サンストーンは苦手な石の一つだった。

どちらかというとムーンストーンが好き。

ムーンストーンは優しく奥ゆかしく、サンストーンは自分勝手というイメージだった。

「自分勝手」な石ってなによ？って思うだろうが、私の印象としては「持ち主の意思と関係なく、石のパワーを貫く」感じがしていた。

石のパワーを貫かれても、ついていけないかもしれない。寄り添って、様子をうかがいながら一緒に成長していきたい、今まではそう思っていた。

サンストーンは「勝利の石」。
自信と強さを持ち、行動力を与え強い意志で勝利を勝ち取る。

どちらかというと負けず嫌いとは程遠い私としては、自分にふさわしい石とは思えなかった。

そう思いつつ、サンストーンを持つことなく過ごしてきた。

最近、特に気になりだしたサンストーン。

苦手だったはずなのに、惹かれ始めた。

それが「オレゴン サンストーン」

ぎらぎらとした強いイメージの石と違い、シャンパンカラーのその石は気高さを感じ、それに憧れた。

もともとしし座のラッキーストーンがサンストーンなのだから、今まで避けていたのも微妙なのだが、オレゴン産のその石は、自分勝手というよりも、周りを気にしない気高さを持っていた。

「周囲の喧騒に巻き込まれることなく、自分を貫き、気高くあること」

八方美人のようにまわりをうかがいながら、自分のことよりも周囲を尊重するのもいいけれど、なんとなくそれも飽きてきた。

それよりも自分の思い通りに生きていけたら。

もっと上を意識して、ハイクォリティーな自分を目指してもいいんじゃないか。

今まで考えなかった気持ちがどこからともなく湧き出てくる。

あ、もしかして、これがオレゴンサンストーンの効果なんじゃないかと心のどこかで思う。

自分勝手だと思っていたその石のパワーは、人が気づくことによって自分の中にある高い部分を殺すことなく生かしていくことだとわかる。

このレアな石は、それに気づいた人のための石なんだと思う。

こんな人ばかりだと世界がわがままな人間ばかりになってしまうのかもしれない。

だからこそレアに、誰でもそうなれると思ったら大間違い的な石であるんだろう。

どこかの女優さんのように「別に。」と言い放つほどのわがままさは持ち合わせていないけれど、それを許してしまうほどの輝きが持てたならば。

オレゴンサンストーンのシャンパンゴールドはそんな気持ちにさせてくれる。

女性に生まれた特権を、幾つになっても使えるようなそんな女性になりたいと思わせる。

実際の自分はそういうこととは縁もないのだけど、譲れない部分を忘れない、価値ある女性になっていきたい。

オレゴン サンストーン、入荷しております。

近年、原石が無くほとんど市場に出回りません。当店も在庫が無くなり次第終了となり、次回の入荷は未定です。

『Ｍｙｕ’ｓ　ｃｏｌｏｒ』 からご予約、お問い合わせください。