basukeieiさん、コメントありがとうございます。引き続き更新をがんばりますのでよろしくお願いいたします。

>「貸切バスの安全性確保に関する行政評価・監視結果に基づく勧告」、掲載させていただきます。

はい。『バス経営情報』拝見しました。正直、高速ツアーバスについても厳しいご指摘が多くあります。今この件で様々な関係者の皆様とお話をしている所です。よい方向に進めることができればと考えています。本文にも書きましたが、誰かを悪者にし続ける限り、何も変わらないと思いますが。

今後ともコメントをお待ちしています。 (2010.09.28 19:32:21)

成定 竜一~高速バス新時代~

成定 竜一~高速バス新時代~

2010.09.21
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カテゴリ: 高速ツアーバス
この夏は本当に色々なことがあって、バタバタしている間にブログの更新もついつい怠ってしまった。思い返せばバタバタの幕開けとなったのは、7月の人事で、お世話になっていた国土交通省の方々が数人、異動になってしまわれたことだ(逆に、協議会立ち上げの前後に本当にお世話になってその後他省庁に出向し長らく東京から離れていた方が本省に戻ってきたりもした)。その後、お盆の繁忙期こそ大きな問題なくクリアしたものの、お盆明けに高速ツアーバスの大きな事故があり、受託販売会社としても 高速ツアーバス連絡協議会 事務局としても対応することとなった。また数字の面では、この夏休みの取扱高の目標は対前年で約3割増であったのに対し約2割増で終わってしまい会議の度に胃が痛い。ただその中でも、首都圏~秋田県、山形県の路線が対前年2倍を越す成長で、それ以外にも首都圏~青森県や京阪神~鹿児島といった大都市と地方都市を結ぶ夜行路線が比較的好調だったのは従来からの傾向である。ちなみに秋田はウィラー・トラベルが今年から3列シート車を投入、山形はお盆の時期限定で庄内交通観光バスが高速ツアーバスに参入、青森は弘南バスの高速路線バス取扱開始や南部バスとウィラー・トラベルの提携、鹿児島は九州産交バスの高速路線バス取扱開始という風に、利用者の選択肢が目に見えて増えた路線がサイト全体でも相乗して好調であった。

そして異常に暑かった夏の最後に来たのが、総務省行政評価局により国土交通省に対して行なわれた 「貸切バスの安全性確保に関する行政評価・監視結果に基づく勧告」 であった。総務省行政評価局とは一般企業でいう「内部監査部」に当たる組織で、本件についても非常に長い期間をかけ丁寧に評価を行なってこられた。たしかにここ数年国土交通省が行なってきた規制緩和とは、事後における適切な監視とそれに対応した罰則が機能することが前提であったことは論を待たない。本ブログでも経済人@尾張藩氏から何度もコメントをいただいている通りである。その観点から厳しい指摘をされている。立場上、今回の勧告に深くコメントすることはできないが、次の2点を感じたことだけは表明しておきたい。一つは、国土交通省や観光庁の皆様にはこれまで色々とご協力、ご決断をいただいていただけに、結果としてこのような勧告が出ることになったのは、お互いに目指す形にまだ辿りつけていなかったわけであり、少なくとも単純に個人的な気持ちとして忸怩たる思いが強いこと。もう一つは、今回もまた旅行会社が悪者視されている点には大いに不満な点である。

ちなみに私たちの会社は旅行業界では鬼っ子であり、本来は私は旅行業界の意見を代弁する立場には一切ないし、代弁しようと考えたこともないI(そんなことをしたら多くの旅行会社から嗤われるかもしれない)。それでもあえてこの件を取り上げるのは以下の思いだ。「旅行会社は(企画旅行の場合)貸切バス代金を値切って、(手配旅行の場合)手数料をがっぽり取ってバス会社の儲けをさらっている」と言うのは簡単だが、旅行会社が本当に楽でおいしい事業なら、業界大手3社が揃って赤字(それも最大手は年間150億も)のはずがない。さらにこの貸切バス代金に限って言えば、公正取引委員会から旅行会社がカルテルとして摘発された例も多い。公取委は、価格競争を行なって消費者に還元しろという姿勢なのだ。それを、国交省(と、それに対して勧告する総務省)と公取委とで一貫性がないと非難することは容易である。だが、やれ旅行会社が悪い、やれ行政が悪いと、不都合なことは全て外部のせいにし続ける限り、バス業界はこのまま衰退するよりないだろうと考える。競争がありながらも安全性が強く問われる業界も、メーカーが作って販売は小売業者が担う業界も、この世の中には貸切バス業界だけではないのだ。(決して旅行会社が悪くないと言うのではなく、あるいは旅行業界の擁護のために言うのではなく)変わることができなければ衰亡への道が目に見えているバス業界自身の構造変革のために、これ以上、全てを外部環境のせいにして被害者面を続けるのは終わりにしようと言いたい。

とはいえ協議会事務局としては、本勧告中、高速ツアーバスに関する部分で「ツアーバス関係者による自主的な改善を促すこと」とされている点を肝に銘じ、従来から長い期間かけて準備を進めている改善策も足元ですぐに実現する改善策も含め、真摯に対応していきたい。

