からだ調律師が選ぶこの一冊

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国際ウェルネス協会認定
ＭＲＴマスターによる

静岡県伊豆の国市・三島のゆる整体
KARA-HADA-HUKURAKA
『からはだふくらか』です

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小学生の頃に『はだしのゲン』を読みました

今いちばん印象に残っている場面は

被害者の一人が

シャレコウベを進駐軍にお土産として売っていた
呪いを込めて

そこにゲンはさらに“怨”という文字を書き加えて
さらに好評になる

私にはアメリカは忌み嫌うべき存在としか
映らなくなりました

なぜ日本人が
無理やり開国させられて
原子爆弾を落とされて
各都市を空襲されて民間人を大量に殺戮され
沖縄にも上陸され“鉄の暴風”を吹き荒らされるような

そんなアメリカに羨望のまなざしを向けられるのか
まったく謎でした

父親に
「これからは英語が話せないと駄目だ」
と言われましたが
全然しゃべれるようになろうという気にもなりませんでした



何かを憎んだり
嫌ったり

ということは
まああると思います

この世から無くなれば良いのに

というものもあります

核兵器や生物兵器など様々な兵器や
そもそも戦争自体が
無くなれば良いですよね

ここで大切なことがあります
それは嫌うもの
消えて欲しいものがあったとして
それに対して「消えろ」「無くなれ」
と思うことは間違っていると言うことです

どういうことか説明しますね




野球の話
例えば少し前
“阪神ファン”
と言えば
“アンチ巨人”
だった時代があります

伝統の阪神巨人戦といっても
巨人の方が圧倒的に対戦成績は良く
そんな強い巨人に勝つことで
溜飲を下げる
のが阪神ファンの楽しみでした

この“アンチ巨人”の人たちは
巨人が無くなることを望んでいたわけではありません

むしろ巨人が強い球団として存在し続けていてくれること
こそを望んでいるのです

強い巨人を倒すことが楽しみなのですから

闘将といわれた星野仙一さんは
まったく阪神ファンで“アンチ巨人”の
代表格のような大投手でした

星野さんにとっても巨人は
倒し甲斐のある強い球団であることが
必要だったのだと思います

嫌う、という行為は
その対象に想念を送ることになり
想念は相手の存在を強くするエネルギーとなります

強く嫌えば嫌うほど
相手は存在感をどんどん増していくことになるのです

ゴキブリが嫌いな人ほど
ゴキブリが出てきたときに即座に発見するし

幽霊が怖い人ほど
あれやこれやが幽霊に見えて
ビクビクドキドキしてしまうのです

必要以上に衛生に気をつけるようになると
カラダも弱くなりますし
気疲れしてしまい
精神衛生的にも良くありません

ガンやインフルエンザなど病気を嫌えば嫌うほど
病気は存在感を増します

だからもし病気になった場合も
闘病するだけ
病気は勢力を増すのです

戦争やテロは反対すればするほど
その存在感を増していくのです

いじめや差別を良くないものだから
無くそうと皆で話題にすればするほど
嫌な事件を様々なニュースで取り上げるほどに
世の中に広まっていき存在感を増し
同じ様ないじめや差別
事件が繰り返されていくようになります

嫌いなものを思えば思うほど
そのものにエネルギーを送って
存在感を増すことになるのです

“戦争を反対してはいけない”
ということです

嫌なものを
無くしていくために
ではどうすれば良いか

それは徹底的に無視する
シカトすることです

そうすることで相手の存在は
薄くなっていきます

妖怪はもともと科学のなかった時代の
自然現象などを説明する非常に優れたものです

見えないけれど音がする
とかそういったものを分からないままにしておくと
気持ちが悪いので
なんとか説明をつけて納得しようとした機構が
妖怪でした

時代が下ると
そういった自然現象と切り離された妖怪が
生まれてきます

その最たるものが「豆腐小僧」で
これはまったく豆腐を持って立っている
だけの何をするワケでも無い
ものです

今で言う「ゆるキャラ」に
あたるのでしょうか

こういった妖怪は誰かがそれを
「想い浮かべる」ことによってしか存在しえません

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誰も想い浮かべなくなったとき
その存在は無くなります

亡くなった人たちも
想い続けることで
存在し続けることになります

エルビスプレスリーやビートルズ
美空ひばりや石原裕次郎
などは亡くなったり無くなったりしても

思い続ける人が多くいるから
その存在は輝きを減じないのです

亡くなった家族や友人たちも
想い続けていれば
みな存在し続けてくれているのです

会わなければ生きていたって
死んでいたって同じですよね

音信不通になった知人と
死んでしまった知人とは
会うことが困難である
という意味で
そんなに違いがありません

ただし存在感としては
死んでしまった友人の方が
大きいかもしれません

私たちは同じ時同じ場所にいても
それぞれ別のものを見ています

私たちが見たり聞いたり
意識するものは
各々の知識や経験、興味によって
変わるからです

野球に興味のない人に星野仙一さんの名前を出しても
ピンとこないように
妖怪に興味のない人に豆腐小僧が分からないように

知識のないもの
経験のないもの
興味のないものは
その人にとって
存在しないと等しいのです

すべての人が戦争という存在を
忘れてしまうことが
唯一戦争が無くなる方法なのです

戦争が無くなることを願うのではなく
“平和な世界”を願わなければいけないのですね

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