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nodasukaさんComments
マクドナルドが8月から、店長に残業代を支払うという。その代わりに手当を削り、賃金の総額を変えないようにするのだという。非常に姑息な方法だが、そんなに簡単な話じゃないだろう。 労働条件の不利益変更 になるからだ。
なんでも、この手のフランチャイズ商法は、店長職がやたらと多く正社員の半数以上にあたるらしい。まさに名ばかり管理職だ。外食に限らず、大手の企業でも従業員に適当な管理職名をつけて残業代を払わない会社は多いと思う。もし、労働の実態がこれまでとかわらずなら、これでは 名ばかり残業代 ・・・だね。
新聞報道では、簡単に労働条件を変更してしまえるような話になっているが、労働組合があれば、きっちり闘うべきだし、不利益変更は一方的にできるはずもなく、まして残業代金の支払いが大変だからという理由に、合理性があるとは到底思えない。
大企業ほど労基法を守らない
めちゃくちゃなことをしている会社は多いのだが、余程のことがないかぎり、労基署の監督官が臨検に行くことはない。あっても、大企業はそのあたりの逃げ方が巧妙だから、誤魔化すのはわけもないことなのだろう。
そこへいくと 中小企業における残業問題 は、大企業のそれとは随分内容が異なる。大企業では、巧妙に社員を騙くらかして、ただ働きさせるのだが、中小企業では逆で、頼んでもいない残業代金を不当に要求される・・・というケースが多い。
残業を現実にさせておいて、残業代金(割増賃金)を支払わない会社に対して、さすがにこの俺でも、やらしたのなら払うべきだと言うが、残業の指示もないのに、残業して記録を保管し、後日会社に 多額の金銭を要求する輩 とは徹底的に闘う。近年、そういう事案が増えた。
しかし、この場合、裁判上の手続きになると、まず 会社側は負ける ので、そうなるまえに 労務管理上の対策が必要 だと思う。大企業の名ばかり管理職の人には気の毒な労働者も多いけど、中小企業の労働者には、悪いヤツがなかりいるから、労働者に同情ばかりしてはいけない・・・・。このあたりのことを、どう俺らの仕事に結びつけていくか、
結局はそれが一番問題だったりして・・・・。
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