さて、季節も、そんな夏からまもなく一つ進もうとしている。特に高速路線バスの取扱を増やすという点に関しては年末にかけ大きな動きが続く。その第一号として、本日から西東京バス/四国高速バスによる八王子・新宿・横浜~高松・丸亀線 「ハローブリッジ」号 の取扱を開始した。本路線は、私自身が 新宿高速バスターミナル(通称「西口」)でのアルバイト時代 に、毎日のように見送ってきた路線である。京王本体(当時は京王帝都電鉄自動車事業部)から西東京バスに移管されたので、私たちのサイトにとっては、金沢線、そして成田空港線に次ぐ西東京バス3路線目の取扱という位置づけだが、私個人としては、自身の原点である西口を発着する路線を初めて取扱させていただけるわけで感慨深い。大きな、大きな一里塚という気がする。

バスに頭を下げる とき、涙をこらえられるかどうか、今から少し心配している。





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Last updated  2010.09.21 19:10:03
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更新  
basukeiei さん
久しぶりの更新ですね。
「貸切バスの安全性確保に関する行政評価・監視結果に基づく勧告」、掲載させていただきます。 (2010.09.27 00:55:41)

Re:更新(09/21)  
nalys  さん

元気でなによりです!!!  
経済人@尾張藩 さん
いつも、ブログを拝読しております。1か月ほどブログの更新がなかったため、「夏バテ???」などと勝手に考えておりました。

さて、今回は、総務省の国交省への勧告が触れられていました。
400ページを超える大作であるとともに、その内容は極めて緻密かつ正確な報告だと考えます。読むのは大変ですが、バスに関心がある人は一読すべきものだと思います。

私はこの報告書で指摘された課題はもっともだと考えます。貸切バスだけに限らず、バス業界の健全な発展を考えた場合、その関係する者はこの勧告を謙虚に受け止めるべきしょう。特に監督官庁である国土交通省は猛省すべきです。変な言い方ですが、他省から「イチャモン」をつけられることを、「悔しい」と思ってもらわなければなりません。

業界の発展は、健全な市場ルールが維持されて、初めて持続性と革新性が維持できると考えます。これを機に「何かが」変わることを期待します。 (2010.09.29 00:46:02)

Re:元気でなによりです!!!(09/21)  
nalys  さん
経済人@尾張藩さん、コメントありがとうございます。ずいぶんサボってしまい申し訳ありません。なんか、一度途切れると復活のタイミングを図りあぐねてしまいまして。

さて今回の勧告、私の手元にはちゃんと製本された現物が届いています。本当に、ずっしりとした重みを感じます。

私が感じるのは、これは「貸切バス業界としての問題」ということです。その意味は、一つには高速ツアーバスだけの問題ではないという意味でありますが、それ以上に、貸切バス関係者自身の将来のために、自分たち自身の問題として、旅行会社や行政を悪者にして責任逃れするのは許されない、という点です。そして逆に、誰かがこれをうまく活用して事実上の規制強化が行なわれれば、結局長い目で見るとバス業界全体の活力も失われる、という強い懸念があります。

せっかく業界の発展のために需給調整の撤廃が行なわれそのメリットを享受している以上、それを守るためにも、貸切バス関係者は自らを律し続けないといけないと思います。まったくご指摘の通りだと思います。

引き続きコメントをお待ちしています。 (2010.09.29 19:20:00)

Re:元気でなによりです!!!(09/21)  
経済人@尾張藩 さん
nalysさん、早速コメントいただき、ありがとうございます。
>私が感じるのは、これは「貸切バス業界としての問題」ということです。
この点は、同感です。私のコメントでは「バス業界」と表現しましたが、路線バスはまた違った課題があるので、ここでは「貸切バス業界」と限定すべきでしたね。
>せっかく業界の発展のために需給調整の撤廃が行なわれそのメリットを享受している以上、それを守るためにも、貸切バス関係者は自らを律し続けないといけないと思います。
この点も全く同感です。ただし、貸切バス事業者の全てがコンプライアンスを意識しているかといえば、悲しいかな、そうではないわけで、少なくとも法令順守の状況を監視する仕組みはきちんと構築すべきだと考えます。その意味で、貸切バス事業という事業の定義を決めた道路運送法を所管する国交省にはもう少し頑張ってもらう必要があると考えます。
ただ、一方的に行政が悪いとは考えておらず、貸切バス業界も自らを律する仕組みを作るべきとも考えます。そういった意味からいえば、不健全な企業が市場から淘汰される仕組みが必要でしょうね。 (2010.09.30 00:13:08)

Re[1]:元気でなによりです!!!(09/21)  
nalys  さん
経済人@尾張藩さん、コメントありがとうございます。返信が遅れ申し訳ありません。

>貸切バス事業者の全てがコンプライアンスを意識しているかといえば、悲しいかな、そうではないわけで、

はい。同感です。安全性が強く問われる産業、一例で言えば「口に入れる」食品、ましてや医薬品。激しい競争の中にありますし、特に大手流通業者に納品して販売を任せている食品メーカーなどコスト低下への圧力も相当強いでしょう。逆に厚労省や保健所がしょっちゅう、バスで言う「監査」を行なっているとは思えません。が、ごく稀に事件は起こるものの違法な原料を使ったりする例はほぼ無いと思います(そのはず…)。バスの場合、旅行会社も含めたみんなの問題ですし、誰のためにちゃんとしないといけないのかと言えば、バス事業者自身のためだと思います。そのことを、バス事業者自身のために、説き続けたいと考えています。

またコメントをお待ちしています。
(2010.10.04 19:22:23)

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