PR
Calendar
nodasukaさんComments
万年筆愛好家にとっての憧れのひとつは、自分の持っている万年筆をペンドクターと呼ばれる万年筆の専門家に診てもらって、ペン先を自分に合わせて調整してもらうことだ。
万年筆は工業製品ではあるが、ペン先の調整は熟練したペン職人が手作業でしているのである。それゆえ、ペン先には個体差があるし、また実際に万年筆を使う人に最適な調整は、こういう専門家でないと難しいのである。
ところが、ペンドクターってのは、そこらにはいない。だから、老舗百貨店等で年数回、催しとして行われるペンクリニックに、満を持して行くしかないのである。
ところが、今日、たまたま、こんな看板の家の前を通った。

通りすがりなので、かなりためらわれたが、看板が出ているのだからと思い、呼び鈴を押してしまった。すると、年配の男性が現れた。この看板を見て・・・と俺が言うと、綺麗に植栽された庭にあるテラスに案内をしてくれた。
この方は丸山和雄さんといって、この世界ではかなり名の通ったペンドクターだったのである。プロフィールを転載。
・昭和15年 東京生まれ
・昭和36年 プラチナ萬年筆(当時のプラチナ産業)入社 金属課配属。金属キャップ・胴・金輪等を担 当
・昭和47年 軸のプレス及びペン先絞り・寄せの技術指導に メキシコへ短期赴任
・昭和49年 プラチナ萬年筆台湾工場設立の為一時出向。
・平成 3年 工場部門から修理部門へ転属 渡辺らと共に手作り萬年筆製作に携わる。
・平成 9年 同社退職
金属の絞り技術を主にペン先に活用すべく
手作り萬年筆「中屋」に参画。
プラチナ萬年筆にも復帰し、平成24年迄 50年に渡り勤務を継続する。
こんな凄い職人さんが、同じさいたま市の、しかも同じ区にいたなんて意外すぎる。ここで、暫し万年筆談義をして、次の日曜日に万年筆調整をして戴く約束をして、ここを退去した。憧れのペンドクターに、こんなに簡単に診てもらうことになり、いろいろ苦労している万年筆愛好家の皆さんには申し訳ないような幸運だと思う。ますます、万年筆のディープな世界に
★箱の中のツール 2018年07月29日
★事務所旅行 2017年10月24日
★電気工事2回目完了。 2016年09月25日 コメント(2)