Go!Go!ゴーヂャスDiary

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2006.03.23
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カテゴリ: Ewan
第4回:厳しすぎる試練 モンゴル1

間が空きましたが、続きです。長過ぎて入りきらんかった。

ケガをしたかと思った。なんてこった。
「無理はするなと、注意したはずだ。」クラウディオに当たるチャーリー。「すまない。」と謝るクラウディオに「謝ることないさ、ケガがなくて良かったよ。」と言うユアンはやさしいね。「美しい風景に見とれてしまったんだ。気がついた時には大きな岩に突っ込んでた。」と言い訳するクラウディオ。
この辺、3人の性格の差が出てて面白いが、いいトリオだ

荷物入れが壊れた。転倒するには最高の場所だ、とチャーリー。
最大の問題は、フレームの一部が完全に折れたこと。レンチを添え木にして固定する。応急処置だからウラーンゴムに着いてから溶接が必要だ。
チャーリーの腕前は大したものだった、と感心するユアン。ほんと彼がいなかったらこの旅は実現しなかっただろうね。


本当にひどい道だ。ここから先が少しはマシだといいが。

湖から予定の道に出るのに、1日半もかかった。都市ではあり得ない、とビデオ日記のカメラに向かって話すユアンの、光の加減で透き通って見える瞳がとても綺麗。髪ボサボサなのに。

やっと町に到着し、バイクの修理を頼んだ。完璧な溶接だ、と感心するチャーリー。15分で完了。

しかし、フレームが折れたせいでブレーキが壊れたようだ。旅を始めて以来最大の危機。あのバイクはもう使えない。
前輪がロックしてる。何時間も費やし、修理を試みたが直らなかった。

この町に住むアメリカ人のカールと知り合った。壊れたバイクの輸送を手配してくれたお礼に、アメリカに渡ったらお姉さんの家に立ち寄り、彼が作ったメダルを届けよう。

モンゴル4日目。
国境警備隊、新兵達の訓練を見学。

市場の事情にも詳しい、カールの友達のアメリカ人がバイク探しを手伝ってくれる。
トッドは大学で英語を教えてる。こんな田舎に大学があるのも驚いたが、こういう人はどういういきさつでこんな所で先生をしてるんだろうか。

200ドル足らずでロシア製の中古が買えるが、状態が悪い。前輪ブレーキも壊れてる。故障する可能性が高い。


昔乗ってたバイクを思い出す、旧車の雰囲気だ、とユアン。でもやっぱり新車は最高だ、と羨ましがってる。

明朗会計現金払い、新車にまたがり再出発。
風が強まり、雨が降り始めた。悪路は更に過酷に。
ユアン達のBMWはいいバイクだが、かなり重いのでぬかるんだ道には弱い。だが、クラウディオの軽いロシア製は楽々と走っていた。想像以上に、運転し易いらしい。よろけても足で支えられるし。BMWは重過ぎてよろけたら終わりだ。

二人がかりでバイクを起こすユアン達。今日の悪路はぬかるんだ砂地。ほこりがないだけマシだ、と言ってみる。


今度はユアンの警告灯が点きっぱなしだ。説明書を読むがわからない。ABSが壊れた可能性がある。

サポート隊との合流はウランバートルを予定してたのに、町の前で追い付かれてしまった。

ABSの故障表示は出ていない。製作のラスと医者のヴァシリーが乗った車のABSもかなり以前から壊れた状態らしい。接触不良でも故障するので、衝撃を受けたら終わりだそうだ。この悪路じゃね。

