから」
「えーそのためにワザワザ買って来たのに! あたしは行くわよ!」

 世界平和。いや、火祭りの平和の為にも、いかせない。いかせない。

 娘を何とかなだめ、次のイベントを待つ。手を握っている息子はというと駆け出して遊びたくてウズウズ・ウズウズ止まらない。しかし普通の靴の君があの泥の中行ったら大変な惨事になるのだよ……子供達のボルテージは上がる一方、とどまる気配を見せなかった。

「この為に来たんだから楽しまないと損なのは分かっているんだけどね、親にはいろんな事情があるのさ。ドロドロになったら私が本当に辛い思いをするんだから。ちょっと分かってくれると嬉しいな」


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Last updated  February 16, 2007 02:08:11 PM
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