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ホンヤガヤマダ
小説などの紹介です。最近は冊数記録用と化している。 2021年よりTwitterにいます。
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August 7, 2007
テーマ： お勧めの一冊(464)
カテゴリ： や行-作家
出版社: 朝日新聞社出版局 (2007/04)
――幸せになりたかった。ただ、それだけを願っていた（オビより）
「福岡市内で生命保険会社に勤める２１歳の石橋佳乃が何者かに殺害され、三瀬峠に遺棄された」
「幽霊が出る」ということで有名な福岡と佐賀の間の三瀬峠。
刑事が捜査するものではなく、そこへ至った者たちの人生模様を描いている。
舞台は九州福岡、佐賀、長崎周辺。
九州独特の方言での会話がなかなか良い。
家庭環境、逆ギレ、出会い系、見栄、嘘つき。
テレビで女性が殺されたニュースが流れると「女も女なんじゃねーの」と口々に言う。多かれ少なかれ当たっていることが多いと思う。これを読むと正にそう思ってしまう…。
重い内容の中に純愛が潜む。
おススメです。
悪人 単行本
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Last updated
September 3, 2012 08:55:53 AM コメントを書く
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