サポート隊と合流出来て、正直かなりホッとしたチャーリー。
しかし、みんなで協力し合えるのはいいけど、2台揃って倒れるほどのぬかるみに、最悪、マジでキツいと弱音。

ユアン「なぜ走るかは問題じゃない。問題はいつ北米に着くかだ。舗装路に出ないと。」
チャーリー「こんなにキツいことは初めてだよ。」
ユアン「旅が終わったら二度とオフロードは走らない。」
チャーリー「約30キロ走るのに1時間半かかった。」
ユアン「SWが初めて夢に出て来た。オビ=ワンの姿で全裸だった。」なんでやねん。こんな状況をフォースで打破したい+自由になって走りたいって言う願望の表れなのかしらん。

ユアンの独白は続く。
「今は試練の時だ。バイクはトラブルを抱え、道は最悪でまともに走れない。それでもこの国に魅力を感じる。ここで暮らす人々や動物全てが素晴らしい。」たくさんの馬が群をなして草原を渡って行く。
「だけどあまりに過酷だ。」

ウブス湖。野営をした翌朝、お茶の招待を受けた。大自然が裏庭。家は布で作られてる。
ナッツを食べますか?と訊かれる。ナッツ?ここで「オースティン・パワーズ」を思い出した
ウソだろ・・・ホタルイカのような物が鍋の中でグツグツ煮えてる。笑う家人達と対照的に言葉をなくす一行。

牛と羊とヤギのが山ほどだ、とげんなりするチャーリー。
食えよ、やだ、とラスと言い合う。絶対に食べたくない。ユアンは食べてみたいがちょっと心配らしい。
一人一つずつ食べてみることに。小粒を頼むとか言ってるチャーリー。
今日、切り落としたのかな?とまた余計な事を言うラスの隣で、チャーリーが本気で嫌そう。この人、こういう所が意外に繊細。

まずはユアン。小物だとか言ってるし。ゲテモノ好きなんだ、と嫌そうに見るチャーリー。製作のデヴィッドも食べてみたらうまい、と言ってる。
チャーリーも食べてみたが・・・後から思い出しても吐きそう。やっぱりすぐ口から出しちゃった。ちゃんと食え、とユアンから言われても無理、と横に置いてしまった。
ラスが挑戦。頑張れ、飲み込めと言われるが、やはり吐き出してしまった。
家のお母さんも笑ってる。本当に申し訳ないと謝るチャーリー達。家人達はおじいちゃんから女の子までどんぶりで食べてる。

モンゴル風の刺繍の入った青い帽子を被り、放牧する人々を見つめるユアン。
「辺境の人々は俺達と顔が違う。家の造りも異なるし、信仰する神も違うかも知れない。でも結局のところ何も違わない。子供達を同じように愛してる。同じように食事を取る。
地球は大きくない。旅を始めて3分の1周した。ここは社会から遮断され、混乱に煩わせられることはない。俺達の社会はあまりにも混乱してる。同じ人間なのにね。」
この国で彼の中ではゆっくりと何かが変わって行っているようです。美しい夕景。

モンゴル5日目。
サポート隊と別れ、ウランバートルを目指す。
道が良くなり、ぬかるみもない。午前中は冒険家の気分で大自然の中を思うままに走り、遊牧民みたいに丘を駆け上がって行った。

でもその後、最悪の事態が。河原の砂利で転倒。先に進むと道がなくなっていた。進む道を間違い2度も同じ川を渡った。

人が通らない場所を進むのはイヤだ、とチャーリーは左の道を選んだ。引き返すことになるが仕方ない。午前は最高だったのに、午後は最悪。

だが、進む谷を間違えた。ここはどこで俺達はどこから来た?マズいな、とため息をつくチャーリー。とにかく進むしかない。

バイクが泥にハマる度に体力がどんどん奪われて行った。
更に進むと湿地帯が現れ、谷の最下部に着いた。水たまりだらけの湿原で、ぬかるみがひどく泥沼状態。まともには走れない。

まさに究極の試練だ。少しでいいから舗装路を走らせてくれ、とボヤくユアン。5速や6速のギアも使いたいし、乾いた服で走りたい。わー、これはイヤかも。
なぜ君は倒れない?とクラウディオに当たる。バイクが違う、と返され、ムカつく。また転倒し、かなり苛立った言葉。二人がかりでないとやはり起こせない。

