へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2012年12月04日
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カテゴリ: 読書記録

下山の思想


敗戦後、経済大国となった日本。

この小さな国が、半世紀の間に奇跡的ともいえる成長を遂げたのですが、

登りつめた後に待っているのは「下る」ということ。



「下る」という言葉にはマイナスイメージがつきまといます。

・・・が、“「下山」とは諦めの行動でなく、新たな山頂に登る前のプロセス”で、

“敗戦から見事に登頂を果たした今こそ、

実り多き「下山」を思い描くべきではないか”と述べられています。



ただ、その“実り多き「下山」”とはどんなものか、

新たに登ろうとする山頂とは何なのか、





読み進めていっても内容が深まるどころか、同じ話の繰り返しが続き、

『ノスタルジーのすすめ』にいたっては、下山と何の関係があるのでしょうか。



タイトルに魅かれてこの本を手にとったのですが、

「思想」とあるからにはもっと深い言及があるのだろうと期待していました。

正直、“どこかに掲載されたエッセイをとりあえずまとめて

一冊の本にしました”という感じがしました。

(日刊ゲンダイの連載コラム『流されゆく日々』に掲載されたエッセイを

 まとめたエッセイ集らしいです。)



大事なことは、自分で考えなさいということですね。




【内容情報】(「BOOK」データベースより)

どんなに深い絶望からも人は起ちあがらざるを得ない。



それでも草木は根づき私たちは生きてきた。

しかし、と著者はここで問う。

再生の目標はどこにあるのか。

再び世界の経済大国をめざす道はない。

敗戦から見事に登頂を果たした今こそ、



「下山」とは諦めの行動でなく新たな山頂に登る前のプロセスだ、という

鮮烈な世界観が展望なき現在に光を当てる。

成長神話の呪縛を捨て、人間と国の新たな姿を示す画期的思想。



【目次】(「BOOK」データベースより)

いま下山の時代に(下るという大事なプロセス/下山しながら見えるもの ほか)/

下山する人々(法然とフランチェスコ/平安末期に流行した今様 ほか)/

いま死と病いを考える(この世で絶対的な真実/病人大国日本の憂鬱 ほか)/

大震災のあとで(言葉もなく、おろおろと/下山途中の生き地獄 ほか)/

ノスタルジーのすすめ(「時には昔の話を」のとき/古い記憶の再生装置 ほか)







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最終更新日  2012年12月04日 18時50分43秒


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