4月はちょっと少なめ。でもどれも濃い作品ばかりでした。
4月の鑑賞メーター
観た時間:440分
マンデラの名もなき看守 [DVD]
じんわりと心に沁み入る良い映画でした。南アフリカ、アパルトヘイト政策下で、投獄されていたマンデラと、彼の看守をする事になった白人男性との交流を描いています。実話を元にした作品。これがたかだか30年前の話なんだなぁ。黒人の肩を持つだけで酷い嫌がらせを受けるような時代。人種の壁を乗り越えて二人が友情を築いていく様は、胸に静かな温かさを残しました。
鑑賞日:04月25日 監督: ビレ・アウグスト
縞模様のパジャマの少年 [DVD]
予想外のラストに呆然としてしまった・・・ドイツ人の軍人の息子ブルーノと、ユダヤ人の少年シュムールとの出会い。子供の目から見れば何故彼らが収容され、虐殺されているのか全く理解できなかったことでしょう。ただ友達になりたかった、それだけなのに。シンプルなストーリーながら、ここまで深く胸に突き刺さり深い余韻を残す映画は久しぶり。子役二人の演技があまりにも自然で、引きこまれてしまいました。最後に、ブルーノ父は何を思ったんだろうか・・・
鑑賞日:04月18日 監督: マーク・ハーマン
きみがぼくを見つけた日 [DVD]
タイムトラベル物。原作が好きだったので迷わず観賞。前半は、クレアにもヘンリーにも感情移入できませんでしたが、子供のエピソードが出てくる後半は俄然面白くなります!最後は、切なくてやるせなくて涙が止まらなかった・・・。色々端折っている部分はありましたが、主演二人がハマリ役で(特にエリック・バナは意外!)面白く観られました。
鑑賞日:04月10日 監督: ロベルト・シュベンケ
獣の奏者 エリン 第7巻 [DVD]
本来人間と馴れ合う事のできない王獣。でもエリンとリランの関係を見ていると、決して人間への恐怖から縛りつけているのではないのが感じられて嬉しい。ラスト、随分とエリンの顔立ちが変わっていたけど!?次回はまた大きな展開がありそうで楽しみです。イアルはいずこへ~~
鑑賞日:04月03日 監督:
一番印象に残ったのは 「縞模様のパジャマの少年」
かなぁ。
ドイツ軍人の幼い息子の視点から、ユダヤ人へのホロコーストが描かれています。
家の近くにユダヤ人の収容所があるが、少年はそれが何を意味するのか分からない。
ある日、フェンスの向こう側に座っていたユダヤ人の少年と出会う。
歳の近い二人は、大人の事情なんて関係なく友達になる。当たり前だよねぇ。
でも、二人の間にあるのは有刺鉄線…。
ナチスを、単に悪者と描いていないんですよねぇ、この映画。
軍人家族だって、温かい家族がある、人を愛する気持ちがある。
心の底で痛みを覚えながらも、ユダヤ人に対する嫌悪を募らせる家族は、とても痛々しい。
衝撃的なラストには言葉も出ませんでした!
重たいですが、とても良い映画です。これがもともと児童文学なんてねぇ…
11月☆観賞メーターまとめ(2) 2011.12.23
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