雨が降り出しそうなので、先を急ぎたいチャーリー。湿原で雨に降られたら正に悪夢。
こんな時は、家族に会いたくなる。

全然まともに走れない。バテてるユアンは背中まで泥だらけ。
何度も転倒し、2人に迷惑をかけた。俺がもたついたせいでチャーリーまで巻き添えだ。悲観的な考えばかり浮かび、気分も落ち込んだ。手袋まで濡れてしまった。

雨が降り出した。小雨の内に少しでも前進しないと、じきに動けなくなると焦るチャーリー。
気分は?とクラウディオに訊かれ、わからない、何も感じないとユアン。

前進すると事態は悪化した。同じ川を5回も渡り、更に先へ進むとまた延々と続く湿地帯が現れた。
とてつもなく厳しかったが、とにかく必死でバイクを走らせ、気付くと涙が溢れてた、と語るチャーリー

すると突然、視界が開け、丘を登り切っていた。そしてここたどり着いた、と寝そべるチャーリーの背後には緑の丘。

今日は地獄だったよ、と言うユアンにも笑顔が戻った。いい経験になった、この旅を思い返す時、きっと笑い話になるはずだ。

南フランスでも南スペインだって行けた、行きたければメキシコにも行けた~、と節を付けるユアン。額に手を当て今日の苦労を思い返したのか、安堵の笑みが。

モンゴル6日目。
何かの動物の死骸に喰らい付くハゲタカ。大きな骨が丸ごと草原に転がってる。いくら走ってもどこにも辿り着かない。

ユアン達の110キロ南東。サポート隊の車もぬかるみにハマり、もう一台と繋いで引っ張り上げようとしている。20キロ走るのに3時間半かかった、と言うデヴィッドの乗る青いバンが、小さな傾斜を登り切れずにバックして落ちてく。

旅の途中、チベット仏教の小さな礼拝堂に寄った。神の力を借りたかった。祭壇の前に跪き、煙を頭に掛け神妙な顔で祈る二人。

馬を引いてカメラ目線で笑う二人のモンゴル人の隣で、後向きにバイクをいじるユアン。ギアが入らなくなった。
クラウディオのバイクも壊れ、完全にお手上げ状態だ。

その時、ジープに乗った地元の人達が通り掛かった。彼らは部品をバラし、修理を始めた。タバコを吸いながらテキパキと直してくおじさん達に、修理出来ない俺達はいい笑い者だ、とチャーリー。お礼にまたスコッチを。

予定ルートからも大きく外れてしまってる。南下しホワイト・レイクを迂回しようとしたが、地図を見るとあまりの遠さに愕然とした。次の目的地までは途方もない距離なのに、この数日に走ったのはごくわずか。この距離を走破するのはとうてい無理。
地図を見てると解決策が頭に浮かんだ。ロシアへ引き返し、舗装路のルートに変える。モンゴルを走るペースは、1時間最大40キロ。だが、首都までは1600キロ以上もある。

厳しい戦いから逃げ出したかったんだ、あまりに過酷だったとユアン。

クラウディオのバイクのエンジンが掛からない。
恐怖を感じてるし、走るのが苦になっている。体力も気力も限界だ、とチャーリーも頭を抱える。

眉間に皺寄せ、お手上げ状態の二人はサポート隊へ電話。
ユアン達の120キロ南東ではデヴィッドの緊張した声が。「ラスが事故った。今、現場に向かってる。」溝に落ちたようだ。
大変だ、大変だ、大変だ・・・横転している車。

状況が見えないだけに心配だし、エンジンも依然かからない。ユアンの顔も曇る。

この番組に関するニュースは こちら

大陸横断~バイクの旅
大陸横断~バイクの旅





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最終更新日  2006.03.31 19:34:42
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