バンコクのマイナー博物館シリーズ第二弾
「切手博物館」です。
BTS・サパーンクワーイ駅から徒歩0分。
駅前にあるサムセンナイ郵便局の裏手のビルの2階にある小さなミュージアムです。
←BTSのホームからもよく見える
何をかくそう、私は小中学生の頃、切手収集が趣味でして・・・
といっても、新しい記念切手が出るたびに1枚ずつ買ったりとか、家に送られてきた手紙に、珍しい切手が張ってあれば切り取ったり・・・とかその程度。
ま、子供ですからそんなもんです。
確か中学の後半頃にはもう集めてなかったと思いますが、
今でも切手というのは気になる存在で、クリスマスカードなどを出す時には
できるだけ記念切手を貼って出すようにしているんです。
そんなわけで、サパーンクワーイの駅のホームからいつも見える
「サムセンナイ切手博物館」
の大きな看板が、いつも気になっていながら、
これまで足を運んだことがありませんでした。
が、最近、久しぶりにココの郵便局まで出向き、記念切手を買おうとしたところ、
「記念切手の販売は、裏の切手博物館の2階までお願いします」という張り紙が・・・・
うーん、ちと面倒くさいけど、この機会に切手博物館にも見て来られるし、
一石二鳥!(なのか?)ということで、遂に気になるスポット・切手博物館に潜入
ここが入口。
中は明るくて、かなりきれいな感じ。この前の鉄道博物館とは対照的だなあ。。。
しかし。
これで一つまたブログネタができたわい、うっしっし、という期待もむなしく。
・・・・サクラ、チル。
いや、あの、切手の所蔵数はかなり多いみたいなんですよ。
いろんな切手の初日カバーとか、世界各国の切手とか、タイの切手の原画とか、
なかなか貴重な資料もあります。
ただ、所蔵資料に比べて展示スペースが狭いせいなのか、それらのほとんどが大きな
パネルに入っていて、見る人はそのパネルを1枚1枚よっこらしょと引っ張り出しては
見て、またしまって、それから次の1枚をまた引っ張り出して・・・・とかな~り面倒くさい
さらに、たとえば「世界の切手」のコーナーで、日本の切手を見たい場合には、
一応アルファベット順で並んでいるパネルの中から、「このへんがJ?」という見当をつけて、よいしょ!と引っ張り出さなきゃいけないので、よほどカンがよくない限り、
お目当てのパネルにたどりつくまでに、数枚出したり入れたりしないといけない・・・・
はあ、面倒くさ。
そんな感じで、すぐに飽きてしまってそそくさと退場しようとしたところ。
ふと気になった展示がひとつ。
常設展示ではなくて、特別企画じゃないかと思うのだけれど、
シリントーン王女に関する展示。
「コレクターのプリンセス」
という言葉が目に入って、一瞬おや?と思ったのでした。
王様からの信望も厚く、国民からも敬愛されているシリントーン王女。
その王女様も「切手コレクター」だった?!
意外に思って説明を読んでみると、
シリントーン王女はひいおじいさんのラーマ5世と、おじいさんのマヒドン殿下から、切手のコレクションを受け継いだのだそう(お父上の現・王様は切手に興味なし?)
ご自身も子供のころから、珍しい切手を集めるのがお好きだったとのこと。
また、公務などで海外や国内の地方に出かけた際には、旅先での出来事などを絵葉書に記して切手を貼り、バンコクの宮殿・ご自分自身宛に投かん。
これらのことから、郵便とか切手関係のイベントにはシリントーン王女が王室の代表として出席されることが多く、自らのコレクションを展示用に出品されることもあるのだとか。
ははあ~、それで「コレクターのプリンセス」。
確かに小学生時代の私よりは、何倍も気合が入った切手収集家のようです。
王女様直筆の葉書のコピーの展示もありました。
で、でも・・・・・・読めない・・・・
プリンセスといえども、手書きのタイ文字、おそるべし。
←2000年、カンボジアから投かん
1992年、アメリカにて、ポストに投函中
切手博物館自体はイマイチだったけれど、このシリントーン王女のエピソードはワタシ的には面白かったので、ま、良しとしましょうかね。。。
切手博物館(Samsennai Philatelic Museum)
開館:水-日: 08:30-16:30 入場無料
BTSサパーンクワーイ駅前のサムセンナイ郵便局裏手の
The Communications Authority of Thailand のビル2階
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