へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2012年05月14日
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カテゴリ: 読書記録

ストロベリーナイト

姫川玲子シリーズ第一弾。

私は第四弾『 インビジブルレイン 』を一番先に読み、

牧田の魅力に圧倒され、その勢いで第三弾の短編集『 シンメトリー 』、

そして今回『ストロベリーナイト』を読了しました。



まずグロイ描写が多いので、苦手な方は注意が必要です。

誉田作品の『 月光 』とはまた違った不快感です。





心がけているつもり(あくまでつもり)ですが、

今回はちょっと辛口でいかせてもらおうと思います。



いままで読んだ姫川玲子シリーズの中に、

姫川の過去の事件のことがしばしば出てきました。

詳しい内容には触れられていませんでしたが、

“まぁ、大体あんなことなんだろうなぁ…”と勝手に想像しておりまして、

この本を読んでみたら “あぁ、やっぱり”でした。

(女性の過去の事件=性犯罪の被害者という路線はいい加減やめませんか?)

姫川は裁判にも出廷し、堂々と戦う場面が作中にあります。

その裁判シーンもひとつの山場なのでしょう。

確かに姫川の証言(発言)はぐっときますが、



かえってシラけてしまいます。



現実味がないといえば、捜査に関してもいえます。

こんな猟奇的な連続殺人事件の捜査を、姫川の“勘”で進めていくなんて…

若くして警部補に昇進したというふれこみなのに、

姫川の実力ってそんなものなんでしょうか?





姫川を筆頭に、登場人物に共感できません。

(姫川に共感できないのは、他の作品を読んだ時にも感じました。)

辛い事件を乗り越えて人間的に深みが出てもよさそうなのに、

姫川からはそれを感じることができません。

泣いたり、怒ったり、放心したり… 

作中ではいろいろな感情が出てきているのですが、

こちらにはまったく伝わってこないのです。

縦社会・男社会の警察の中でやっていくには仕方ないことだと思います。

が、肩に力が入りまくりで、読んでいて痛々しさすら感じます。



犯人も読んでいくうちに自然とわかってしまい、

意外性が全然ありませんでした。



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

溜め池近くの植え込みから、

ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。

警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、

これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。

捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?

クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、

辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。

人気シリーズ、待望の文庫化始動。





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最終更新日  2012年05月14日 18時43分36秒


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